小学3年生の算数

わり算・大きい数・小数と分数の入り口へ。

わり算が登場し、大きい数・小数・分数の入り口に立つ学年です。かけ算は筆算で2けたへ広がり、わり算は「あまり」まで扱います。小数・分数は4年以降の計算の土台になるので、計算の前に意味からていねいに理解しておきたい単元です。

小学3年生の単元一覧

数と計算

図形

測定

データの活用

小学3年生でつまずきが集中するところ

この学年で手が止まりやすい箇所と、その原因です。

症状が出ている単元より、原因の単元に戻したほうが早く終わることがよくあります。

!わり算が出てこないのは九九の逆引きが遅いから

24÷3で止まるのは、わり算のやり方ではなく「24は3の何倍か」を九九から引き出せていないためです。わり算の練習より、九九の逆引きに戻るほうが早く解決します。

!あまりが何を指しているかわからない

「17個を3個ずつ配ると5袋できて2個あまる」の2が何なのかが曖昧なままだと、あまりがわる数より大きくなる誤りが残ります。あまりはわる数より小さい、という理由まで確認します。

!小数・分数を「1を分けたもの」として見ていない

0.1が10個で1、1/3が3個で1という感覚です。数直線の上で位置を示せないまま計算に入ると、4年以降の小数・分数の計算で崩れます。

教える順番の考え方

かけ算の筆算 → わり算 → あまりのあるわり算 → 大きい数 → 小数 → 分数の順です。小数と分数は同時に教えず、どちらも「1を等分する話」だと確認したうえで、片方ずつ扱うと混ざりません。

家庭・指導の場で見ておきたいこと

わり算の宿題で止まっているときは、九九の逆引き(「21は何×何?」)を数分やってから戻ると解けることがよくあります。手が止まる原因が前の学年にあるかどうかを、先に切り分けてください。

よくある質問

わり算に進む前に、必要な準備は何ですか?

九九を逆から引けることです。24÷3で止まる場合は、わり算の練習より九九の逆引きが先です。

あまりがわる数より大きくなってしまいます。

商が1小さいまま止まっています。「あまりはわる数より小さい」を確認し、もう1回われるかどうかを声に出して確かめさせてください。

小数と分数は、どちらを先に教えるべきですか?

学校の進度に合わせて構いませんが、同時並行は避けます。どちらも「1を等分する」話だと確認してから、片方ずつ扱うと混ざりません。

この学年の学び方

各単元のページには、やり方の手順、なぜそうなるかを示す図、練習問題、よくある質問を置いています。

前の学年に原因がありそうなときは、各ページの「わからなくなったら、ここに戻ろう」から学年をまたいで戻れます。

症状から原因の単元を探したい場合はつまずき逆引き、手を動かす量が必要な場合は無料プリントを使ってください。