小学理科小学3年生物理

電気の通り道(回路)|豆電球がつく・つかないのきまり【小3理科】

小3理科の「電気の通り道」を図解でやさしく。豆電球がつくのは+極→豆電球→−極の通り道が「わ(ひとつながり)」になっているとき、とちゅうが切れると消えること、電気を通すもの(鉄・銅などの金属)と通さないもの(ゴム・プラ・木・紙・ガラス)のちがいまで、図と実験例でわかります。中学の電気へとつながります。

このページのゴール

豆電球がつくのは電気の通り道(回路)が「わ」になっているときだと理解し、+極→豆電球→−極のつながり方や、電気を通すもの・通さないものを見分けられるようになる。

豆電球とかん電池とどう線。同じ部品を使っても、つく時とつかない時があります。そのちがいは、たった1つ。「電気の通り道が、わ(ひとつながり)になっているか」です。ここがわかると、つかない時に「どこが切れているか」を自分で見つけられるようになります。

豆電球がつくのは、通り道が「わ」になったとき

豆電球がつくのは、かん電池・豆電球・どう線が「わ(ひとつながりの輪)」になっているときです。この、ぐるりとつながった電気の通り道を 回路(かいろ) といいます。とちゅうがどこか1か所でも切れていると、電気は流れず、豆電球はつきません。

わになっているかん電池つくとちゅうが切れているかん電池切れつかない

左は、どう線がぐるりとつながってになっているので、豆電球がつきます。右は、通り道のとちゅうが切れているので、つきません。「つくかな?」と思ったら、まず 指で通り道をなぞって、ひとつながりの輪になっているかをたしかめましょう。

理解チェック①

+極 → 豆電球 → −極(電気の通り道)

回路では、電気はかん電池の +極(プラスきょく) から出て、どう線と豆電球を通り、−極(マイナスきょく) へともどってきます。かん電池の出っぱっているほうが+極、平らなほうが−極です。この+極から−極までの一本道が、とちゅうで切れずにつながっていると、豆電球が光ります。

豆電球かん電池+極−極+極 → 豆電球 → −極

電気は +極 → 豆電球 → −極 の向きにぐるりとまわります。豆電球には、電気が入る所出る所の2か所つなぐところがあり、ここをきちんとつなぐ必要があります。どう線をねじってしっかりつなぐことも大切です。ゆるんでいると、そこで通り道が切れて、つきません。

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セナ

電気って、+極から出て−極にもどるんだね。じゃあ、どう線を1本だけつないだら光るの?

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ホクト先生

ざんねん、1本だけでは光らないんだ。電気は「」になってはじめて流れるからね。+極から出た電気が、豆電球を通って、−極までもどってくる道がそろって、はじめて回路ができる。だから+側と−側の両方をつなぐ必要があるんだよ。どちらか片方だけでは、通り道が切れたままなんだ。

理解チェック②

電気を通すもの・通さないもの

回路のとちゅうに、いろいろなものをはさんでみると、電気を通すもの通さないものがあることがわかります。電気を通すのは、鉄・銅・アルミニウムなどの金属です。ゴム・プラスチック・木・紙・ガラスは電気を通しません。

通す(金属)銅(どう)アルミニウムスチールかん通さないゴムプラスチック木・紙ガラス

どう線の中の線が銅でできているのも、銅が電気をよく通すからです。そして、その外がわをゴムやビニールでつつんでいるのは、電気を通さないゴムで「ここから電気がもれないように」しているからです。電気を通すもの・通さないものは、こうやって役わりに合わせて使い分けられています。

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セナ

あれ? アルミのかんやスチールかんは、絵がぬってあるところだと豆電球がつかなかったよ。金属なのに通さないの?

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ホクト先生

よく気づいたね! かんの表面には色(とりょう)やビニールがぬってあって、それが電気を通さないんだ。だから金属そのものにつなぐには、紙やすりで表面を少しけずって、中の金属を出してからつなぐといいよ。中身が金属なら、ちゃんと電気を通すんだ。

理解チェック③

理解チェック④

よくある間違い

よくある間違い

まちがい

「部品がそろっていれば光る」「片方つなげば光る」と思う/つかないとき、すぐ「電池切れ」や「豆電球がこわれた」と決めつける

正しい

光るのは通り道がのとき。+側と−側の両方をつなぐ。つかないときは、まずどこかで切れていないか(ゆるみ・はずれ・絵のついた金属)を通り道ぜんぶでたしかめる

つかないときは、いきなり「こわれた」と思わず、通り道を+極から−極まで指でなぞって、ひとつながりになっているかを順に調べましょう。多くの場合、どこかがゆるんでいるか、絵のぬってある金属につないでいるだけです。

やってみよう(練習問題)

✏️ やってみよう①(基本:つく・つかないを見分ける)

かん電池・豆電球・どう線を、次のようにつなぎました。豆電球はつきますか、つきませんか。

  1. +極から豆電球を通って−極まで、どう線がひとつながりのになっている。
  2. どう線が、−極のところではずれている。
答えと解説を見る
  1. つく…通り道がわになっていて、電気が流れるから。
  2. つかない…−極のところで切れているので、通り道がわにならず、電気が流れない。

「ひとつながりの輪になっているか」が、つく・つかないの分かれ目です。

✏️ やってみよう②(標準:電気を通すもの)

回路のとちゅうに、次のものをはさみました。豆電球がつくのはどれですか。すべて選びましょう。

  1. 鉄のくぎ
  2. 消しゴム
  3. アルミニウムはく(アルミホイル)
  4. プラスチックの定規
答えと解説を見る

つくのは 1(鉄のくぎ)3(アルミニウムはく) です。

鉄もアルミニウムも金属なので電気を通します。消しゴム(ゴム)とプラスチックの定規は通さないので、はさむと通り道が切れて、つきません。

✏️ やってみよう③(応用:つかない理由をさがす)

豆電球がつかないとき、原因として考えられるものに◯、考えにくいものに×をつけましょう。

  1. どう線が−極のところでゆるんで、はずれかけている。
  2. 通り道のとちゅうに、消しゴムをはさんでいる。
  3. +極と−極を、両方ともしっかりつないでいて、どこも切れていない。
  4. ジュースのかんの、絵がぬってあるところにどう線をつないでいる。
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  1. …ゆるんで切れていると、通り道がわにならず、つかない。
  2. …消しゴム(ゴム)は電気を通さないので、そこで通り道が切れる。
  3. ×…これは「つく」じょうたい。切れていないので、ふつうは光る。
  4. …かんの絵(とりょう)は電気を通さない。けずって金属を出さないと、つかない。

つかないときは「通り道のどこかが切れていないか」を、+極から−極まで順に調べるのがコツです。

おうちの方へ

「電気の通り道」のつまずきは、ほぼ2つです。1つは「わ(回路)になっていないとつかない」がイメージできないこと。豆電球・かん電池・どう線で実際にひとつながりの輪を作り、どこか1か所を外すと消えることを見せると、「ひとつながり」が体でわかります。+側と−側の両方をつなぐ必要がある点も、ここで確かめてください。もう1つは電気を通すもの・通さないもののあいまいさ。家にある金属(スプーン・鉄のクリップ)とゴム・木・ガラスを回路にはさんで「予想→確かめ」をすると盛り上がります。空きかんは絵がぬってあると通さないので、けずると通る、という発見が学びになります。安全のため、かん電池と豆電球だけで実験し、コンセントの電気では絶対に試さないでください。この回路の考え方は、中学のオームの法則電力に直結します。

電気の通り道は、「わ(ひとつながり)になっているとつく」「金属は通す・ゴムなどは通さない」——この2つが芯です。つかないときは、どこで切れているかを順にさがす。この見方が、中学の電気の学習へとそのままつながっていきます。

📌 1分まとめ(声に出して読もう)

  • 豆電球がつくのは、電気の通り道が 「わ(ひとつながり)」になっているとき。
  • 乾電池の+極 → 豆電球 → −極 と、とちゅうで切れずにつながると電気が流れて光る。
  • 通り道が とちゅうで切れていると、電気は流れず消える。片方だけつないでもつかない。
  • 鉄・銅などの金属は電気を通すゴム・プラスチック・木・紙・ガラスは通さない
  • この「わになった通り道」の考え方は、中学の回路・電流へとつながる。

よくある質問

回路(電気の通り道)とは何ですか?

回路とは、かん電池・豆電球・どう線がぐるりとひとつながりの「わ」になった電気の通り道のことです。電気はかん電池の+極から出て、どう線と豆電球を通り、−極へもどります。この通り道がとちゅうで切れずにつながっていると、電気が流れて豆電球が光ります。

なぜ通り道がとちゅうで切れていると、豆電球はつかないのですか?

電気は「わ(ひとつながりの輪)」になってはじめて流れるからです。+極から出た電気が、豆電球を通って−極までもどってくる道がそろって、はじめて回路ができます。だから、どう線を1本だけつないだり、片方の極だけにつないだりしても豆電球はつきません。

電気を通すもの・通さないものには、何がありますか?

電気を通すのは、鉄・銅・アルミニウムなどの金属です。ゴム・プラスチック・木・紙・ガラスは電気を通しません。どう線の中の線が銅なのは電気をよく通すからで、外がわをゴムやビニールでつつんでいるのは、電気を通さない材料で電気がもれないようにするためです。

ちゃんとつないだつもりなのに豆電球がつかないときは、どうすればいいですか?

すぐに電池切れや故障と決めつけず、まず通り道を+極から−極まで指でなぞって、どこかで切れていないかを順に調べましょう。多くの場合、どう線がゆるんでいるか、絵(とりょう)のぬってあるかんの表面につないでいることが原因です。かんの表面のとりょうは電気を通さないので、紙やすりで少しけずって中の金属を出してからつなぐと、つくようになります。

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