小学理科小学3年生物理
音のせいしつ|音はものがふるえると出る・ふるえが伝わって聞こえる【小3理科】
小3理科の「音のせいしつ」を図解でやさしく。音はものがふるえると出ること、大きい音ほどふるえが大きいこと、ふるえが伝わって耳にとどくこと(糸電話)、ふるえを止めると音も止まることを、たいこ・輪ゴム・糸電話の図と実験例でわかります。中学の「音」へつながります。
◎このページのゴール
「音はものがふるえると出る」「大きい音ほどふるえが大きい」「ふるえが伝わって耳に聞こえる」「ふるえを止めると音も止まる」ことを、たいこ・輪ゴム・糸電話の実験から理解する。
音が鳴っているとき、ものはどうなっていると思いますか? じつは、音が出ているものは、いつも小さくふるえています。この単元では、「音=ふるえ」「大きい音ほどふるえが大きい」「ふるえが伝わって聞こえる」という3つの大事なことを、たいこ・輪ゴム・糸電話の図で確かめます。ここがわかると、中学の「音」もスッと入ってきます。
どこでつまずいた?
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音は、ものが「ふるえる」と出る
たいこをたたくと、ドンと音が鳴ります。このとき、たいこの皮は目に見えないくらい小さく、はやくふるえています。皮の上に小さなビーズや米つぶをのせてたいこをたたくと、つぶがピョンピョンはねます。これが「ふるえている」しょうこです。
たいこだけではありません。声を出すときはのどがふるえ、ギターの弦をはじくと弦がふるえます。音が出ているものをそっとさわると、ビリビリとふるえているのが手につたわります。音が出る=ものがふるえている、これが音のいちばんの基本です。
✓理解チェック①
大きい音ほど、ふるえが大きい
つぎは、音の大きさと「ふるえ」のかんけいです。たいこを強くたたくと大きい音が出て、ビーズは高くはね上がります。やさしくたたくと小さい音で、ビーズは少ししか動きません。
ビーズがはねる高さは、ふるえの大きさをあらわしています。大きい音=ふるえが大きい、小さい音=ふるえが小さい。輪ゴムでも同じで、強くはじけば大きくゆれて大きい音、そっとはじけば小さくゆれて小さい音になります。
ふるえの「はば」が大きいほど、大きい音になる——これが音の大きさのしくみです。
強くたたくと大きい音になるのは知ってたけど、ふるえも大きくなってたんだね!
そうだよ。音の大きさ=ふるえの大きさなんだ。強くたたくと皮が大きくふるえて、その分、大きい音になる。中学では、このふるえのはばを「しんぷく」と言って、しんぷくが大きいほど大きい音になる、とくわしく学ぶよ。今のうちに「大きい音はふるえが大きい」とつかんでおくと、中学の音がぐっと楽になるからね。
✓理解チェック②
音は「ふるえが伝わって」耳にとどく
音が出たものがふるえているのはわかりました。では、その音はどうやって耳までとどくのでしょう。じつは、ふるえがまわりに伝わっていくから聞こえるのです。糸電話を使うと、「ふるえが伝わる」ようすがよくわかります。
話すと、声でコップの底がふるえます。そのふるえが、ぴんと張った糸を伝わって、もう一方のコップの底をふるわせます。それが空気を通して耳にとどき、声が聞こえるのです。ふるえが伝わるのは糸だけではなく、いつも聞こえている音は空気のふるえが耳まで伝わったものです。
✓コツ
糸電話のコツは、糸をぴんと張ること。糸がたるんでいると、ふるえがうまく伝わらず聞こえにくくなります。「ふるえが伝わる道」が、たるむと切れてしまうイメージです。
✓理解チェック③
よくある間違い
✕よくある間違い
音は「ふるえ」と関係なく出ていて、ふるえを止めても音は鳴りつづけると思ってしまう/大きい音は「強い風」で出ると考える
音はものがふるえると出る。だからふるえを止めれば、音もすぐ止まる。大きい音は、もののふるえが大きいことで出る
音が鳴っているたいこの皮を、手でそっとおさえてふるえを止めると、音はピタッと消えます。「音=ふるえ」だから、ふるえを止めれば音も止まる——これが大事なポイントです。
✓理解チェック④
やってみよう(練習問題)
✏️ やってみよう①(基本:音はふるえ)
つぎの文の( )に、入る言葉を答えましょう。
- 音が出ているとき、ものは小さく( )ている。
- たいこの皮の上にビーズをのせてたたくと、ビーズは( )。
答えと解説を見る
- ふるえ(しんどうし)ている
- はね上がる(皮がふるえているから)
音が出る=ものがふるえている。ビーズがはねるのは、そのふるえが見えるしるしです。
✏️ やってみよう②(標準:音の大きさとふるえ)
同じ輪ゴムを、つよさを変えてはじきます。
- 「強くはじいた音」と「弱くはじいた音」、大きいのはどっち?
- 大きい音が出たとき、輪ゴムのふるえは「大きい」「小さい」のどっち?
答えと解説を見る
- 強くはじいた音(のほうが大きい)
- 大きい
強くはじくほど輪ゴムが大きくふるえて、大きい音になります。大きい音=ふるえが大きいです。
✏️ やってみよう③(応用:ふるえを止めると…)
つぎの文が正しければ◯、まちがっていれば×をつけましょう。
- 「鳴っているたいこの皮を手でおさえると、音はすぐ止まる」
- 「糸電話は、糸がたるんでいるほどよく聞こえる」
- 「やさしくたたいても強くたたいても、ふるえの大きさは同じ」
答えと解説を見る
- ◯…手でおさえてふるえを止めると、音も止まる(音=ふるえ)。
- ×…糸はぴんと張るほどよく伝わる。たるむと聞こえにくい。
- ×…強くたたくほどふるえが大きく、大きい音になる。
「ふるえを止めれば音も止まる」「ふるえが大きいほど大きい音」——この2つがこの単元の芯です。
家おうちの方へ
「音のせいしつ」のつまずきは、ほぼ3つです。1つは**「音=ふるえ」が結びつかないこと。たいこの皮や太鼓型のおかしの箱に米つぶ・ビーズをのせてたたき、つぶがはねるのを見せると一発で納得します。2つめは「大きい音=ふるえが大きい」。同じものを強く・弱くたたいて、つぶのはね方を見くらべさせてください。3つめは「ふるえが伝わって聞こえる」**。糸電話(紙コップ2つ+たこ糸)を作り、糸をぴんと張ったときとたるませたときの聞こえ方のちがいを体験させると深まります。鳴っているたいこを手でおさえて音が止まる実験も、「音=ふるえ」を確かめる近道です。ここでの「ふるえの大きさ」は、中学の音に直結します。
音のせいしつは、「ものがふるえると音が出る」「大きい音はふるえが大きい」「ふるえが伝わって聞こえる」「ふるえを止めると音も止まる」——この4つが芯です。身のまわりの音を「何がふるえているのかな?」と考える目が、中学の音の学習へとつながっていきます。
📌 1分まとめ(声に出して読もう)
- 音は、ものがふるえる(しんどうする)と出る。ふるえていないものは音を出さない。
- 大きい音ほど、ものの「ふるえ」が大きい。小さい音はふるえが小さい。
- 音は、ふるえが伝わって耳にとどく(糸電話は、糸のふるえが伝わって聞こえる)。
- ふるえを止めると、音も止まる(たいこの皮を手でおさえると、すぐ音が消える)。
- 「ふるえの大きさ」は、中学の音(しんぷく・しんどう数)へとつながる考え方。
よくある質問
音はどうやって出るのですか?
音は、ものがふるえる(しんどうする)と出ます。たいこをたたくと皮がふるえ、ギターは弦が、声はのどがふるえて音が出ます。たいこの皮に小さなビーズをのせてたたくと、ビーズがはね上がり、皮がふるえていることを確かめられます。
なぜ鳴っているたいこを手でおさえると、音が止まるの?
音はものがふるえることで出ているので、手でおさえてふるえを止めると、音もすぐに止まるからです。「音=ふるえ」なので、ふるえがなくなれば音もなくなります。ぎゃくに、ふるえているかぎり音は鳴りつづけます。
大きい音と小さい音は、何がちがうの?
ものの「ふるえの大きさ」がちがいます。たいこを強くたたくと皮が大きくふるえて大きい音になり、やさしくたたくとふるえが小さく、小さい音になります。このふるえのはばは、中学の理科で「しんぷく」としてくわしく学びます。
糸電話は、どうして声が聞こえるの?
声のふるえが、糸を伝わって相手にとどくからです。話すとコップの底がふるえ、そのふるえがぴんと張った糸を伝わって、もう一方のコップの底をふるわせ、耳に聞こえます。糸がたるむとふるえがうまく伝わらないので、ぴんと張るのがコツです。ふだん聞こえている音も、空気のふるえが耳まで伝わったものです。