小学2年生の算数
筆算とかけ算(九九)で計算の力が一気に広がる。
筆算とかけ算(九九)で、計算の世界が一気に広がる学年です。たし算・ひき算は位をそろえる筆算へ進み、九九を覚えてかけ算を使えるようにします。長さ・かさ・時間の単位や、表とグラフなど、これからずっと使う土台がそろう一年です。
小学2年生の単元一覧
数と計算
図形
測定
データの活用
小学2年生でつまずきが集中するところ
この学年で手が止まりやすい箇所と、その原因です。
症状が出ている単元より、原因の単元に戻したほうが早く終わることがよくあります。
!筆算は「位をそろえる」ができていない
34+8 を筆算にするとき、8を十の位の下に書いてしまう誤りです。筆算の本体は位をそろえることなので、マス目のある紙に書かせるだけで大きく減ります。
!九九が「上りの順」でしか出てこない
2×1から順に言えても、ばらばらに聞かれると出てこない状態です。3年のわり算では「56を見て7×8を思い出す」逆引きが必要になるため、答えから逆に聞く練習が要ります。
!単位の関係が数字の暗記になっている
1cm=10mm、1L=10dLといった関係と、3cm5mmのように単位が2つ並ぶ答えの扱いが不安定になりやすい単元です。ものさしや計量カップで実際に確かめるほうが定着します。
教える順番の考え方
たし算・ひき算の筆算 → 九九 → 長さ・かさ → 時こくと時間 → 三角形と四角形の順に進めます。九九は一度に詰め込むより、他の単元と並行して毎日短く回すほうが定着します。
家家庭・指導の場で見ておきたいこと
九九は「言えるか」ではなく「逆から出るか」で確認してください。3年のわり算で必要になるのは、答えから式を思い出す力です。かけ算の意味(1つ分の数×いくつ分)を飛ばして暗記だけに入ると、文章題で式が立てられなくなります。
よくある質問
九九はどの段から覚えるとよいですか?
答えが小さい2・5・3・4の段から始めると負担が軽くなります。7・8の段は最後で構いません。全部言えるようになったら、順番をばらばらにして、答えから逆に聞いてください。
筆算のけたがずれてしまいます。
マス目のある紙に書かせるだけで多くは直ります。ノートの罫線を無視して書いている場合は、計算のやり方より先にそこを直すほうが早いです。
「時こく」と「時間」の違いがわかりません。
時こくは時計が指す一点(3時20分)、時間はその間の長さ(40分間)です。「何時何分?」と「何分かかった?」を分けて質問すると区別がつきます。
この学年の学び方
各単元のページには、やり方の手順、なぜそうなるかを示す図、練習問題、よくある質問を置いています。
前の学年に原因がありそうなときは、各ページの「わからなくなったら、ここに戻ろう」から学年をまたいで戻れます。