小学算数(1年生〜6年生)
学年を選ぶと、その学年の単元一覧と、つまずきが集中する箇所が見られます。
小学校の算数は、数と計算から始まり、図形・測定・変化と関係(割合や速さ)・データの活用へと6年間でつながっています。前の学年の理解がそのまま土台になる教科なので、止まった場所より前に原因があることが珍しくありません。各単元のページでは、やり方を先に示し、なぜそうなるのかを必ず図で説明しています。
学年からえらぶ
小学算数のつまずきは、3か所に集まる
6年間のどこで止まるかは、だいたい次の3か所に集約されます。
!1. 10のまとまり(小1〜小2)
くり上がり・くり下がりと筆算は、「10をつくって分ける」操作の上に成り立っています。ここが曖昧なまま九九に進むと、計算のたびに指を使い続けることになります。原因はいくつといくつにあることが多い箇所です。
!2. 1を分ける感覚(小3〜小4)
小数と分数は、どちらも「1を等分する」話です。数直線の上で位置を示せないまま計算の手順に入ると、小数点の移動や通分でつまずきます。小数と分数は、計算より先に意味を確認してください。
!3. もとにする量(小5〜小6)
割合・速さ・単位量あたりは、すべて「何をもとにして比べるか」を決める単元です。ここが小学校最大の山で、中学の関数や方程式にも直結します。割合でつまずいたときは、公式の暗記ではなく二重数直線で位置を決める方法に切り替えてください。
教えるときの順番
学年をまたいで戻すときは、次の順で確認すると原因に当たりやすくなります。
- いま解けない問題が、どの単元の内容かを確認する。
- その単元の1つ前の前提単元(各ページの「わからなくなったら、ここに戻ろう」)を見る。
- 前提単元の練習問題を1問解かせて、できるかどうかを確かめる。
- できなければさらに前へ、できればその単元から積み直す。
症状から原因を探したいときはつまずき逆引き、手を動かす量が必要なときは無料プリントを使ってください。
よくある質問
子どもがつまずいたとき、どこまで戻せばいいですか?
「わかっている」と本人が言える単元まで戻します。分数の計算でつまずいたら倍数・約数、割合でつまずいたら単位量あたり、わり算でつまずいたら九九の逆引きが原因になりやすい箇所です。学年をまたいで戻すことをためらわないほうが、結果的に早く終わります。
同じ問題を何度もやらせるべきですか?
同じ問題を繰り返して直るのは、手順を忘れているだけの場合です。考え方が入っていない場合は、量を増やしても変わりません。まず図で理由を確認し、そのうえで数字を変えた問題を解かせてください。
小学校でとくに重要な単元はどこですか?
5年の割合・速さ・分数です。ここは中学の関数や方程式の土台になるため、他の単元より時間をかける価値があります。6年の分数のかけ算・わり算と比も、中1で計算の負担にならないよう固めておきたい箇所です。
教科書とこのサイトは、どう併用すればいいですか?
教科書は学校の進度に沿った順番、このサイトは症状から原因の単元へ戻る順番で作っています。授業についていく部分は教科書、止まった箇所の原因を探す部分はこのサイト、という使い分けが噛み合います。