中2「一次関数」をやさしく攻略

一次関数 y=ax+b は、グラフが直線になる関数。傾き a と切片 b の意味を図でつかめば、グラフも式の求め方も一気にわかります。入試・定期テストの超頻出単元です。

この単元のゴール

傾きと切片の意味を理解し、一次関数のグラフをかき、条件から式を求められるようになる。

学ぶ順番(このとおり進めばOK)

つまずき診断:どこで止まっていますか

一次関数のつまずきは、傾きと切片が何を表しているかがあいまいなまま、式やグラフの操作に入ってしまうことから起きます。

  • y=ax+b の a と b の意味が言えない → a(傾き)は「x が1増えると y がいくつ増えるか」、b(切片)は「x=0 のときの y」=スタート地点。一次関数とはへ。
  • グラフがかけない → 切片 b に点を打ち、そこから「右に1、上に a」で2点目。2点あれば直線は引けます。グラフのかき方へ。
  • 傾きが分数のときに手が止まる → 傾き 2/3 は「右に3、上に2」。分母が右、分子が上です。
  • 「式を求めなさい」で何をすればいいか分からない → 求めるのは a と b の2つだけ。傾きと1点/2点、どちらの情報が与えられているかで手順が決まります。式の求め方へ。
  • 比例との関係が整理できていない → 比例 y=ax に「+b」がついてスタート地点が動いただけ。比例は一次関数の特別な場合(b=0)です。

一次関数は、中学関数のセンター

よくある質問

傾きは、どうやって求めるの?

傾き= y の増加量 ÷ x の増加量です。2点が分かっていれば、y の差を x の差でわるだけ。たとえば (1, 3) と (4, 9) を通るなら、(9−3)÷(4−1)=2 が傾きです。「変化の割合」と呼ばれることもありますが、一次関数では傾きと変化の割合は同じものです。

「切片」って結局なに?

グラフが y 軸と交わる点の y の値です。式でいうと x=0 を代入したときの y、文章題でいうと「スタート時点の量」にあたります。たとえば「最初に水が5L入っていて、毎分2Lずつ増える」なら y=2x+5 の5が切片。最初の量=切片、増え方=傾き、という対応で文章題が式にできます。

式の求め方の手順は、パターンで覚えるべき?

2パターンだけ覚えれば十分です。①傾きと1点が分かっている→ y=ax+b に傾きと点の座標を代入して b を求める。②2点が分かっている→まず2点から傾きを計算し、①に帰着させる。どちらも最後は「代入して b を出す」に合流します。「グラフから読み取る」問題も、切片と傾きを読めば①と同じです。

おうちの方へ

一次関数は高校数学まで含めていちばん再登場回数の多い単元です。ここでのつまずきは放置せず、時間をかける価値があります。

理解の確認には「携帯の料金プラン」が最適です。「基本料金1000円で、1GBごとに300円なら、式はどうなる?」——基本料金が切片、増え方が傾き。生活の言葉で言い換えられれば、本当に理解できています。

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