小2「たし算の筆算」をやさしく攻略
2けたのたし算は、筆算なら正確にできます。コツは「位をそろえて、一の位から」。くり上がりの仕組みを図でつかめば、もうまちがえません。
◎この単元のゴール
位をそろえて筆算を書き、一の位から順に計算し、くり上がりのあるたし算も正しくできるようになる。
学ぶ順番(このとおり進めばOK)
つまずきチェック:どこで止まっていますか
たし算の筆算は「はじめての筆算」です。つまずきは位をそろえることとくり上がりの1を忘れないことの2つに絞られます。
- 位がずれて答えが大きく狂う → 一の位は一の位の下に、十の位は十の位の下に。数字の大きさをそろえて書くだけで正答率が上がります。筆算のやり方へ。
- くり上がりの1をたし忘れる → いちばん多いミスです。くり上がった1を書く場所を(たとえば十の位の上に小さく)1か所に決めましょう。
- どちらの位から計算するか迷う → 筆算はいつも一の位から。くり上がりを次の位に渡すためです。
- 3けたや、くり上がり2回で急にまちがえる → やることは同じことのくり返しです。65+47のような「十の位もくり上がる」形を集中的に。3けたの筆算へ。
- 3つの数のたし算で時間がかかる → たす順番を工夫すると楽になります(10が作れる組を先に)。3つの数のたし算へ。
筆算は、ここから小学校ずっと使う道具
8+5のくり上がりがすらすら出ることが筆算の前提です。
ペア ひき算の筆算 →くり上がりの逆=くり下がりへ。2つセットで筆算が完成します。
プリント たし算の筆算プリント →2けた・3けたを無限生成。くり上がりの反復練習に。
小3 かけ算の筆算 →かけ算の筆算の後半は、じつはたし算の筆算です。
よくある質問
なぜ筆算は一の位から計算するの?
くり上がりを次の位に渡すためです。もし十の位から計算すると、あとから一の位のくり上がりが来て、書いた答えを直すはめになります。一の位→十の位→百の位と小さい位から進めば、くり上がりをその都度渡しながら一度で書き切れます。「手紙を下から上にリレーする」イメージで伝えると納得しやすいです。
暗算でできる子にも、筆算の練習は必要?
必要です。筆算は答えを出す手段であると同時に、位ごとに整理して計算する「型」の練習だからです。この型は3けた・4けたのたし算、ひき算・かけ算・わり算の筆算、小数の筆算まで、形を変えてずっと使われます。暗算が得意な子には「暗算で出した答えを筆算で確かめる」という使い方をさせると、両方の力が伸びます。
くり上がりの「1」は、書かせたほうがいい?
書くのをおすすめします。頭の中だけで覚えておくと、3けたでくり上がりが2回起きたときに必ずどこかで抜けます。大事なのは書く場所を1か所に固定すること(学校指定があればそれに合わせる)。慣れてくると自然に書かなくてもできるようになるので、補助輪として気軽に使わせてください。
☺おうちの方へ
筆算のまちがいの大半は、理解不足ではなく「位のずれ」か「くり上がりのたし忘れ」です。ノートがマス目からはみ出しているようなら、方眼ノートや位取りの線を引いた紙を使うだけでミスが減ります。
丸つけのときは、×だけでなく「どこでずれたか」を一緒に探してあげてください。「くり上がりの1をたし忘れただけ」と分かれば、本人の自信は削れません。
つまずいたら、ここに戻ろう
- くり上がりのたし算(1年) — 小1「くり上がりのあるたし算」
- このあと:小2「ひき算の筆算」(くり下がりへ)
- どこから復習するか迷ったら — つまずき逆引き