小学4年生の算数

小数・分数の計算と、面積・図形の見方が深まる。

小数・分数の計算と、面積や図形の見方が深まる学年です。概数(四捨五入)や計算のきまり(四則の順序)など、計算のルールも増えてきます。垂直・平行、面積、折れ線グラフなど、5年の割合・速さにつながる準備が整う一年です。

小学4年生の単元一覧

数と計算

図形

変化と関係

データの活用

小学4年生でつまずきが集中するところ

この学年で手が止まりやすい箇所と、その原因です。

症状が出ている単元より、原因の単元に戻したほうが早く終わることがよくあります。

!概数は「どの位まで」の指定を読み落とす

「上から2けたの概数で」という条件を見ずに、十の位で四捨五入してしまう誤りです。計算力の問題ではなく、条件の読み取りで落としています。

!小数のわり算で小数点の移動を間違える

わる数を整数にするために両方を10倍する、という操作の理由(わり算は両方に同じ数をかけても商が変わらない)を押さえないまま手順を覚えると、毎回位置を間違えます。

!面積は公式より単位でつまずく

1m²=10000cm² は直感に反するため、答えは合っているのに単位で落とす失点が増えます。1m=100cmを2回かけると面積の関係になる、と面積図で見せます。

教える順番の考え方

大きな数 → 概数 → 計算のきまり → 小数の計算 → 分数 → 垂直・平行と面積 → 折れ線グラフの順です。5年の割合・速さに直結するのは小数のかけ算・わり算なので、ここは厚めに時間を取ります。

家庭・指導の場で見ておきたいこと

「答えは合っているのに×」が増える学年です。単位・けた・四捨五入の指定など、条件の読み落としが原因のことが多いので、まず問題文の指定に線を引く習慣をつけると点数が戻ります。

よくある質問

小数点の位置をよく間違えます。

手順の暗記になっています。「わる数を整数にするため、わられる数も同じだけ10倍する」を図で確認し、移動した回数をメモさせてください。

面積の単位変換が苦手です。

1m=100cmを2回かけると1m²=10000cm²になる、と面積図で見せます。数字だけの丸暗記では必ず抜けます。

概数の問題で毎回減点されます。

「どの位まで」の指定を読み落としています。問題文の指定に線を引いてから解く手順にすると、大半が直ります。

この学年の学び方

各単元のページには、やり方の手順、なぜそうなるかを示す図、練習問題、よくある質問を置いています。

前の学年に原因がありそうなときは、各ページの「わからなくなったら、ここに戻ろう」から学年をまたいで戻れます。

症状から原因の単元を探したい場合はつまずき逆引き、手を動かす量が必要な場合は無料プリントを使ってください。