中学数学(1年生〜3年生)
学年を選ぶと、その学年の単元一覧と、つまずきが集中する箇所が見られます。
中学数学は、数と式・関数・図形・データの活用の4分野を3年間で積み上げます。中1の正負の数と文字式が全分野の土台になり、中2の一次関数と証明、中3の因数分解・平方根・三平方の定理へと発展します。小学校の算数とつながっているので、原因が小学校の単元にあることも珍しくありません。各ページには、小学校の該当単元へ戻るリンクを置いています。
学年からえらぶ
中学数学でつまずきが集中する3か所
3年間のどこで止まるかは、おおむね次の3か所に分かれます。
!1. 記号のルール(中1)
負の数の符号処理と文字式のまとめ方です。-3-(-5)で崩れる、3a+2bを5abにしてしまう、という形で表れます。理解不足ではなく記号に慣れていないだけのことが多いので、正負の数と文字と式を短期間に集中して扱うと落ち着きます。
!2. 関数と証明(中2)
「数学だけ急に下がった」と感じる学年です。原因は一次関数と証明のどちらかに寄ります。関数は表・式・グラフを行き来できているか、証明は書き出しの型を持っているかで切り分けられます。
!3. 道具の使いどころ(中3)
定理は覚えているのに、どの図で使うか判断できない状態です。因数分解は共通因数を先に出す手順、三平方の定理は直角三角形を探す(または垂線を引いて作る)手順を、公式とセットで身につけます。
小学校の単元に戻す判断
中学の内容で止まっているとき、次のどれかに当てはまれば小学校の単元へ戻したほうが早く終わります。
- 方程式の途中で分数が出ると手が止まる。→ 小5・小6の分数の四則。
- 比例・反比例や関数の文章題で、割合の判断ができない。→ 小5の割合と単位量あたり。
- 図形の面積・体積の計算で単位を落とす。→ 小4〜小6の面積・体積の単位。
症状から原因を探したいときはつまずき逆引き、用語の意味を確認したいときは用語辞典を使ってください。
よくある質問
中学に入って急に数学ができなくなりました。原因はどこですか?
多いのは、負の数の符号処理と文字式の2つです。どちらも理解不足より記号のルールに慣れていないことが原因なので、扱う量が増えると落ち着きます。それでも止まる場合は、小学校の分数の四則と割合が残っていないかを確認してください。
小学校の単元まで戻るのは、遠回りになりませんか?
遠回りにはなりません。中1の方程式で手が止まる原因は、移項の理解ではなく分数計算の遅さであることがよくあります。土台の計算に時間を取られている状態では、新しい単元をいくら進めても定着しません。
証明はどう教えると書けるようになりますか?
型から入るのが早いです。仮定として使える条件を図に書き込み、使う合同条件を先に決め、その条件に必要な等しい辺・角を集める、という順で書かせます。思いつきで書き始めると必ず途中で止まります。
高校入試に向けて、優先度の高い単元はどこですか?
因数分解と三平方の定理です。どちらも単独の問題としても、他の単元を解くための道具としても出ます。関数と図形の融合問題は、一次関数(中2)と相似(中3)が土台になります。