小2「はこの形」をやさしく攻略
はこの形を「面・辺・頂点」で見ると、形のしくみがはっきり分かります。面の数・辺の数・頂点の数、さいころの形まで、図でしっかりつかみましょう。
◎この単元のゴール
はこの形の面(6つ)・辺(12本)・頂点(8つ)を理解し、面の形やさいころの形(立方体)を見分けられるようになる。
学ぶ順番(このとおり進めばOK)
つまずき診断:どこで止まっていますか
この単元は、紙の上だけで考えようとするとつまずきます。実物を手で持って数えるのがいちばん確実です。
- 面・辺・頂点のどれがどれか分からない → 面は「たいらなところ」、辺は「ふちの線」、頂点は「とがった角」。はこの形で確かめましょう。
- 数えているうちに、どこを数えたか分からなくなる → 数えた面にシールをはるか、指でおさえながら「上・下・前・後・右・左」と声に出すと数えもれが消えます。
- 面が6つあることが実感できない → 箱を手に持って、テーブルに置ける向きを全部ためしてみると6つと分かります。
- さいころの向かい合う面の数がわからない → さいころは向かい合う面の数をたすと7になります(1と6、2と5、3と4)。
- 形の名前が出てこない → 名前より先に「たいらなところがいくつ?」と数える経験を積むほうが大事です。
ここが立体の学びのスタート
ここで身につける「面・辺・頂点に分けて見る」やり方は、小4の直方体と立方体、中1の空間図形まで、そのまま同じ見方で使われます。
形を仲間分けする感覚から。立体がむずかしいならここへ。
小2 三角形と四角形 →はこの面はぜんぶ四角形。平面の形が分かると立体も見えます。
小4 直方体と立方体 →展開図・見取図へ。ここで数えた面と辺がそのまま出てきます。
小5 体積 →たて×横×高さ。はこの3方向が分かっていると式の意味が通じます。
よくある質問
はこの形の面・辺・頂点は、それぞれいくつ?
面は6つ、辺は12本、頂点は8つです。数えもれを防ぐコツは、面なら「上・下・前・後・右・左」と6方向を口に出すこと。辺は上のふちが4本・下のふちが4本・たての柱が4本で合計12本と、3つのグループに分けて数えます。頂点は上に4つ・下に4つです。
さいころの向かい合う面には、きまりがありますか?
あります。ふつうのさいころは、向かい合う面の数をたすと7になります。1の裏は6、2の裏は5、3の裏は4です。だから見えている面が3つ分かれば、隠れている面もぜんぶ計算で分かります。これは小4以降の展開図の問題でもよく使う知識です。
「はこの形」と「立方体」はちがうもの?
ティッシュ箱のように、たて・横・高さがちがう箱も、さいころのようにぜんぶ同じ長さの箱も、どちらも「はこの形」です。そのうち面がぜんぶ同じ大きさの正方形になっているものを、小4以降で「立方体」と呼びます。小2の段階では名前を覚えるより、面や辺を数えられることのほうが大事です。
☺おうちの方へ
この単元は実物があるかどうかで理解度がまったく変わります。ティッシュ箱やお菓子の空き箱を渡して、面を手のひらでさわりながら数えるだけで十分な学習になります。
数えもれが多いときは、数えた面にシールをはる方法がおすすめです。「もう数えたところ」が目に見えるので、8つの頂点も12本の辺も正確に数えられるようになります。教科書の絵だけで数えさせると、見えない側を忘れてしまいがちです。
つまずいたら、ここに戻ろう
- 形を仲間分けする感覚 — 小1「かたちあそび」
- 三角形と四角形(面の形) — 小2「三角形と四角形」
- このあと:小4「直方体と立方体」(くわしい立体へ)
- どこから復習するか迷ったら — つまずき逆引き