あまりのあるわり算(あまり・確かめ)

小3算数「あまりのあるわり算」を、ものを分ける図でやさしく解説。わり切れないときに残る「あまり」の意味、あまりは必ずわる数より小さくなるという決まり、わる数×商+あまり=わられる数で確かめる方法まで、図と文章題の例であわせてしっかり身につきます。

先に答え

あまりのあるわり算とは、わり切れないわり算で、分けきれずに残った数を「あまり」として表す計算です。たとえば 14÷314\div33×4=123\times4=12 まで分けられるので、残りの 1412=214-12=2 があまりになり「4あまり2」と書きます。あまりは必ずわる数より小さくなり、確かめは わる数×商+あまり=わられる数(3×4+2=143\times4+2=14)で、もとの数にもどれば正解です。

このページのゴール

あまりのあるわり算ができ、確かめやあまりの処理ができるようになる。

14個を3個ずつ分けると、4グループできて2個あまります。この残りが「あまり」。九九でいちばん近いところまで分けて、残りをあまりにします。

あまりのあるわり算

14÷314\div3 は、3でわり切れません。3の段で14をこえない最大は 3×4=123\times4=12。残りの 1412=214-12=2あまり。だから 4 あまり 2 と書きます。

理解チェック1

図で見る:14個を3個ずつ

あまり214こ を 3こずつ → 4グループ と 2あまり14 ÷ 3 = 4 あまり 2

理解チェック2

あまりはわる数より小さい

やり方

あまり < わる数(あまりは、わる数より必ず小さくなる)

もしあまりがわる数と同じか大きければ、まだ分けられるということ。商が小さすぎます。

よくある間違い

14÷314\div3 を「3あまり5」とするのはまちがい。あまり5は、わる数3より大きいので、まだ分けられます(もう1グループ作れる)。正しくは「4あまり2」。あまりはわる数より小さくなるまで分けます。

セナちゃんのアイコン
セナ

あまりが3以上だったら、まだ分けられるってことだね。

ホクト先生のアイコン
ホクト先生

その通り! 「あまり<わる数」かを最後にチェック。あまりがわる数以上なら、商を1増やそう。これでミスに気づけるよ。

理解チェック3

理解チェック4

確かめのしかた

わる数 × 商 + あまり = わられる数」で確かめられます。

14÷3=414\div3=4 あまり 223×4+2=143\times4+2=14 ✓。

理解チェック5

理解チェック6

やってみよう(練習問題)

やってみよう①(基本:あまりを出す)

答えを求め、確かめもしましょう。

  1. 17÷317\div3
  2. 25÷425\div4
答えと解説を見る
  1. 55 あまり 22(確かめ:3×5+2=173\times5+2=17 ◎。あまり2はわる数3より小さいのでOK)
  2. 66 あまり 11(確かめ:4×6+1=254\times6+1=25 ◎。あまり1はわる数4より小さいのでOK)

やってみよう②(標準:あまりがわる数より小さいか確かめる)

答えを出したら「あまり < わる数」になっているか必ずチェックしましょう。

  1. 38÷638\div6
  2. 50÷750\div7
答えと解説を見る
  1. 66 あまり 22(確かめ:6×6+2=386\times6+2=38 ◎。あまり2 < わる数6)
  2. 77 あまり 11(確かめ:7×7+1=507\times7+1=50 ◎。あまり1 < わる数7)

やってみよう③(応用:文章題であまりを考える)

式を書いて答えを求め、あまりが何を表すかも考えましょう。

  1. 23人を1チーム4人ずつに分けると、4人のチームは何チームできて、何人あまる?
  2. あめが30個あります。1ふくろに7個ずつ入れると、ふくろは何ふくろできて、あめは何個あまる?
答えと解説を見る
  1. 23÷4=523\div4=5 あまり 33 → 5チームできて 3人あまる(確かめ:4×5+3=234\times5+3=23 ◎)
  2. 30÷7=430\div7=4 あまり 22 → 4ふくろできて 2個あまる(確かめ:7×4+2=307\times4+2=30 ◎)

おうちの方へ

あまりのあるわり算は「九九でいちばん近いところまで分け、残りがあまり」。最大のつまずきは「あまりがわる数以上のまま」にしてしまうこと。「あまり<わる数」を最後に必ずチェックさせてください。確かめ(わる数×商+あまり)も習慣にすると、ミスに自分で気づけます。文章題では、あまりをどう扱うか(切り上げ・切り捨て)を場面で考えさせましょう。

計算はこれでバッチリ。でも文章題では、出た「あまり」をそのまま答えにできないことがあります。次は「あまりをどうあつかうか(切り上げ・切り捨て)」を、場面ごとに攻略しましょう。

さらに学年が上がると、小数でもあまりを出す場面が登場します。仕組みは同じなので、いつか小5「小数のわり算のあまり(小数点の位置)」ものぞいてみてください。

📌 1分まとめ(声に出して読もう)

  • わり切れないとき、残りがあまり。例 14÷3=414\div3=4 あまり 22
  • あまりは、わる数より小さくなる(あまり < わる数)。
  • 確かめ:わる数 × 商 + あまり = わられる数
  • 文章題では、あまりを切り上げる/切り捨てる場面がある。

よくある質問

あまりのあるわり算とは何ですか?

あまりのあるわり算とは、わり切れないわり算で、分けきれずに残った数を「あまり」として表すわり算です。たとえば14÷3は、3の段で14をこえない最大が3×4=12なので、残りの14−12=2があまりになり、「4あまり2」と書きます。

あまりの大きさに、何か決まりはありますか?

あります。あまりは必ずわる数より小さくなります(あまり<わる数)。もしあまりがわる数と同じか大きければ、まだ分けられるということなので、商を1増やして計算し直します。答えを出したら「あまり<わる数」になっているか、最後に必ずチェックしましょう。

あまりのあるわり算の確かめは、どうやりますか?

「わる数×商+あまり=わられる数」になれば正解です。たとえば14÷3=4あまり2なら、3×4+2=14で、もとの数にもどるので合っています。この確かめを習慣にすると、自分でミスに気づけるようになります。

文章題では、あまりをどう扱えばいいですか?

場面によって、あまりを切り上げたり切り捨てたりします。たとえばバスの台数を求める問題では、あまりの人も乗せる必要があるので、もう1台増やします(切り上げ)。あまりが何を表しているかを場面ごとに考えることが大切です。

なぜ、わる数×商+あまり を計算すると、わられる数にもどるのですか?

わられる数が「分けきった分」と「あまり」の2つに分かれているからです。たとえば14÷3=4あまり2では、14個は3個ずつ4グループ分の12個(3×4)と、あまりの2個に分かれています。だから、分けきった分とあまりをたすと 3×4+2=14 となり、もとの数にぴったりもどります。

あまりのあるわり算は、日常のどんな場面で役立ちますか?

きっちり分けられないものを分ける場面で役立ちます。たとえば、おやつ14個を3個ずつふくろに入れると4ふくろできて2個あまる、23人を4人ずつのチームに分けると5チームできて3人あまる、といった計算です。「いくつできて、いくつ残るか」がわかると、あまりをどうするかを自分で決められます。

この単元でつまずいたとき、家庭でできること

  1. わり算(九九で求める)に戻る
    つまずきの原因は、たいてい1つ前の単元にあります。まずそこを確かめてください。
  2. 印刷して、手を動かす
    読んでわかっても、手が動くとは限りません。無料のプリントを刷って、量をこなしてください。
  3. 説明役を、外部にまかせる
    教える側が説明しきれないときは、無料体験のある外部のサービスで様子を見る方法もあります。
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