一次関数とは?(傾きと切片)
一次関数y=ax+bの意味を、直線グラフの図でわかりやすく解説。傾きa(変化の割合)と切片bが、グラフのどこを表すのかが直感的にわかります。
◎このページのゴール
一次関数y=ax+bの意味を理解し、傾きaと切片bがグラフで何を表すかを説明できるようになる。
——一次関数のグラフはまっすぐな直線。カギは2つの数字、傾き と 切片 の意味です。これが図でわかれば、一次関数はほぼ攻略できます。
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一次関数とは
が の一次式で表される関数を一次関数といい、 の形をしています。グラフは直線になります。
傾き a=「右に1で上にa」
傾き は、グラフのかたむき具合。xが1増えると、yが a 増えることを表します。
上の なら、 なので「右に1進むと上に2上がる」。だから直線は右上がりです。
✓コツ
- → 右上がりの直線
- → 右下がりの直線
- の絶対値が大きいほど、急なかたむき
切片 b=「y軸との交点」
切片 は、 のときの の値。グラフが y軸と交わる点の高さです。 なら で、点 を通ります。
a と b、どっちがどっちか混乱しそう…
「a=傾き(angle・かたむき)」「b=スタート地点(y軸の高さ)」と覚えよう。式 の についている数が傾き、ぽつんと足されている数が切片だよ。
✓理解チェック①
変化の割合は一定
一次関数では、変化の割合( の増加量 ÷ の増加量)はいつも で一定です。これが放物線(y=ax²)とのちがい。
例: で が3増えれば、 は 増える。
✓理解チェック②
やってみよう(練習問題)
✏️ やってみよう①(基本:傾きと切片を読む)
式から傾きと切片を読み取りましょう。
- の傾きと切片は?
- 切片が0の一次関数は、何という関数?
答えと解説を見る
- 傾き 、切片 (確かめ: の係数が傾き、定数が切片)
- (比例)。比例は切片が0の一次関数の特別な場合
✏️ やってみよう②(標準:向きと変化の割合)
グラフの向きと、yの増え方を考えましょう。
- のグラフは右上がり?右下がり?
- で、 が3増えると はいくつ増える?
答えと解説を見る
- 傾きが正()なので右上がり
- 傾き(変化の割合)が5なので、 増える(確かめ: で 、 で 。差は ◎)
✏️ やってみよう③(応用:料金プランを式にする)
身近な場面を一次関数 で表してみましょう。
- ある駐車場は、最初の入庫料が 円、そのあと1時間ごとに 円かかります。 時間とめたときの料金 円を式で表すと? また切片と傾きはそれぞれ何を表していますか。
- その式で、3時間とめたときの料金は?
答えと解説を見る
- 。切片 =最初にかかる入庫料( のときの料金)、傾き =1時間ごとに増える料金。
- 円(確かめ:入庫料200円+3時間ぶん900円=1100円 ◎)
家おうちの方へ
一次関数は「傾き=かたむき(右に1で上にa)」「切片=y軸との交点」をグラフで結びつけるのが最重要です。式の の係数が傾き、定数が切片、と対応を確認させてください。変化の割合が一定(=傾き)という点も、後の y=ax²(一定でない)との対比で効いてきます。
意味がわかったら、次は実際にグラフをかく練習。切片と傾きの2つだけでスラスラかけます。
📌 1分まとめ(声に出して読もう)
- 一次関数は の形。グラフは直線。
- =傾き(変化の割合):xが1増えるとyがa増える。
- =切片:x=0のときのy(y軸との交点)。
- 変化の割合は一定(どこでもa)。
よくある質問
一次関数とは何ですか?
一次関数とは、y=ax+b の形で表される関数のことです。グラフは直線になり、a を「傾き」、b を「切片」といいます。たとえば y=2x+1 は、傾き2・切片1の一次関数です。
傾きと切片のちがいは何ですか?
傾き a はグラフのかたむき具合で、x が1増えると y が a 増えることを表します。切片 b は x=0 のときの y の値で、グラフが y 軸と交わる点の高さです。式 y=ax+b では、x についている数が傾き、ぽつんと足されている数が切片です。
傾き a が負の数だと、グラフはどうなりますか?
a が負(a<0)のとき、グラフは右下がりの直線になります。a が正(a>0)なら右上がりです。また、a の絶対値が大きいほど、かたむきは急になります。
一次関数の変化の割合はどう求めますか?
変化の割合は、y の増加量 ÷ x の増加量で求められ、一次関数ではいつも傾き a と同じ一定の値になります。たとえば y=2x+1 で x が3増えると、y は 2×3=6 増えます。変化の割合がどこでも一定であることが、一次関数の大きな特徴です。
なぜ一次関数のグラフは直線になるの?
x が1増えるたびに y が必ず同じ数(傾き a)だけ増える、つまり変化の割合がどこでも一定だからです。増え方の調子がずっと変わらないので、点をつなぐとまっすぐな直線になります。変化の割合が一定でない y=ax²(yはaかけるxの2乗)のグラフが曲線になるのと対照的です。
一次関数は、日常のどこで使われていますか?
電気・ガス・スマホ・駐車場などの料金は「基本料金(切片)+使った量×単価(傾き)」の形で、まさに一次関数 y=ax+b です。2つの料金プランを式にして比べれば、どこから得になるかがわかります。ほかにも、1分ごとに一定の割合で変わる温度や水位の予測など、はじめの量と一定の増え方で決まる場面で広く使われています。