円・中心・半径・直径とコンパス
小3「円と球」を図でやさしく解説。円の意味(中心から同じ長さの点の集まり)、中心・半径・直径のことば、直径=半径×2の関係、コンパスを使った円のかき方まで、図と例題でわかります。
◎このページのゴール
円の中心・半径・直径を理解し、直径は半径の2倍という関係をつかんで、コンパスで円をかけるようになる。
まんまるの形「円」を学びます。「中心」「半径」「直径」という3つのことばと、その関係(直径は半径の2倍)をおさえれば、円はこわくありません。コンパスでのかき方まで、図でつかみましょう。
どこでつまずいた?
あてはまるものをタップ。そこから読むと近道です。
円ってどんな形?
円は、ただの「まる」ではありません。1つの点から、同じ長さのところにある点を、ぜんぶ集めた形が円です。このまん中の点を「中心(ちゅうしん)」といいます。
中心からどの向きに進んでも、円のまわり(円周)までの長さはぜんぶ同じ。だから円はまんまるなのです。
中心・半径・直径ということば
円には、おぼえておきたい3つのことばがあります。
→やり方
- 中心(ちゅうしん) … 円のまん中の点。
- 半径(はんけい) … 中心から円のまわりまでの長さ。
- 直径(ちょっけい) … 中心を通って、円のはしからはしまでの長さ。
「半径」は中心から“はし”まで、「直径」は“はしからはし”まで。直径は、円をいちばん長くまっすぐ横切る長さです。
✓理解チェック①
直径と半径の関係(いちばん大事)
直径は、半径を2つ分つないだ長さです。だから——
?どうして?
直径は、中心の左がわの半径と、右がわの半径をたしたもの。半径2つ分だから、
直径 = 半径 × 2
ぎゃくに見ると、
半径 = 直径 ÷ 2
たとえば半径 3cm の円なら、直径は で 6cm。直径 10cm の円なら、半径は で 5cm です。
半径と直径、どっちがどっちかいつもこんがらがっちゃう…
「半」の字に注目してごらん。半径は“半分”の長さ、直径は“まっすぐ(直)”はしからはしまでの長さ。直径のほうが長くて、半径の2倍。これだけおぼえれば、もう迷わないよ。
✓理解チェック②
コンパスで円をかく
コンパスは、中心からの長さ(半径)をかえずに、ぐるりと1周うつしとる道具です。だからきれいな円がかけます。
→やり方
コンパスで円をかく手順
- コンパスのはりと、えんぴつの先の開きを、半径の長さに合わせる。
- はりを、円の中心にしたい点にさす。
- 開きをかえずに、コンパスをくるっと1周まわす。
開きを半径の長さに合わせるのがコツ。直径10cmの円をかきたいときは、半径の cm に開きを合わせます。
直径6cmの円をかいてって言われたら、コンパスは6cmに開けばいいの?
そこがワナ!コンパスの開きは“半径”だよ。直径6cmなら、半径は cm。だから3cmに開いてからまわすんだ。直径のまま開くと、倍の大きさの円になっちゃうよ。
✓理解チェック③
やってみよう(練習問題)
✏️ やってみよう①(基本:ことば)
円について答えましょう。
- 円のまん中の点を何という?
- 中心からまわりまでの長さを何という?
- 中心を通って、はしからはしまでの長さを何という?
答えと解説を見る
- 中心
- 半径
- 直径
✏️ やってみよう②(標準:半径と直径)
計算しましょう。
- 半径 7cm の円の直径は?
- 直径 14cm の円の半径は?
- 半径 9cm の円の直径は?
答えと解説を見る
- → 14cm
- → 7cm
- → 18cm
直径=半径×2、半径=直径÷2 を使います。
✏️ やってみよう③(応用:コンパスと組み合わせ)
考えてみましょう。
- 直径 12cm の円をかくとき、コンパスは何cmに開く?
- ある円の半径は 5cm。同じ円の上に、中心を通る直線を1本ひいた。この直線(直径)の長さは?
答えと解説を見る
- 半径に開くので → 6cm
- 中心を通る直線は直径。 → 10cm
家おうちの方へ
この単元の核心は3つのことば(中心・半径・直径)と、直径=半径×2の関係です。つまずきの定番は「コンパスの開き=直径だと思って倍の円をかく」ミス。コンパスの開きは“半径”だと、手を動かしながら確認させてください。円を「中心から同じ長さの点の集まり」と意味からとらえておくと、5年の円周率、6年の円の面積まで一本の線でつながります。次は立体の「球」。球を切ると円が現れる、という見方につなげます。
次は、ボールのような立体「球」。球を切ると円が現れることを見ていきます。
📌 1分まとめ(声に出して読もう)
- 円 … 1つの点(中心)から同じ長さのところにある点を、ぜんぶ集めた形。
- 中心 … 円のまん中の点。半径 … 中心から円のまわりまでの長さ。
- 直径 … 中心を通って、円のはしからはしまでの長さ。
- 直径 = 半径 × 2(半径 = 直径 ÷ 2)。
- コンパスは「同じ長さをぐるりとうつす」道具。だから円がかける。
よくある質問
円の半径と直径の関係は?
直径=半径×2(半径=直径÷2)です。直径は、中心の左がわの半径と右がわの半径をつないだ、半径2つ分の長さだからです。たとえば半径3cmの円の直径は3×2=6cm、直径10cmの円の半径は10÷2=5cmです。
円はなぜまんまるなの?
円は、1つの点(中心)から同じ長さのところにある点をぜんぶ集めた形だからです。中心からどの向きに進んでも、円のまわり(円周)までの長さがすべて同じなので、まんまるになります。この「中心から同じ長さ」が、円のいちばん大事な性質です。
直径6cmの円をかくとき、コンパスは何cmに開くの?
半径の3cm(6÷2=3)に開きます。コンパスの開きは直径ではなく、半径の長さだからです。直径のまま6cmに開くと、倍の大きさの円になってしまいます。開きを合わせたら、はりを中心にさして、開きをかえずに1周まわします。
半径と直径のちがいを、かんたんに覚えるには?
半径は「半」の字のとおり半分の長さで、中心から円のまわりまでの長さです。直径は、中心を通って円のはしからはしまで、まっすぐ横切る長さです。直径のほうが長く、半径のちょうど2倍と覚えましょう。