小1「かたちあそび」をやさしく攻略

みのまわりの ものを、かたちで なかま分け。はこ・つつ・ボールの ちがいや、積める・転がるの 特ちょうを、あそびながら つかみましょう。図形の はじめの 一歩です。

この単元のゴール

みのまわりの立体を かたちで なかま分けし、積める・転がるの 特ちょうや、面の形を つかめるようになる。

学ぶ順番(このとおり進めばOK)

つまずきチェック:どこで止まっていますか

かたちあそびは図形の入り口です。ペーパーテストより、実物をさわって・転がして・積んでわかることがすべての単元です。

  • 「はこ・つつ・ボール」のなかま分けが安定しない → 見た目でなく「たいらなところがあるか」「転がるか」「積めるか」の3つのはたらきで分けます。かたちあそびへ。
  • つつ(円柱)を「転がるからボールのなかま」としてしまう → よくある迷いです。「転がるけど積める」のがつつ。転がる方向がきまっていることに気づかせると分けられます。
  • 絵に描かれた形と実物が結びつかない → 箱を紙に押しつけて写し取る「かたちうつし」で、立体から平面(四角・丸)が出てくる体験をさせます。
  • 言葉(さんかく・しかく・まる)と形が結びつかない → 名前は正式には小2以降。今は「〜みたいなかたち」で十分です。

ここから図形の6年間がはじまる

よくある質問

この単元、テストがないようですが大事なの?

とても大事です。ここでの「転がる・積める・たいらなところがある」という体験が、小2の面・辺・頂点、小4の展開図、中1の空間図形まで続く立体の直感の土台になります。点数に出ない分だけ家庭での遊びの量が差になりやすい、隠れた重要単元です。

家でできる「かたちあそび」は?

3つおすすめがあります。①積み木タワー——どの形なら積めるかを体で知る。②かたちうつし——箱やカップの底を紙に写して、出てきた形を当てる。③さわって当てっこ——袋の中の積み木を見ないでさわり、「ボール!」と当てる遊び。どれも5分でできて、立体の特ちょうへの気づきがそのまま育ちます。

「まる」と「ボール」のちがいは、教えるべき?

厳密な区別(円と球)は小3で習うので、今は急がなくて大丈夫です。ただ、かたちうつしの遊びで「ボールは写すとまるになるね」という体験をしておくと、あとで「立体(球)と平面(円)」の区別が出てきたときに、すっとつながります。

おうちの方へ

この単元の教材は、おうちの空き箱・ラップの芯・ボールで全部そろいます。「これはどのなかま?」と分けて遊ぶだけで、授業の何倍もの経験になります。

正しい名前(直方体・円柱・球)を先取りして教える必要はありません。それより「なんで積めないんだろうね?」と理由を言葉にする声かけが、図形のセンスを育てます。

つまずいたら、ここに戻ろう