小4「わり算の筆算」をやさしく攻略

わり算の筆算でつまずくのは、手順が多いから。でも「たてる・かける・ひく・おろす」の4ステップをくり返すだけ。リズムで覚えれば、大きな数でもこわくありません。

この単元のゴール

「たてる・かける・ひく・おろす」の手順で、わり算の筆算(2けたでわる筆算もふくむ)ができるようになる。

学ぶ順番(このとおり進めばOK)

この単元でつまずくところ

手が止まりやすい箇所と、その原因です。

ひいたあまりがわる数以上なのに、次の位へ進む

たてた商が小さすぎるのが原因です。ひいた残りがわる数と同じか大きいなら、まだ分けられる分が残っています。商を1増やしてやり直します。ひいたあとに「残りはわる数より小さいか」を声に出して確かめる手順を入れます。

2けたでわるとき、見当をつけずに数を探し始める

わる数が2けたになると九九では出ないため、当てずっぽうで数を入れることになります。わる数を切りのよい何十とみて、商のあたりをつける手順を先に固定します。134÷23なら、およそ130÷20で6くらいと置いてから確かめます。

教えるときのポイント

  • 最初は1けたでわる問題だけを、たてる・かける・ひく・おろすと声に出させながら進めると、手順の順番そのものを体で覚えられます。
  • 手順が安定してから2けたでわる問題に移すと、新しく覚えるのは見当のつけ方だけになり、つまずく場所を1か所に絞れます。
  • 答えが出たら、わる数×商+あまり=わられる数を毎回書かせると、まちがいを自分で見つけて直す流れができます。

家庭・指導の場での確認

1問だけ選び、途中の式を消さずに残したまま見せてもらいます。どの位で商を立て、何をおろしたかを指でたどらせると、答えだけを見ていてはわからないつまずきの場所が特定できます。あまりがわる数より小さいかも一緒に確かめます。

よくある質問

商に0が立つ筆算でつまずくときは?

618÷3のように、途中で0が立つ形です。おろした数がわる数より小さいときは、その位に0を書いてから次の位をおろします。0を書かずに進むと、答えが1けた少なくなります。商を書く欄をあらかじめ位ごとに区切っておくと、0を入れる場所が目で見えます。

わられる数の一番上の位に商が立たないときは?

235÷4のように、2は4でわれない場合です。このときは一番上の位に商を書かず、上2けたの23をまとめて4でわり、十の位から商を立てます。商が何けたになるかは、最初に何けた分をまとめたかで決まります。まとめた数の上に商を書く、と位置を先に決めさせます。

九九があいまいな子に、筆算をどう進めますか?

わる数の段だけを書いた表を手元に置かせると、筆算の手順のほうに集中できます。3でわるなら3・6・9…と並べた紙を1枚置くだけです。たてるときに使うのはその段の中の数だけなので、探す範囲がせまくなります。手順が身についてから表を外し、同じ問題をもう一度やらせます。

つまずいたら、ここに戻ろう

  • 九九・かけ算(筆算の「かける」で使う)— 小学算数
  • あまりのあるわり算(小3)— 小学算数