小学理科小学3年生物理

ものの重さ|形を変えても重さは同じ・体積が同じでも種類でちがう【小3理科】

小3理科の「ものと重さ」を図解でやさしく。ねんどは形を変えても重さは変わらないこと、同じ大きさ(体積)でも鉄・木・発泡スチロールで重さがちがうこと、てんびんでのくらべ方まで、図と実験例でわかります。中学の「密度」へとつながります。

このページのゴール

「ものの形を変えても重さは変わらないこと」と「同じ体積でも種類がちがえば重さがちがうこと」を理解し、てんびんやはかりで重さをくらべられるようになる。

「大きいほうが重い」——そう思っていませんか? じつは、大きさ(体積)と重さは別ものです。この単元では、「形を変えても重さは変わらない」「同じ大きさでも種類で重さがちがう」という2つの大事なことを、図で確かめていきます。ここがわかると、中学の「密度」もスッと入ってきます。

形を変えても、重さは変わらない

ねんどのかたまりを、丸めたり、平らにのばしたりしても、重さは変わりません。形が変わっても、ものの量(つぶの数)は同じだからです。

丸めたねんどのばしたねんどてんびんは水平 → 重さは同じ

形がちがっても、てんびんは水平のまま。形を変えても、重さは変わらないのです。水をコップから別のコップに移しても、こおらせても、重さが変わらないのと同じです。

理解チェック①

同じ大きさ(体積)でも、種類がちがえば重さがちがう

つぎは、同じ大きさのものをくらべます。同じ大きさのつみ木でも、鉄・木・発泡スチロールでは、重さがまったくちがいます。

同じ大きさでも…発泡スチロール重い鉄の側が下がる

同じ大きさなのに、てんびんは鉄の側が下がります。重い順は 鉄 > 木 > 発泡スチロール。同じ体積でも、ものの種類によって「つまり方」がちがうので、重さがちがうのです。

セナちゃんのアイコン
セナ

同じ大きさなのに、なんで重さがちがうの? ふしぎ!

ホクト先生のアイコン
ホクト先生

ものは、目に見えない小さなつぶが集まってできているんだ。鉄は、そのつぶがぎゅっとたくさんつまっているから重い。発泡スチロールは、中にすき間(空気)が多くてつぶが少ないから軽い。同じ大きさの箱でも、ぎっしりつめた箱とスカスカの箱で重さがちがうのと同じだよ。この「同じ体積での重さのちがい」を、中学では密度というよ。

理解チェック②

重さは「てんびん」や「はかり」でくらべる

重さは、目で見た大きさではわかりません。てんびんはかりを使ってくらべます。

やり方

  1. てんびん…左右の皿にものをのせ、下がったほうが重い。つり合えば同じ重さ。
  2. はかり(数字で出るはかり)…のせると重さがg(グラム)やkgの数字でわかる。
  3. くらべるときは、同じ大きさにそろえると、種類による重さのちがいがよくわかる。
重い軽い下がったほうが重い

数字で出るはかりなら、「鉄のつみ木は60g、木のつみ木は8g」のように、重さをはっきりくらべられます。同じ大きさにそろえてはかるのが、くらべ方のコツです。

理解チェック③

よくある間違い

よくある間違い

まちがい

「大きいほうが重い」「形を大きく広げると重くなる」と、見た目の大きさで重さを決めてしまう

正しい

重さは大きさとは別もの。形を変えても重さは同じ。同じ大きさでも種類で重さはちがう(鉄は重い・発泡スチロールは軽い)

大きな発泡スチロールより、小さな鉄のかたまりのほうが重いことはよくあります。「大きい=重い」ではありません。重さはてんびん・はかりでたしかめましょう。

やってみよう(練習問題)

✏️ やってみよう①(基本:形と重さ)

200gのねんどがあります。

  1. このねんどを、半分の大きさに見えるくらいギュッと丸めました。重さは何g?
  2. このねんどを、うすく大きく広げました。重さは何g?
答えと解説を見る
  1. 200g(丸めても、ものの量は変わらない)
  2. 200g(広げても、重さは変わらない)

形をどう変えても、ねんどの量は同じなので、重さはずっと200gです。

✏️ やってみよう②(標準:同じ大きさでくらべる)

同じ大きさの立方体を、てんびんの左右にのせます。

  1. 左に「鉄」、右に「木」をのせると、どちらが下がる?
  2. 左に「発泡スチロール」、右に「鉄」をのせると、どちらが下がる?
答えと解説を見る
  1. 左(鉄)が下がる。同じ大きさなら鉄のほうが重い。
  2. 右(鉄)が下がる。発泡スチロールは軽く、鉄は重い。

同じ大きさのときは、いつも 鉄 > 木 > 発泡スチロール の順に重くなります。

✏️ やってみよう③(応用:大きさと重さは別もの)

つぎの文が正しければ◯、まちがっていれば×をつけましょう。

  1. 「大きいものほど、いつも重い」
  2. 「同じ体積なら、鉄は発泡スチロールより重い」
  3. 「ねんどを細長くのばすと、重さが軽くなる」
答えと解説を見る
  1. ×…大きさと重さは別もの。大きな発泡スチロールより、小さな鉄が重いこともある。
  2. …同じ体積なら、つぶがぎっしりの鉄が重い。
  3. ×…形を変えても重さは変わらない。

「大きさ(体積)」と「重さ」は、いつも同じとはかぎらない——これがこの単元のいちばん大事なところです。

おうちの方へ

「ものと重さ」のつまずきは、ほぼ2つです。1つは**「形を変えると重さが変わる」という思いこみ**。ねんどや粘土を一緒に丸めたり広げたりして、はかりの数字が変わらないことを見せると一発で納得します。もう1つは**「大きいほうが重い」という思いこみ**。同じ大きさの鉄と発泡スチロール(または木)を持ちくらべさせると、「大きさと重さは別もの」が体でわかります。ここでの「同じ体積での重さくらべ」は、中学の密度に直結します。数字で出るはかりがあれば、身のまわりのものをいろいろはかって「予想→確かめ」を遊び感覚でやってみてください。

ものの重さは、「形を変えても変わらない」「同じ大きさでも種類でちがう」——この2つが芯です。見た目の大きさにだまされず、てんびん・はかりで確かめる。この考え方が、中学の密度や、理科ぜんたいの土台になります。

📌 1分まとめ(声に出して読もう)

  • ものの形を変えても、重さは変わらない(ねんどを丸めても、のばしても同じ)。
  • 同じ体積(同じ大きさ)でも、ものの種類がちがえば重さがちがう(鉄は重く、発泡スチロールは軽い)。
  • 重さは、目で見た大きさではなく てんびん・はかりでくらべる。
  • 「大きいほうが重い」とはかぎらない。大きさ(体積)と重さは別もの
  • 「同じ体積でのくらべ」は、中学の密度へとつながる考え方。

よくある質問

ものと重さの大事なきまりは何ですか?

「ものの形を変えても、重さは変わらない」「同じ体積(大きさ)でも、ものの種類がちがえば重さがちがう」という2つのきまりです。ねんどは丸めてものばしても重さは同じで、同じ大きさでも鉄は重く、発泡スチロールは軽くなります。重さは見た目ではなく、てんびんやはかりでくらべます。

なぜ同じ大きさなのに、鉄と発泡スチロールで重さがちがうの?

ものは目に見えない小さなつぶが集まってできていて、種類によって「つまり方」がちがうからです。鉄はつぶがぎゅっとたくさんつまっているので重く、発泡スチロールは中にすき間(空気)が多くてつぶが少ないので軽いのです。この「同じ体積での重さのちがい」を、中学では密度として学びます。

ねんどの形を変えると、重さも変わるの?

変わりません。形が変わっても、ものの量(つぶの数)は同じだからです。100gのねんどは、丸めても、うすくのばしても100gのままで、てんびんにのせると水平につり合います。水をべつのコップに移しても、こおらせても、重さが変わらないのと同じです。

「大きいものほど重い」というのは正しいですか?

正しくありません。大きさ(体積)と重さは別ものです。大きな発泡スチロールより、小さな鉄のかたまりのほうが重いことはよくあります。重さは目で見た大きさで決めず、てんびん(下がったほうが重い)や、gやkgの数字が出るはかりで確かめましょう。

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