小学理科小学3年生物理
ものの重さ|形を変えても重さは同じ・体積が同じでも種類でちがう【小3理科】
小3理科の「ものと重さ」を図解でやさしく。ねんどは形を変えても重さは変わらないこと、同じ大きさ(体積)でも鉄・木・発泡スチロールで重さがちがうこと、てんびんでのくらべ方まで、図と実験例でわかります。中学の「密度」へとつながります。
◎このページのゴール
「ものの形を変えても重さは変わらないこと」と「同じ体積でも種類がちがえば重さがちがうこと」を理解し、てんびんやはかりで重さをくらべられるようになる。
「大きいほうが重い」——そう思っていませんか? じつは、大きさ(体積)と重さは別ものです。この単元では、「形を変えても重さは変わらない」「同じ大きさでも種類で重さがちがう」という2つの大事なことを、図で確かめていきます。ここがわかると、中学の「密度」もスッと入ってきます。
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形を変えても、重さは変わらない
ねんどのかたまりを、丸めたり、平らにのばしたりしても、重さは変わりません。形が変わっても、ものの量(つぶの数)は同じだからです。
形がちがっても、てんびんは水平のまま。形を変えても、重さは変わらないのです。水をコップから別のコップに移しても、こおらせても、重さが変わらないのと同じです。
✓理解チェック①
同じ大きさ(体積)でも、種類がちがえば重さがちがう
つぎは、同じ大きさのものをくらべます。同じ大きさのつみ木でも、鉄・木・発泡スチロールでは、重さがまったくちがいます。
同じ大きさなのに、てんびんは鉄の側が下がります。重い順は 鉄 > 木 > 発泡スチロール。同じ体積でも、ものの種類によって「つまり方」がちがうので、重さがちがうのです。
同じ大きさなのに、なんで重さがちがうの? ふしぎ!
ものは、目に見えない小さなつぶが集まってできているんだ。鉄は、そのつぶがぎゅっとたくさんつまっているから重い。発泡スチロールは、中にすき間(空気)が多くてつぶが少ないから軽い。同じ大きさの箱でも、ぎっしりつめた箱とスカスカの箱で重さがちがうのと同じだよ。この「同じ体積での重さのちがい」を、中学では密度というよ。
✓理解チェック②
重さは「てんびん」や「はかり」でくらべる
重さは、目で見た大きさではわかりません。てんびんやはかりを使ってくらべます。
→やり方
- てんびん…左右の皿にものをのせ、下がったほうが重い。つり合えば同じ重さ。
- はかり(数字で出るはかり)…のせると重さがg(グラム)やkgの数字でわかる。
- くらべるときは、同じ大きさにそろえると、種類による重さのちがいがよくわかる。
数字で出るはかりなら、「鉄のつみ木は60g、木のつみ木は8g」のように、重さをはっきりくらべられます。同じ大きさにそろえてはかるのが、くらべ方のコツです。
✓理解チェック③
よくある間違い
✕よくある間違い
「大きいほうが重い」「形を大きく広げると重くなる」と、見た目の大きさで重さを決めてしまう
重さは大きさとは別もの。形を変えても重さは同じ。同じ大きさでも種類で重さはちがう(鉄は重い・発泡スチロールは軽い)
大きな発泡スチロールより、小さな鉄のかたまりのほうが重いことはよくあります。「大きい=重い」ではありません。重さはてんびん・はかりでたしかめましょう。
やってみよう(練習問題)
✏️ やってみよう①(基本:形と重さ)
200gのねんどがあります。
- このねんどを、半分の大きさに見えるくらいギュッと丸めました。重さは何g?
- このねんどを、うすく大きく広げました。重さは何g?
答えと解説を見る
- 200g(丸めても、ものの量は変わらない)
- 200g(広げても、重さは変わらない)
形をどう変えても、ねんどの量は同じなので、重さはずっと200gです。
✏️ やってみよう②(標準:同じ大きさでくらべる)
同じ大きさの立方体を、てんびんの左右にのせます。
- 左に「鉄」、右に「木」をのせると、どちらが下がる?
- 左に「発泡スチロール」、右に「鉄」をのせると、どちらが下がる?
答えと解説を見る
- 左(鉄)が下がる。同じ大きさなら鉄のほうが重い。
- 右(鉄)が下がる。発泡スチロールは軽く、鉄は重い。
同じ大きさのときは、いつも 鉄 > 木 > 発泡スチロール の順に重くなります。
✏️ やってみよう③(応用:大きさと重さは別もの)
つぎの文が正しければ◯、まちがっていれば×をつけましょう。
- 「大きいものほど、いつも重い」
- 「同じ体積なら、鉄は発泡スチロールより重い」
- 「ねんどを細長くのばすと、重さが軽くなる」
答えと解説を見る
- ×…大きさと重さは別もの。大きな発泡スチロールより、小さな鉄が重いこともある。
- ◯…同じ体積なら、つぶがぎっしりの鉄が重い。
- ×…形を変えても重さは変わらない。
「大きさ(体積)」と「重さ」は、いつも同じとはかぎらない——これがこの単元のいちばん大事なところです。
家おうちの方へ
「ものと重さ」のつまずきは、ほぼ2つです。1つは**「形を変えると重さが変わる」という思いこみ**。ねんどや粘土を一緒に丸めたり広げたりして、はかりの数字が変わらないことを見せると一発で納得します。もう1つは**「大きいほうが重い」という思いこみ**。同じ大きさの鉄と発泡スチロール(または木)を持ちくらべさせると、「大きさと重さは別もの」が体でわかります。ここでの「同じ体積での重さくらべ」は、中学の密度に直結します。数字で出るはかりがあれば、身のまわりのものをいろいろはかって「予想→確かめ」を遊び感覚でやってみてください。
ものの重さは、「形を変えても変わらない」「同じ大きさでも種類でちがう」——この2つが芯です。見た目の大きさにだまされず、てんびん・はかりで確かめる。この考え方が、中学の密度や、理科ぜんたいの土台になります。
📌 1分まとめ(声に出して読もう)
- ものの形を変えても、重さは変わらない(ねんどを丸めても、のばしても同じ)。
- 同じ体積(同じ大きさ)でも、ものの種類がちがえば重さがちがう(鉄は重く、発泡スチロールは軽い)。
- 重さは、目で見た大きさではなく てんびん・はかりでくらべる。
- 「大きいほうが重い」とはかぎらない。大きさ(体積)と重さは別もの。
- 「同じ体積でのくらべ」は、中学の密度へとつながる考え方。
よくある質問
ものと重さの大事なきまりは何ですか?
「ものの形を変えても、重さは変わらない」「同じ体積(大きさ)でも、ものの種類がちがえば重さがちがう」という2つのきまりです。ねんどは丸めてものばしても重さは同じで、同じ大きさでも鉄は重く、発泡スチロールは軽くなります。重さは見た目ではなく、てんびんやはかりでくらべます。
なぜ同じ大きさなのに、鉄と発泡スチロールで重さがちがうの?
ものは目に見えない小さなつぶが集まってできていて、種類によって「つまり方」がちがうからです。鉄はつぶがぎゅっとたくさんつまっているので重く、発泡スチロールは中にすき間(空気)が多くてつぶが少ないので軽いのです。この「同じ体積での重さのちがい」を、中学では密度として学びます。
ねんどの形を変えると、重さも変わるの?
変わりません。形が変わっても、ものの量(つぶの数)は同じだからです。100gのねんどは、丸めても、うすくのばしても100gのままで、てんびんにのせると水平につり合います。水をべつのコップに移しても、こおらせても、重さが変わらないのと同じです。
「大きいものほど重い」というのは正しいですか?
正しくありません。大きさ(体積)と重さは別ものです。大きな発泡スチロールより、小さな鉄のかたまりのほうが重いことはよくあります。重さは目で見た大きさで決めず、てんびん(下がったほうが重い)や、gやkgの数字が出るはかりで確かめましょう。