小4「大きな数」をやさしく攻略
万より大きい「億」「兆」も、4けたごとに区切ればスラスラ読めます。数のしくみから、10倍・100倍・1/10にしたときの位の動きまで、図でしっかりつかみましょう。
◎この単元のゴール
億・兆までの数を読み書きでき、10倍・100倍・1/10の位の動きを使えるようになる。
学ぶ順番(このとおり進めばOK)
この単元でつまずくところ
手が止まりやすい箇所と、その原因です。
✕けたの多い数を、左から4けたずつ区切ってしまう
区切りは右はしの一の位から数えるのが決まりです。左から数えると、区切りめが万や億の境目とずれます。ノートでは右はしから4つずつ小さく点を打たせ、その点に一・万・億をあてはめさせます。読めなくなったら、点を打ち直すところに戻します。
✕35の10分の1のように、とる0がないと止まる
10倍を「0をつける」、10分の1を「0をとる」という手つきだけで覚えていることが原因です。位取り表に数字を書き、10倍は左へ1つ、10分の1は右へ1つ動くと見せます。35なら数字が右へ動いて3.5です。位が動くという見方に戻します。
教えるときのポイント
- 位取り表を先に配り、そこへ数字を入れる形で読み書きさせると、4けたごとに一・万・億・兆が同じならびでくり返されることが目で見えます。
- 読む練習は、区切る・まとまりごとに読む・つなげるの3手順に分け、まず区切るだけを何問か続けてやらせると混ざりません。
- 何十・何百のかけ算は10倍と10分の1のあとに置くと、0をつけ足す作業ではなく位が動いた結果として受け取れます。
家家庭・指導の場での確認
新聞やニュースに出た金額をひとつ選び、右はしから4けたずつ鉛筆で区切らせてから声に出して読ませます。印刷されたカンマは3けたごとなので、自分で引いた区切りとは位置がちがうことも合わせて確かめます。
よくある質問
兆の上の位(京)まで教えたほうがよいですか?
小4で扱うのは兆までです。京は学年の内容に入っていないので、覚えさせる必要はありません。興味を示したときに「4けたごとに名前が変わる続きがある」と紹介する程度で十分です。位の名前を増やすよりも、4けたで区切って読む手つきを確実にするほうが先になります。
数直線に大きな数を表す問題は、どう教えますか?
まず、大きな目もりの間がいくつに分かれているかを数えさせます。0と1億の間が10等分なら1目もりは1000万、5等分なら2000万です。目もりの数を数えてから1目もりの大きさを決める、という順を固定すると迷いません。読んだあとに数字でも書かせると、位のずれに気づけます。
数字で書くときに0の数がずれます。どう直しますか?
読むときと同じで、4けた分のマスを右から3つ用意してから書き入れると防げます。7億300万なら、億のマスに7、万のマスに0300、一のマスに0000と入れて703000000です。空いたマスを0でうめる作業として見せると、0の個数を数えずに書けます。
つまずいたら、ここに戻ろう
- 大きい数(万まで) — 小学算数
- このあと:小数のしくみ、わり算の筆算