かけ算の文章題のやり方|1つ分×いくつ分で式を立てる【小2】

小2のかけ算の文章題を図でやさしく。文章のどこが「1つ分の数」でどこが「いくつ分」かを色分けして見つけ、3こずつ4ふくろ=3×4のように式を立てて九九で答える方法を解説。〜の□倍や、たし算とのみ分け方も練習できます。

このページのゴール

文章から「1つ分の数」と「いくつ分」を見つけ、かけ算の式を立てて九九で答えを求められるようになる。

「あめが 33 こずつ入ったふくろが 44 ふくろ。ぜんぶで何こ?」。九九は言えるのに、文章になると「3+43+43×43 \times 4?」とまよう…ここが小2かけ算のつまずきどころです。だいじょうぶ。文章のどこが「1つ分」で、どこが「いくつ分」かを見つけるだけで、式はスッと立ちます。

かけ算の文章題のやり方(3ステップ)

文章題は、次の形にあてはめるだけです。

やり方

  1. 1つ分の数を見つける(「33 こずつ」「11 皿に 55 こ」のように、まとまり1個分の数)。
  2. いくつ分を見つける(「44 ふくろ」「66 皿」のように、そのまとまりが何個あるか)。
  3. (1つ分) × (いくつ分) の式にして、九九で答えを出す。

「あめが 33 こずつ入ったふくろが 44 ふくろ」なら、1つ分は 33、いくつ分は 44。式は 3×4=123 \times 4 = 12 で、12こです。

どうしてこの式になるの?

33 こずつのふくろが 44 ふくろ」を、絵にしてみましょう。同じ 33 このまとまりが 44 つならんでいます。

3こずつ × 4ふくろ3 + 3 + 3 + 3 = 3 × 4 = 12

3+3+3+33+3+3+344 回たしても答えは出ますが、「同じ数のまとまりが何個か」を一気に出すのがかけ算です。だから 3×43 \times 4。下の図で、文章のことばが式のどこに入るか色でつなげてみます。

3 こずつ1つ分の数4 ふくろいくつ分3×4=12

コツ

「○○ずつ」「1ふくろに」「1皿に」「1人に」が出てきたら、その数が 1つ分。あとは、それが何個(何ふくろ・何皿・何人)あるかがいくつ分です。

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セナ

44 ふくろに 33 こずつ」も「33 こずつが 44 ふくろ」も、おなじ 3×43 \times 4 でいいの?

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ホクト先生

いいところに気づいたね。順番がどっちでも、**「1つ分が 33、いくつ分が 44」**は変わらないから、式は 3×43 \times 4 だよ。文の順番にまどわされず、「1つ分はどれ?」「いくつ分はどれ?」だけを探すのがコツ。

理解チェック①

「〜の□倍」もかけ算

「赤いテープは 44 cm。青いテープは、その 33の長さ。青は何cm?」のような「倍」の問題も、かけ算です。もとの数 × 倍の数で計算します。

4cm4cm4cm4cm4 の 3 倍 = 4 × 3 = 12cm

33 倍」は「44 cm が 33 つ分」と同じこと。だから 4×3=124 \times 3 = 12 で、青は 12cm です。「倍」=「いくつ分」と読みかえれば、ふつうのかけ算になります。

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セナ

33 倍」って言われると、どうしても 4+34+3 ってしたくなっちゃう…

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ホクト先生

「倍」はたすんじゃなくて、まとめてふやすことなんだ。33 倍は「もとの長さが 33 こ分」。だから 4×34 \times 3。図のように、もとのテープが 33 本ならんだと考えるとわかりやすいよ。

理解チェック②

たし算?かけ算?のみ分け方

文章題で「たすの?かけるの?」と迷ったら、ここを見ます。

同じ数のまとまり333→ かけ算 3×3ちがう数を合わせる251→ たし算 2+5+1数がそろっている?そろっている=かけ算 / バラバラ=たし算

ポイントは、まとまりの数が「ぜんぶ同じ」かどうか。「33 こずつ」「55 本ずつ」のように同じ数のまとまりが何個もあるときはかけ算。「22 ことと 55 ことと 11 こ」のようにちがう数を合わせるときはたし算です。

コツ

迷ったら声に出して読みかえます。「同じ数が、何個分?」→ かけ算「ちがう数を、合わせていくつ?」→ たし算

理解チェック③

よくある間違い

よくある間違い

まちがい

33 こずつ 44 ふくろ」を、出てきた数をそのまま 3+4=73 + 4 = 7

正しい

同じ 33 このまとまりが 44 つ分だから 3×4=123 \times 4 = 12

数字が2つあるからといって、すぐ「たし算」にしないこと。**「○○ずつ」「○倍」**が出たら、同じ数のまとまりのサイン。かけ算をうたがいましょう。

やってみよう(練習問題)

✏️ やってみよう①(基本:1つ分×いくつ分)

式を書いて、答えをもとめましょう。

  1. 11 皿に 55 こずつ、ケーキを 33 皿ならべました。ぜんぶで何こ?
  2. 11 台の車にタイヤが 44 本。車が 66 台あると、タイヤは何本?
答えと解説を見る
  1. 1つ分は 55 こ、いくつ分は 33 皿。式 5×3=155 \times 3 = 1515こ
  2. 1つ分は 44 本、いくつ分は 66 台。式 4×6=244 \times 6 = 2424本

「○ずつ」「1台に○本」が1つ分。それが何個あるかがいくつ分です。

✏️ やってみよう②(標準:倍とみ分け)

式を書いて、答えをもとめましょう。

  1. 弟は 77 さいです。お父さんは弟の年れいの 55 倍です。お父さんは何さい?
  2. つぎの場面は、かけ算とたし算のどちら?式と答えも書く。 「クッキーを 11 人に 33 こずつ、88 人にくばる。」
答えと解説を見る
  1. もとの数 77 さいの 55 倍。式 7×5=357 \times 5 = 3535さい(「倍」は「いくつ分」と同じ)
  2. 同じ 33 このまとまりが 88 人分 → かけ算。式 3×8=243 \times 8 = 2424こ

✏️ やってみよう③(応用:式から場面・まよう問題)

考えて答えましょう。

  1. 6×4=246 \times 4 = 24」になる文章題を、自分で1つ作りましょう。
  2. 「ジュースが 22 本入った箱が 55 箱と、バラで 33 本あります。ジュースは合わせて何本?」式と答えを書く。
答えと解説を見る
  1. (例)「11 ふくろに 66 こ入ったあめが 44 ふくろ。ぜんぶで何こ?」など、66 ずつのまとまりが 44 つ分になっていれば正解。答えは 2424 こ。
  2. 箱の分は同じ 22 本が 55 箱分なのでかけ算 2×5=102 \times 5 = 10 本。これにバラの 33 本をたす10+3=1310 + 3 = 1313本。かけ算とたし算を組み合わせる問題です。

おうちの方へ

九九が言えても文章題でつまずくのは、「文章のどの数が1つ分で、どれがいくつ分か」を取り出す読解の力がまだ育っていないからです。お子さんには、まず「1つ分はどれ?」「それが何個ある?」と声かけし、3×43 \times 433(1つ分)と 44(いくつ分)を指さしで確認させてください。「33 こずつ 44 ふくろ」は、絵やおはじきで実際に並べて見せると一気に納得します。「○○ずつ」「○倍」がかけ算のサイン、ちがう数を合わせるのはたし算、という区別も繰り返し声に出させると定着します。かけ算の意味があやしいときはかけ算(九九)の意味に戻ると安心です。

文章題は、むずかしそうに見えても「11 つ分 × いくつ分」にあてはめるだけ。「○○ずつ」「○倍」を見つけたらかけ算、と覚えて、文章のことばを式にほんやくしていきましょう。

📌 1分まとめ(声に出して読もう)

  • 文章題は (1つ分の数) × (いくつ分) の形にあてはめる。
  • 「3こずつ4ふくろ」は、1つ分が 3、いくつ分が 43×4=123 \times 4 = 12
  • 「〜の□倍」も、もとの数 × 倍の数で計算できる。
  • 同じ数のまとまりが何個か=かけ算、ちがう数を合わせる=たし算。

よくある質問

かけ算の文章題は、どうやって式を立てるの?

「(1つ分の数) × (いくつ分)」の形にあてはめて式を立てます。「あめが3こずつ入ったふくろが4ふくろ」なら、1つ分が3、いくつ分が4なので、式は3×4=12で答えは12こです。「○○ずつ」「1皿に○こ」の数が1つ分、それが何個あるかがいくつ分です。

どうして「3こずつ4ふくろ」は、たし算じゃなくてかけ算になるの?

同じ3このまとまりが4つならんでいるからです。3+3+3+3と4回たしても答えは出ますが、「同じ数のまとまりが何個か」を一気に求めるのがかけ算なので、3×4と表せます。ちがう数を合わせるときは、かけ算ではなくたし算です。

「〜の3倍」は、どう計算するの?

もとの数 × 倍の数で計算します。赤いテープ4cmの3倍なら、「4cmが3つ分」ということなので4×3=12で12cmです。「□倍」は「□つ分」と読みかえれば、ふつうのかけ算になります。たしたくなっても、4+3にはしないよう注意しましょう。

たし算かかけ算か、どちらの式にするかまよったら?

まとまりの数が「ぜんぶ同じ」かどうかで見分けます。「3こずつ」のように同じ数のまとまりが何個もあるときはかけ算、「2こと5こと1こ」のようにちがう数を合わせるときはたし算です。「同じ数が、何個分?」と声に出して読みかえると、まよいにくくなります。

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