九九の覚え方と九九表のきまり

九九とは1の段から9の段までのかけ算をまとめて覚えるもののこと。かける数が1ふえると答えが「1つ分の数」だけふえていく仕組みと、順番をかえても答えは同じという覚え方のコツ、九九表にかくれたななめの対称のきまりまで、図と九九表を使ってやさしく解説します。

先に答え

九九の覚え方のコツは次の3つです。

  1. 覚えやすい1・2・5の段から先に固める
  2. 「順番をかえても答えは同じ」で覚える量を半分にする
  3. リズムで声に出して唱える

このページのゴール

九九の各段の仕組みを理解して覚え、九九表のきまりを使えるようになる。

九九は、ただ丸暗記するより「仕組み」をつかむとぐっと楽になります。各段の作り方、覚え方のコツ、そして九九表にかくれたきまりを知れば、忘れても自分で思い出せるようになります。

九九ってなに?

九九は、1×11 \times 1 から 9×99 \times 9 までのかけ算を、唱えて覚えたもの。1の段から9の段まで、ぜんぶで81個あります。これをすらすら言えると、計算がとても速くなります。

コツ

「さんし じゅうに(3×4=12)」のように、リズムで唱えると覚えやすい。声に出すのがいちばんの近道です。

理解チェック1

段の作り方(1つ分ずつふえる)

それぞれの段には、はっきりしたきまりがあります。

?どうして?

かける数が1ふえると、答えは「1つ分の数」だけふえる。

5の段なら5ずつ、3の段なら3ずつ、ふえていきます。前の答えにたしていけば、その段が作れます。

5101520+5+5+55の段:5ずつふえる(5×1, 5×2, 5×3, 5×4…)

だから「5×65 \times 6 を忘れた」ときも、5×5=255 \times 5 = 25 に5をたして 30 と思い出せます。仕組みがわかれば、丸暗記に頼りすぎなくてすみます。

理解チェック2

理解チェック3

覚え方のコツ

やり方

  1. やさしい段から:1・2・5・10の段はリズムがよく覚えやすい。先に固める。
  2. 順番をかえる7×87 \times 8 が苦手でも、8×78 \times 7 で思い出せる。覚える数は実は半分。
  3. むずかしいのは重点的に6×76 \times 77×87 \times 88×98 \times 9 など、まちがえやすいものだけ何度も。
  4. 逆からも言う:「9, 18, 27…」と上りだけでなく、下りでも唱えると強くなる。
セナちゃんのアイコン
セナ

7の段がどうしても覚えられない…

ホクト先生のアイコン
ホクト先生

7の段は多くの子がつまずくところ。でも「順番をかえても答えは同じ」を使えば、7×37 \times 33×73 \times 77×47 \times 44×74 \times 7 で思い出せる。それに、7×87 \times 8 を忘れても 7×7=497 \times 7 = 49 に7をたして56、と仕組みでも出せるよ。にが手な段ほど、コツが効くんだ。

理解チェック4

九九表のきまり

九九を表にすると、おもしろいきまりが見えてきます。

×123456789
1123456789
224681012141618
3369121518212427
44812162024283236
551015202530354045
661218243036424854
771421283542495663
881624324048566472
991827364554637281

コツ

  • 左から右へ:その段の数ずつふえる(横に見ると段の正体)。
  • ななめ(左上→右下)で対称3×73 \times 77×37 \times 3 は同じ場所どうし。同じ答えが2か所に出る。
  • 同じ答えさがし:12 は 2×62 \times 63×43 \times 44×34 \times 36×26 \times 2 と、いくつもある。

このきまりを知ると、九九表を「ただの暗記表」ではなく「数のもよう」として楽しめます。

理解チェック5

理解チェック6

やってみよう(練習問題)

やってみよう①(基本:段のふえ方)

答えましょう。

  1. 6の段で、6×3=18。6×4 はいくつ?
  2. 8の段で、8×5=40。8×6 はいくつ?
答えと解説を見る
  1. 6ずつふえるので 18+6=2418 + 6 = 2424
  2. 8ずつふえるので 40+8=4840 + 8 = 4848

やってみよう②(標準:順番をかえる)

順番をかえて、同じ答えになる式を書きましょう。また、答えも書きましょう。

  1. 9×29 \times 2
  2. 8×78 \times 7
答えと解説を見る
  1. 2×9=182 \times 9 = 18(9×2 も18)
  2. 7×8=567 \times 8 = 56(8×7 も56)

苦手な式は、順番をかえると思い出しやすくなります。

やってみよう③(応用:同じ答えさがし)

九九表を使って考えましょう。

  1. 答えが「24」になるかけ算の式を、できるだけたくさん書こう。
  2. 答えが「16」になるかけ算の式は?
答えと解説を見る
  1. 3×83 \times 88×38 \times 34×64 \times 66×46 \times 4(4つ)
  2. 2×82 \times 88×28 \times 24×44 \times 4(4×4は1つだけ)

同じ答えが九九表のいろいろな場所に出てきます。

おうちの方へ

九九は丸暗記の前に「ふえ方の仕組み(その段の数ずつふえる)」を見せると、忘れても自力で復元できます。覚える量は「順番をかえても同じ」で実質半分。つまずきの定番は6・7・8の段なので、そこだけ重点的に、上り・下り両方で唱える練習が効きます。九九表の「ななめの対称」「同じ答えが複数」を一緒に探すと、暗記が”発見”に変わり、数のセンスも育ちます。完璧に言えるまでは毎日少しずつ。ここが3年以降の計算力を左右します。これで小2のかけ算(九九)はひととおり完成です。

これで「かけ算(九九)」はバッチリです。意味をつかみ、仕組みで覚えた九九は、これからの算数のいちばんの味方になります。

📌 1分まとめ(声に出して読もう)

  • 九九は 1の段〜9の段。×が1ふえると、答えは「1つ分の数」だけふえる
  • 5の段は5ずつ、3の段は3ずつふえる。仕組みでつかむと覚えやすい。
  • 順番をかえても答えは同じ → 覚える数は半分でよい。
  • 九九表はななめの線で対称。同じ答えが2か所に出る。

よくある質問

九九は、どうやって覚えるのがいいの?

覚えやすい1・2・5の段から先に固め、「順番をかえても答えは同じ」を使って覚える量を半分にするのがコツです。「さんし じゅうに」のようにリズムで声に出して唱えるのがいちばんの近道です。6×7・7×8・8×9などまちがえやすいものだけ重点的にくり返し、上りだけでなく下りでも唱えると強くなります。

なぜ5の段は5ずつふえるの?

かける数が1ふえると、答えは「1つ分の数」だけふえるからです。5の段なら5ずつ、3の段なら3ずつふえていきます。この仕組みがわかると、5×6を忘れても5×5=25に5をたして30と、自分で思い出せます。

7の段がどうしても覚えられません。どうすればいい?

「順番をかえても答えは同じ」を使いましょう。7×3は3×7、7×4は4×7で思い出せます。また、7×8を忘れても7×7=49に7をたして56と、仕組みからも出せます。苦手な段ほど、このコツが効きます。

九九表には、どんなきまりがあるの?

横に見るとその段の数ずつふえ、ななめ(左上から右下)の線で対称になっています。3×7と7×3のように、同じ答えが2か所に出ます。12は2×6・3×4・4×3・6×2のように、同じ答えになる式がいくつもあるのも、九九表のおもしろいきまりです。

この単元でつまずいたとき、家庭でできること

  1. かけ算ってなに?(意味と式)に戻る
    つまずきの原因は、たいてい1つ前の単元にあります。まずそこを確かめてください。
  2. 印刷して、手を動かす
    読んでわかっても、手が動くとは限りません。無料のプリントを刷って、量をこなしてください。
  3. 説明役を、外部にまかせる
    教える側が説明しきれないときは、無料体験のある外部のサービスで様子を見る方法もあります。
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