小3「円と球」をやさしく攻略

まんまるの形「円」と、ボールのような形「球」を学びます。中心・半径・直径という新しいことばと、その関係(直径は半径の2倍)、コンパスでのかき方を、図でしっかりつかみましょう。

この単元のゴール

円の中心・半径・直径を理解し、半径と直径の関係をつかんで、コンパスで円をかけるようになる。球の特ちょうもわかる。

学ぶ順番(このとおり進めばOK)

この単元でつまずくところ

手が止まりやすい箇所と、その原因です。

コンパスでかいた円が、二重の線やゆがんだ形になる

コンパスを紙に立てたまま持ち、手首をひねって回していることが多いです。頭のねじをつまみ、進む向きに少しかたむけて回すか、コンパスは止めて紙のほうを回します。二重の線になるときは、ねじがゆるんで開きが変わっています。半径に開き直すところからやり直します。

半径と直径のことばは言えるが、図の中で指せない

ことばだけを覚えて、線が中心を通るかどうかを見ていないことが原因です。まず中心の点を打たせ、そこから円のまわりまで引いた線が半径だと確かめます。直径は中心を通ってはしからはしまでで、半径2つ分になります。

教えるときのポイント

  • 円を「中心から同じ長さのところにある点を集めた形」と先に伝えると、直径が半径2つ分になる理由を図のまま受け取れます。
  • コンパスは円をかく道具である前に同じ長さをうつす道具なので、半径に開いてものさしで開きを測り直す手順を最初に見せます。
  • 球は円のことばをそろえたあとに実物を切って見せると、切り口が円になることと、中心で切ると一番大きい円になることが同時につかめます。

家庭・指導の場での確認

「半径3cmの円をかいて」と伝えて実際にかかせ、その円の直径をものさしではかって6cmになるかを確かめます。12cmになったらコンパスを直径に開いています。数cmだけずれるときは、途中でねじがゆるんでいます。

よくある質問

コンパスで円がうまくかけないときは?

コンパスを回すのではなく、紙のほうを回すと安定します。持つ場所は上のねじで、進む向きに少しかたむけます。かき始める前にねじを締め、半径に開いてからものさしで開きを確かめます。それでもゆがむときは、紙の下にもう1枚紙を敷いて針がすべらないようにします。

円だけがかかれた紙から、中心を見つけるには?

円を切り取って半分に折り、向きを変えてもう一度半分に折ると、2本の折り目が交わったところが中心です。折れないときは、ものさしを円にあてていちばん長くとれる線を2本引くと、その交点が中心になります。どちらも、直径は中心を通るという性質を使った方法です。

球の学習で用意しておくとよいものは?

みかんや粘土の球など、切れるものがあると切り口を見せられます。直径をはかるときは、球を2冊の本ではさみ、本と本の間をものさしではかると正確です。ボールとサイコロを並べ、向きを変えながら見え方を比べると、どこから見ても円という特ちょうが伝わります。

つまずいたら、ここに戻ろう