かけ算ってなに?(意味と式)

小2「かけ算(九九)」を図でやさしく解説。かけ算の意味(1つ分の数×いくつ分=ぜんぶの数)、×の式の書き方と読み方、図(まとまり・アレイ図)での見方、かける順番をかえても答えが同じことまで、図と例題でわかります。

このページのゴール

かけ算の意味(1つ分×いくつ分)を理解し、場面を正しく×の式に表せるようになる。

「3こ入りのあめが4ふくろ。ぜんぶで何こ?」——これを 3+3+3+33+3+3+3 と1つずつたすのは大変。そんなときに大かつやくするのが「かけ算」です。まずは意味からしっかりつかみましょう。

かけ算は「同じ数のまとまり」の計算

かけ算は、同じ数のまとまりが、いくつ分あるかを一気に求める計算です。たし算をくり返す代わりに、サッと計算できます。

3+3+3+3 = 123 × 4 = 12

3こ入りが4ふくろなら、3+3+3+3=123+3+3+3=12。これをかけ算で 3 × 4 = 12 と書きます。同じ数(3)が、4つ分あるからです。

×の式の書き方・読み方

かけ算の式には、決まった意味があります。

やり方

(1つ分の数) × (いくつ分) = ぜんぶの数

  • 前の数 … 1つ分の数(1まとまりにいくつ)
  • 後ろの数 … いくつ分(まとまりがいくつ)

「3 × 4」は「3が4つ分」と読みます。「1さらに3こずつ、4さら分」のような場面です。順番が大事で、まず「1つ分の数」を前に書きます。

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セナ

「4 × 3」と「3 × 4」って、同じじゃないの?

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ホクト先生

答えはどちらも12で同じだよ。でも“意味”はちがうんだ。「3×4」は3こが4つ分、「4×3」は4こが3つ分。場面を式にするときは、1つ分の数を前に書く——ここをていねいにすると、文章題で迷わなくなるよ。

理解チェック①

図で見るかけ算(アレイ図)

同じ数のまとまりを、たて・横にきれいにならべた図を「アレイ図」といいます。かけ算がひと目でわかります。

353 × 5 = 15

横に5こ、それがたてに3だん。「5が3つ分」で 5×3=155 \times 3 = 15。点をぜんぶ数えても15。図と式がぴったり合います。

かける順番をかえても、答えは同じ

同じアレイ図を、たてから見るか横から見るかのちがいだけ。だから——

?どうして?

かける順番をかえても、ぜんぶの数(答え)は同じ。

5×35 \times 3(5が3つ分)も、3×53 \times 5(3が5つ分)も、答えはどちらも15。同じ点の集まりを、見る向きをかえているだけだからです。

横で見る:5×3=15たてで見ると3×5=15答えは同じ

これを使うと、九九を覚えるとき「5×3 を忘れても 3×5 で思い出せる」と、おぼえる手間が半分になります。

理解チェック②

やってみよう(練習問題)

✏️ やってみよう①(基本:式に表す)

場面をかけ算の式に表しましょう(答えも書く)。

  1. 1さらに2こずつ、4さら。
  2. 1はこに6こずつ、3はこ。
答えと解説を見る
  1. 2×4=82 \times 4 = 8(2が4つ分)
  2. 6×3=186 \times 3 = 18(6が3つ分)

1つ分の数を前、いくつ分を後ろに書きます。

✏️ やってみよう②(標準:図とかけ算)

答えましょう。

  1. たて4こ・横5こにならんだ点は、ぜんぶで何こ? 式も書く。
  2. 7×27 \times 2 と答えが同じになるかけ算の式は?
答えと解説を見る
  1. 4×5=204 \times 5 = 20(または 5×4=205 \times 4 = 20)→ 20こ
  2. 2×72 \times 7(順番をかえても答えは同じ14)

✏️ やってみよう③(応用:たし算とくらべる)

考えましょう。

  1. 5+5+55 + 5 + 5 を、かけ算の式で表すと?
  2. 「3こ入りのあめが6ふくろ」と「6こ入りのあめが3ふくろ」。あめのぜんぶの数は同じ? 式で確かめよう。
答えと解説を見る
  1. 5が3つ分なので 5×3=155 \times 3 = 15
  2. 3×6=183 \times 6 = 186×3=186 \times 3 = 18同じ(どちらも18こ)。順番をかえても、ぜんぶの数は同じです。

おうちの方へ

かけ算の最初の関門は「意味」です。3×43 \times 4 を「3が4つ分(1つ分の数×いくつ分)」と、必ず場面とセットで理解させてください。答え(積)が同じでも 3×43 \times 44×34 \times 3 は意味がちがう、という点を、アレイ図(点の長方形)で「向きを変えただけ」と見せると、交換しても答えが同じことも同時に納得できます。九九の暗記に入る前にこの土台を作ると、文章題で式を立てる力が大きく変わります。次はいよいよ九九の覚え方です。

意味がわかれば、九九はぐっと覚えやすくなります。次は、各段の作り方・覚え方と、九九表にかくれたきまりを学びましょう。

📌 1分まとめ(声に出して読もう)

  • かけ算は「同じ数のまとまりが、いくつ分あるか」を一気に求める計算。
  • 式は (1つ分の数) × (いくつ分) = ぜんぶの数
  • 「3 × 4」は「3が4つ分」。たし算 3+3+3+3 と同じ。
  • かける順番をかえても、ぜんぶの数(答え)は同じ。
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