小4「面積」をやさしく攻略
面積は「1cm²のマスが何個分か」。長方形なら たて×よこ で一発です。意味から公式、L字などの複合図形まで、図でしっかりつかみましょう。
◎この単元のゴール
長方形・正方形の面積を公式で求め、複合図形や大きな単位の面積も求められるようになる。
学ぶ順番(このとおり進めばOK)
つまずき診断:どこで止まっていますか
面積のつまずきは、公式そのものより「面積とは何か」の意味と単位の変換に集まります。
- 「たて×横」は言えるが、なぜかけ算なのか説明できない → 面積は「1辺1cmの正方形(1cm²)が何個分か」。たて3cm横4cmなら、1cm²のタイルが3列×4個=12個。面積とはへ。
- まわりの長さ(周)と面積を混同する → 周は「ふちの長さ」、面積は「広さ」。周が同じでも面積はちがうことがあります。
- L字型(複合図形)で手が止まる → 切って2つの長方形に分けるか、大きく囲んで引くか。どちらかで必ず解けます。複合図形の面積へ。
- 1m²=10000cm² が納得できない → 1mは100cmなので、1m²は 100×100=10000cm²。「長さは100倍、面積は100×100倍」がポイントです。
- a(アール)・ha(ヘクタール)で混乱する → 10m四方が1a、100m四方が1ha。畑や土地の単位として、正方形の1辺とセットで覚えます。
面積の考え方は、5・6年でどんどん広がる
「何列×何個」の見方はアレイ図そのもの。面積の正体です。
前提 長さの単位 →cmとmの関係があやしいと、面積の単位変換で必ずつまずきます。
小5 体積 →面積(2方向)の次は体積(3方向)。1cm³が何個分、と同じ考え方。
小6 円の面積 →半径×半径×3.14へ。長方形に変形して考える発想が引き継がれます。
よくある質問
面積の単位 cm² の「2」は何?
「長さを2回かけている」印です。cm²は「1辺1cmの正方形」を単位にしていて、たて(cm)×横(cm)とcmを2回かけるので、cmの右上に小さく2と書きます。この見方ができると、小5の体積でcm³(3回かける)が出てきたときも自然につながります。
L字型の面積は、分けるのと囲むの、どちらがいい?
どちらも正解なので、計算が楽なほうを選びます。へこみが小さい図形は「大きく囲んで引く」ほうが速いことが多く、細長く枝分かれした図形は「分ける」ほうが確実です。おすすめの練習法は、同じ問題を両方のやり方で解いて答えが一致するのを確かめること。検算にもなり、図形を見る目が育ちます。
周りの長さが同じなら、面積も同じ?
ちがいます。まわり20cmの長方形でも、5cm×5cm(面積25cm²)と 1cm×9cm(面積9cm²)では大きくちがいます。周と面積は別のものという実感は、ひもで長方形を作って比べると一発で伝わります。ちなみに周が同じ長方形の中では、正方形がいちばん面積が大きくなります。
☺おうちの方へ
面積の意味は、方眼紙で1cm²のマスを数える体験がいちばん確実に伝えます。公式の前にマスを数えた経験があると、「たて×横」が「列×個数」の省略だと分かり、三角形や円の面積に進んでも崩れません。
複合図形でつまずいているときは、図に補助線を自分で引かせるのがポイントです。答えの数字より「どこで切ったか」をほめてあげてください。
つまずいたら、ここに戻ろう
- かけ算 — 小2「かけ算と九九」/長さの単位 — 小2「長さ」
- このあと:小5「体積」・小6「円の面積」
- どこから復習するか迷ったら — つまずき逆引き