小3「あまりのあるわり算」をやさしく攻略
きれいに分けられないときに出るのが「あまり」。九九でいちばん近いところまで分けて、残りがあまり。確かめのしかたまで、図でつかみましょう。
◎この単元のゴール
あまりのあるわり算ができ、確かめや、あまりの処理(文章題)ができるようになる。
学ぶ順番(このとおり進めばOK)
つまずき診断:どこで止まっていますか
この単元のつまずきは、計算そのものより「あまりをどう扱うか」に集まります。
- あまりがわる数より大きくなってしまう → 17÷5=2あまり7 は誤りです。あまり7の中にまだ5が入ります。あまりは必ずわる数より小さい——これがこの単元最大のルールです。あまりのあるわり算へ。
- 答えの確かめ方を知らない → わる数×答え+あまり=わられる数 に戻るかを見ます。17÷5=3あまり2 なら 5×3+2=17 で正解と確認できます。
- 文章題で「あまりを切り上げるか捨てるか」で迷う → 「全員運ぶ・全部入れる」なら切り上げ、「完成する分だけ」なら切り捨て。あまりの処理で場面別に練習しましょう。
- 九九にない数のわり算で手が止まる → あまりのあるわり算は「わる数の段で、こえない最大の九九」を探す計算です。7の段があやしいと 40÷7 で止まります。九九に戻るのが近道です。
「あまり」の考え方は、この先ずっと使う
九九で答えを見つける基本。ここがあやしいなら最優先で。
小2 かけ算と九九 →「こえない最大の九九」探しが本体。7・8の段の確認を。
小4 わり算の筆算 →たてる→かける→ひく→おろす。あまりの扱いがそのまま登場します。
プリント わり算プリント →あまりあり・なしを選んで無限に練習。答えつきで丸つけも楽。
よくある質問
あまりは、なぜわる数より小さくないといけないの?
あまりがわる数以上あるなら、まだ分けられるからです。17個を5人で分けて「2個ずつ、あまり7」だと、あまりの7個からもう1個ずつ配れます。配れるだけ配りきった残りが「あまり」なので、必ずわる数より小さくなります。答えを書いたら「あまり<わる数」になっているかを見る習慣をつけると、このミスは消えます。
「あまりの確かめ」は毎回やるべき?
テスト中は全部でなくてよいですが、練習のうちは毎回やる価値があります。わる数×答え+あまり=わられる数 という確かめは、わり算とかけ算が逆の関係だという理解そのものだからです。この感覚は小4の筆算で「たてる→かける→ひく」を繰り返すときの土台になります。
文章題の切り上げ・切り捨てが覚えられません
暗記より場面を想像するのが確実です。「39人が4人乗りの車で行く。車は何台?」なら、9台だと3人が乗れずに残ってしまうので10台(切り上げ)。「39cmのリボンから4cmを何本取れる?」なら、端数の3cmでは1本にならないので9本(切り捨て)。あまりの3を「人」と見るか「たりない分」と見るかで決まります。式の答えではなく、聞かれていることに答える練習です。
☺おうちの方へ
あまりのあるわり算は、おはじきやおかしで実際に配ってみるのがいちばん伝わります。「17個を5人で分けたら?」を手でやると、「配りきれない分があまり」という意味が一度で入ります。
計算ミスが続く場合は、わり算ではなく九九の特定の段(7の段・8の段が多い)が原因のことがよくあります。どの段の問題でまちがえているかをノートで見てあげてください。
つまずいたら、ここに戻ろう
- わり算(九九で求める)— わり算
- 九九の確認 — 小2「かけ算と九九」
- このあと:小4「わり算の筆算」
- どこから復習するか迷ったら — つまずき逆引き