小4「角の大きさ」をやさしく攻略
角の大きさは「2本の辺の開きぐあい」。単位は度(°)です。分度器でのはかり方・かき方から、三角定規の角や角の計算まで、図でしっかりつかみましょう。
◎この単元のゴール
角の大きさを度で表せ、分度器で角をはかったりかいたりでき、角の和・差を求められるようになる。
学ぶ順番(このとおり進めばOK)
この単元でつまずくところ
手が止まりやすい箇所と、その原因です。
✕ななめや下向きの角になると、はかれなくなる
問題の図は、いつも右向きに開いた角とはかぎりません。向きを変えてよいと知らないまま、そのままはかろうとしていることが多いです。分度器を回して0°の線を辺に重ねるか、紙のほうを回します。向きを変えても角の大きさは変わりません。
✕180°より大きい角を、反対側の小さい角として読む
分度器の目もりが180°までしかないためです。250°の角を110°と読む形が典型になります。まず半回転より大きく開いているかを目で判断させ、大きければ180°+残り、または360°−残りに直します。直角と一直線の見え方を先に思い出させます。
教えるときのポイント
- はかる前に直角より大きいか小さいかを目で見当させてから分度器をあてると、内側と外側の目もりを取りちがえても本人が気づけます。
- かく学習は、はかる学習が安定してから入ると、中心を頂点に・0°を辺にという同じ合わせ方をそのまま使えます。
- 角の和と差は、三角定規2まいを実際に机の上で重ねさせてから式にすると、たし算とひき算のどちらになるかが見て決まります。
家家庭・指導の場での確認
三角定規2まいを渡し、75°や105°の角を作らせてから、分度器ではかって確かめさせます。45+30、60+45と式でも書かせると、作った角と計算が結びつきます。作れない角が出たときは、どの角が足りないかを一緒に探します。
よくある質問
分度器はどんなものを選べばよいですか?
中心の印と0°の線がはっきり見える、透明なものが使いやすいです。半円形で、内側と外側の目もりが色分けされていると、列の取りちがえが減ります。目もりの数字が小さすぎないものを選ぶと、読み取りの負担も軽くなります。表面に傷が少ないほど、下の図が見やすくなります。
はかった角度が数度ずれます。どこまで正しいとみますか?
鉛筆の線の太さや分度器の合わせ方で、1〜2°のずれは出ます。50°の角を48°や52°と読んだのなら、はかり方は合っています。10°以上ちがうときは、中心が頂点からずれているか、目もりの列を取りちがえていることが多いので、その2点を先に見てください。
三角形の3つの角の和は、この単元で教えますか?
小4では扱いません。三角形の角の和が180°になることは、小5の「図形の角」で学びます。小4は、分度器ではかる・かく、角をたし引きするところまでです。三角定規の3つの角を合わせると180°になることにとどめておくと、小5での学習が発見になります。