一次関数の式の求め方
一次関数y=ax+bの式の求め方を図でわかりやすく。傾きと1点から、2点から、グラフから、の3パターンを手順で整理。条件から式を出せるようになります。
◎このページのゴール
傾きと点・2点・グラフなどの条件から、一次関数の式y=ax+bを求められるようになる。
「グラフが点◯と◯を通る」「傾きが◯で点◯を通る」——こうした条件から式 y=ax+b を求める問題は頻出です。a と b を順に決めるだけ。3パターンを押さえましょう。
どこでつまずいた?
あてはまるものをタップ。そこから読むと近道です。
パターン1:傾きと1点
傾き a がわかっていれば、y=ax+b に a と通る点を代入して b を求めます。
例:傾き 2 で点 (3,1) を通る。y=2x+b に代入:
1=2×3+b⇒1=6+b⇒b=−5
よって y=2x−5。
パターン2:2点を通る
まず傾きを「y の差 ÷ x の差」で求め、次に1点を使って b を出します。
例:2点 (1,3)、(3,7) を通る直線。
a=3−17−3=24=2
y=2x+b に (1,3) を代入:3=2+b → b=1。よって y=2x+1。
ホクト先生 xの差yの差 の引く順番を、分母と分子でそろえればOK。(1,3)→(3,7) なら、xは 3−1、yは 7−3。同じ向きで引けば符号も合うよ。
✓理解チェック①
パターン3:グラフから読む
グラフが与えられたら、切片(y軸との交点)と傾き(右に1で上にいくつ)を読み取ります。
例:y軸と (0,−1) で交わり、右に1進むと上に3上がる → y=3x−1。
進め方のまとめ
✓コツ
ゴールは y=ax+b の形にすること。
- 傾き a がわかる → 代入して b を求める
- 2点だけ → まず傾き(差÷差)→ 次に b
- グラフ → 切片と傾きを読む
✓理解チェック②
やってみよう(練習問題)
✏️ やってみよう①(基本:傾きと1点)
傾きが与えられているので、代入して b を求めましょう。
- 傾き4、点 (1,2) を通る
- 傾き −2、点 (3,0) を通る
答えと解説を見る
- y=4x+b に (1,2) を代入:2=4×1+b → b=−2 → y=4x−2(確かめ:x=1 で y=4−2=2 ◎)
- y=−2x+b に (3,0) を代入:0=−2×3+b → 0=−6+b → b=6 → y=−2x+6(確かめ:x=3 で y=−6+6=0 ◎)
✏️ やってみよう②(標準:2点を通る)
まず傾き(y の差 ÷ x の差)を出し、次に1点で b を求めましょう。
- 2点 (0,3)、(2,7) を通る
- 2点 (1,1)、(4,7) を通る
答えと解説を見る
- 傾き 2−07−3=24=2。(0,3) より切片 b=3 → y=2x+3(確かめ:x=2 で y=4+3=7 ◎)
- 傾き 4−17−1=36=2。y=2x+b に (1,1) を代入:1=2+b → b=−1 → y=2x−1(確かめ:x=4 で y=8−1=7 ◎)
✏️ やってみよう③(応用:データから式を作る)
身近なデータを2点とみて、一次関数の式を求めましょう。
- あるタクシーは、2 km 乗ると料金が 880 円、5 km 乗ると 1660 円でした。料金 y 円が距離 x km の一次関数だとすると、式は? また、初乗り料金(x=0 のときの料金、切片)はいくらですか。
- ろうそくに火をつけて 3 分後の長さが 13 cm、8 分後が 8 cm でした。長さ y cm が時間 x 分の一次関数だとすると、式は?
答えと解説を見る
- 2点 (2,880)、(5,1660) とみる。傾き 5−21660−880=3780=260(1kmごとに260円)。y=260x+b に (2,880) を代入:880=520+b → b=360 → y=260x+360。切片360円が初乗り料金。(確かめ:x=5 で y=1300+360=1660 ◎)
- 2点 (3,13)、(8,8) とみる。傾き 8−38−13=5−5=−1(1分ごとに1cm短くなる)。y=−x+b に (3,13) を代入:13=−3+b → b=16 → y=−x+16(確かめ:x=8 で y=−8+16=8 ◎。x=0 の最初の長さは16cm)
家おうちの方へ
式を求める問題は「a を決める → b を決める」の順番が鉄則です。2点のときは傾き(差÷差)を先に。差を取る向き(xもyも同じ向き)をそろえれば符号ミスが防げます。最後は必ず y=ax+b の形に整えて答える習慣を。
これで中2「一次関数」の基本(意味・グラフ・式)は完全攻略です! 一次関数は連立方程式(グラフの交点)や、中3の y=ax² にもつながる土台になります。
📌 1分まとめ(声に出して読もう)
- 傾きと1点 → y=ax+b に a と点を代入して b を求める。
- 2点 → 傾き a=xの差yの差 を出し、次に1点で b。
- グラフから → 切片と傾きを読み取る。
- どの場合も最後は y=ax+b の形にする。
よくある質問
一次関数の式はどうやって求めますか?
ゴールは y=ax+b の形にすることです。傾きaがわかっていれば、aと通る点を代入してbを求めます。2点だけなら、まず傾きを「yの差÷xの差」で出してから、1点を代入してbを求めます。グラフが与えられたら、切片(y軸との交点)と傾き(右に1で上にいくつ)を読み取ります。
2点を通る一次関数の式の求め方は?
まず傾き a=(yの差)÷(xの差)を計算し、次にどちらか1点を代入してbを求めます。たとえば2点 (1, 3) と (3, 7) を通るなら、a=(7−3)÷(3−1)=2。y=2x+b に (1, 3) を代入すると 3=2+b で b=1 となり、式は y=2x+1 です。
なぜ傾きを出すとき、引く順番をそろえないといけないの?
分母(xの差)と分子(yの差)で引く向きがちがうと、符号が逆になってしまうからです。(1, 3)→(3, 7) なら、xは 3−1、yは 7−3 のように同じ向きで引けば、符号も正しく合います。「yの差÷xの差」は、分母と分子で引く順番をそろえるのが鉄則です。
グラフから一次関数の式を読み取るには?
切片(y軸との交点)と、傾き(右に1進むと上下にいくつ動くか)を読み取ります。たとえばy軸と (0, −1) で交わり、右に1進むと上に3上がる直線なら、y=3x−1 です。
#一次関数#式の求め方#中2数学