小2「かけ算(九九)」をやさしく攻略
かけ算は「同じ数のまとまりが、いくつ分あるか」を一気に求める計算です。まず意味をしっかりつかみ、そのうえで九九を覚えれば、計算の世界がぐんと広がります。図で直感的に理解しましょう。
◎この単元のゴール
かけ算の意味(1つ分×いくつ分=ぜんぶの数)を理解し、九九をすらすら言えて、九九表のきまりも使えるようになる。
学ぶ順番(このとおり進めばOK)
つまずき診断:どこで止まっていますか
九九が言えないことより、「かけ算がどんな計算なのか」があいまいなまま暗記に入ってしまうほうが、あとで大きくつまずきます。当てはまるものから読んでください。
- 九九は言えるのに、文章題で式が作れない → 意味の理解が飛んでいます。かけ算ってなに?で「1つ分×いくつ分」に戻りましょう。
- 「3こずつ4ふくろ」を 4×3 と書いてしまう → 先に書くのは1つ分の数(3)です。答えは同じでも、式の意味が逆になります。
- 7の段・8の段だけつまる → よくあることです。九九の覚え方で、順番をかえても答えが同じという性質を使うと、覚える量が半分になります。
- 文章題で、何をかければいいか分からない → 「1つ分」と「いくつ分」に線を引いて分ける練習から。かけ算の文章題へ。
- 0のかけ算がわからない → 「0が5つ分」=何もないものを5回集めても0。図で見ればすぐ納得できます。
九九は、この先ずっと使う土台
九九は小2で終わる話ではありません。わり算・分数・約分まで、ここが自動でできるかどうかで差がつきます。
かけ算は「同じ数を何回もたす」の近道。たし算があやしいならここへ。
プリント 九九の無料プリント →段別・全段ランダム。押すたびに問題が変わるので何枚でも練習できます。
小3 かけ算の筆算 →九九がすらすら出れば、2けた×2けたもつまずきません。
小3 わり算 →わり算の答えは九九から見つけます。じつは九九の逆向きの計算です。
よくある質問
九九は何年生で全部覚えるもの?
小学2年生で1の段から9の段まで学びます。ただし2年生のうちに完璧でなくても大丈夫です。大事なのは3年生のわり算までに「考えなくても出てくる」状態にしておくこと。あせって全部を一度に詰め込むより、つまる段だけを毎日少しずつ回すほうが早く定着します。
「3×5」と「5×3」はどちらでもいい?
答えはどちらも15で同じです。ただし文章題では式の意味が問われます。「1ふくろに5こずつ、3ふくろ」なら、1つ分が5・いくつ分が3なので 5×3 と書きます。答えが合っていても式の順が逆だと減点されることがあるので、「1つ分を先に書く」と覚えておくと安心です。順番をかえても答えが同じという性質は、九九を覚える量を減らすのに使いましょう。
7の段が覚えられません。コツはありますか?
7の段は音のリズムが取りにくく、多くの子がつまずく段です。おすすめは逆から使うこと。7×8 が出てこなくても 8×7 なら思い出せることがあります。順番をかえても答えは同じなので、思い出しやすいほうで言えばOKです。また7×7=49 のように覚えやすい1か所を軸にして、そこから7ずつ足し引きして確かめる方法も有効です。
☺おうちの方へ
九九は「言えるかどうか」だけで見てしまいがちですが、意味を説明できるかも一緒に確かめてあげてください。「4×6って、どういうこと?」と聞いて「4が6つ分」と答えられれば、文章題でも迷いません。
覚える練習は、長時間より短く毎日が効きます。おふろやお出かけの車の中で1段だけ、が続けやすいです。つまる段が分かったら、その段だけを集中して回してください。
つまずいたら、ここに戻ろう
- 同じ数のたし算 — 小1「たし算」
- 練習を増やしたいとき — 九九の無料プリント
- このあと:小3「かけ算の筆算」(九九を使って大きな数のかけ算へ)
- どこから復習するか迷ったら — つまずき逆引き