小1「ながさ・かさ・ひろさくらべ」をやさしく攻略

「どっちが ながい?」「どっちが おおく 入る?」——大きさの くらべ方には、コツが あります。はしをそろえる、いくつ分で くらべる、など。2年生からの 単位(cm・L)の 土台です。

この単元のゴール

ながさ・かさ・ひろさを、はしをそろえる・いくつ分・うつしかえる などの方法で 正しく くらべられるようになる。

学ぶ順番(このとおり進めばOK)

この単元でつまずくところ

手が止まりやすい箇所と、その原因です。

いくつ分でくらべるとき、数える物がそろわない

テープアはクリップ5こ分、テープイはえんぴつ3本分と数え、数の大きいアを長いと答える場合です。1つ分の大きさが違えば、数が多くても長いとは限りません。同じクリップだけで両方をはかり直させると、そろえてから数える必要が自分で見えます。

曲がったひもを、見た目の広がりで長いと決める

輪にしたひもと伸ばしたひもでは、場所を取るほうが長く見えます。置き方を変えても長さは変わらない、という見方がまだできていません。両方をまっすぐ伸ばして端をそろえるか、同じ紙テープに写し取って比べさせると、置き方に左右されないと分かります。

教えるときのポイント

  • 端をそろえる、重ねる、移しかえるという直接くらべる方法を先に試させ、そろえられない場面に出会ってから「いくつ分」へ進めます。
  • かさは、背の高い容器と低くて太い容器のように見た目で決められない組み合わせを先に出すと、移しかえる必要があることが納得できます。
  • 広さは重ねられる紙で始め、机の面のように重ねられない物へ進めると、ますで数える方法が代わりの手段として位置づきます。

家庭・指導の場での確認

牛乳パックとマグカップなど形の違う入れ物を2つ用意し、同じコップで何ばい入るかを実際に注がせてください。どちらが多いか予想を先に言わせてから確かめると、見た目では決められないことが経験として残ります。

よくある質問

ものさしを使って教えては、いけないのですか。

小1は数ではかる前の段階なので、目盛りを読む練習を急ぐ必要はありません。ものさしを出すこと自体は構いませんが、cmを扱うのは小2です。まずクリップやマス目など身近な物のいくつ分で表す経験を重ねると、目盛りの意味もあとで受け取りやすくなります。

かさくらべで、水を使わない方法はありますか。

乾いた物でも同じ比べ方ができます。米や豆、ビーズなどを同じ計量カップで何ばい分か数えれば、こぼれても片づけが楽です。ただ粉のような物は入れ方で量が変わるので、すりきりでそろえる約束を先に決めておくと、結果がぶれにくくなります。

広さくらべは、どんな物を使うと分かりやすいですか。

折り紙やハンカチのように、重ねられて形の違う物が向いています。広さが近くて形が違う組み合わせを用意すると、重ねただけでは決まらない場面が作れます。そこでマス目の紙に置いてますの数を数えると、数で比べる方法の出番がはっきりします。

つまずいたら、ここに戻ろう