小4「折れ線グラフ」をやさしく攻略

折れ線グラフは「変化」を見せるのが得意。線の上がり下がりやかたむきの読み取りから、かき方、波線の工夫、棒グラフとの使い分けまで、図でしっかりつかみましょう。

この単元のゴール

折れ線グラフから変化を読み取り、正しくかけて、目的に応じてグラフを使い分けられるようになる。

学ぶ順番(このとおり進めばOK)

この単元でつまずくところ

手が止まりやすい箇所と、その原因です。

1目もりの大きさを読まずに点を打ってしまう

1目もりを必ず1と思いこんでいるのが原因です。大きい目もりの間がいくつに分かれているかを数えれば、1目もりが2や5になることが分かります。グラフを読む前に「いちばん下の目もりはいくつか、1目もりはいくつか」と口に出させる手順に戻してください。

変化が大きいところを、いちばん高い点と答える

「大きい」を高さのことだと読んでいるのが原因です。変化の大きさは高さではなく、前の点との差で決まります。まず2点の値を引き算させてどれだけ上がったかを数で出し、その差が大きいところほど線が急だと図の上で重ねてください。

教えるときのポイント

  • かき方より先に読み取りを済ませ、点の位置がその時こくの量を表していると確かめてから作図に入ると、点を打つ意味が分かった状態で手が動きます。
  • 目もりを決める場面は飛ばさず、いちばん大きい値といちばん小さい値を先に見つけさせてから間かくを決めさせると、線が上下にはみ出したりつぶれたりしません。
  • 波線は「変化を見やすくする工夫」と「読むときは0から始まっているか確かめる」を同時に扱うと、かく側と読む側の両方の見方が身につきます。

家庭・指導の場での確認

1週間、同じ時刻に気温や体温を記録し、方眼ノートにかかせてください。目もりを自分で決める練習になります。かき終わったら「どこがいちばん急か」とだけ聞くと、かたむきに目が向きます。

よくある質問

点と点の間の値も読み取っていいのですか?

気温や水温のように、はかっていない時間も切れ目なく変わる量なら、線のとちゅうを目安として読めます。一方で、月ごとの来客数のように1か月に1つしか決まらない量では、とちゅうの点に意味はありません。同じ折れ線でも、扱う量によって答えが変わります。

気温と降水量が1枚に入ったグラフはどう読みますか?

折れ線と棒が重なったグラフは、たてじくが左右に2本あります。小4の算数では1本のたてじくで学びますが、社会科の資料や天気予報ではこの形をよく見ます。どちらがどのじくかは単位(℃とmm)で見分けられるので、まず指でたどらせてください。じくの取りちがえがいちばん多いつまずきです。

表からグラフにするとき、何を横じくにしますか?

時こく・日づけ・月など、順番が決まっていて後戻りしないものを横じくにします。折れ線は左から右へ時間が流れる前提でかくので、ここを取りちがえると線の上下に意味がなくなります。表を見て「順番が決まっている列はどれか」を先に指させると迷いません。

つまずいたら、ここに戻ろう