小5「帯グラフと円グラフ」をやさしく攻略

帯グラフ・円グラフは「全体の中での割合」をひと目で見せるグラフ。読み取り方から、百分率を使ったかき方、棒グラフ・折れ線グラフとの使い分けまで、実際のグラフの図でつかみましょう。

この単元のゴール

帯グラフ・円グラフを読み取り、正しくかけるようになり、目的に応じてグラフを使い分けられるようになる。

学ぶ順番(このとおり進めばOK)

つまずき診断:どこで止まっていますか

帯グラフ・円グラフのつまずきは、グラフの技術ではなく割合の理解がそのまま出てくるのが特徴です。

  • グラフから人数などの実数を出せない → グラフに書いてあるのは割合(%)だけ。実数=全体×割合 で計算します。読み取り方へ。
  • 2つの帯グラフを見て「割合が増えた=数も増えた」と思ってしまう → 全体の大きさがちがえば、割合が増えても実数は減ることがあります。この単元でいちばんの引っかけです。
  • 円グラフのどこから何度分か、かき方が分からない → 百分率を先に出して、大きい順に真上から時計回り。かき方へ。
  • 合計が100%にならない → 四捨五入のずれは「その他」で調整します。
  • そもそも百分率の計算があやしい → くらべる量÷もとにする量。グラフ以前の問題なので割合へ戻るのが近道です。

割合のグラフは、資料読み取りの入り口

よくある質問

帯グラフと円グラフは、どう使い分ける?

どちらも割合を表すグラフですが、2つ以上を並べてくらべるなら帯グラフが向いています。帯は長方形なので、年度ごとの帯を上下に並べると項目の増減が一目で比べられます。円グラフは1つの全体の内訳をパッと見せるのが得意です。テストで「どちらを使うべきか」と聞かれたら、比べる対象の数で答えるのが定石です。

「割合は増えたのに、実数は減る」ってどういうこと?

全体の大きさが変わると起こります。たとえば去年は全校400人で「犬が好き」が30%(120人)、今年は全校300人で40%(120人)——割合は30%→40%に増えても、人数は同じです。全体がもっと減れば、割合が増えて人数が減ることもあります。帯グラフを2本くらべる問題では、必ず「全体の数」を確認してから実数を計算するのが鉄則です。

円グラフはどこからかき始めるの?

真上(時計の12時の位置)から、時計回りに、割合の大きい順にかくのが決まりです。「その他」は大きさに関係なく最後に回します。百分率を目もりに直すときは、円グラフ用紙の目もり(全体が100)をそのまま使えば、角度の計算をしなくてもかけます。

おうちの方へ

帯グラフ・円グラフは、ニュースや新聞に毎日のように出てきます。実物のグラフを一緒に見て「これ全体では何人なんだろう?」と聞いてみてください。割合と実数を区別する目が育ちます。

この単元でつまずいている場合、原因のほとんどはグラフではなく割合の計算です。その場合は迷わず小5「割合」に戻るのが、遠回りに見えて最短です。

つまずいたら、ここに戻ろう