小学理科小学3年生物理
電気の通り道(回路)|豆電球がつく・つかないのきまり【小3理科】
小3理科の「電気の通り道」を図解でやさしく。豆電球がつくのは+極→豆電球→−極の通り道が「わ(ひとつながり)」になっているとき、とちゅうが切れると消えること、電気を通すもの(鉄・銅などの金属)と通さないもの(ゴム・プラ・木・紙・ガラス)のちがいまで、図と実験例でわかります。中学の電気へとつながります。
◎このページのゴール
豆電球がつくのは電気の通り道(回路)が「わ」になっているときだと理解し、+極→豆電球→−極のつながり方や、電気を通すもの・通さないものを見分けられるようになる。
豆電球とかん電池とどう線。同じ部品を使っても、つく時とつかない時があります。そのちがいは、たった1つ。「電気の通り道が、わ(ひとつながり)になっているか」です。ここがわかると、つかない時に「どこが切れているか」を自分で見つけられるようになります。
どこでつまずいた?
あてはまるものをタップ。そこから読むと近道です。
豆電球がつくのは、通り道が「わ」になったとき
豆電球がつくのは、かん電池・豆電球・どう線が「わ(ひとつながりの輪)」になっているときです。この、ぐるりとつながった電気の通り道を 回路(かいろ) といいます。とちゅうがどこか1か所でも切れていると、電気は流れず、豆電球はつきません。
左は、どう線がぐるりとつながってわになっているので、豆電球がつきます。右は、通り道のとちゅうが切れているので、つきません。「つくかな?」と思ったら、まず 指で通り道をなぞって、ひとつながりの輪になっているかをたしかめましょう。
✓理解チェック①
+極 → 豆電球 → −極(電気の通り道)
回路では、電気はかん電池の +極(プラスきょく) から出て、どう線と豆電球を通り、−極(マイナスきょく) へともどってきます。かん電池の出っぱっているほうが+極、平らなほうが−極です。この+極から−極までの一本道が、とちゅうで切れずにつながっていると、豆電球が光ります。
電気は +極 → 豆電球 → −極 の向きにぐるりとまわります。豆電球には、電気が入る所と出る所の2か所つなぐところがあり、ここをきちんとつなぐ必要があります。どう線をねじってしっかりつなぐことも大切です。ゆるんでいると、そこで通り道が切れて、つきません。
電気って、+極から出て−極にもどるんだね。じゃあ、どう線を1本だけつないだら光るの?
ざんねん、1本だけでは光らないんだ。電気は「わ」になってはじめて流れるからね。+極から出た電気が、豆電球を通って、−極までもどってくる道がそろって、はじめて回路ができる。だから+側と−側の両方をつなぐ必要があるんだよ。どちらか片方だけでは、通り道が切れたままなんだ。
✓理解チェック②
電気を通すもの・通さないもの
回路のとちゅうに、いろいろなものをはさんでみると、電気を通すものと通さないものがあることがわかります。電気を通すのは、鉄・銅・アルミニウムなどの金属です。ゴム・プラスチック・木・紙・ガラスは電気を通しません。
どう線の中の線が銅でできているのも、銅が電気をよく通すからです。そして、その外がわをゴムやビニールでつつんでいるのは、電気を通さないゴムで「ここから電気がもれないように」しているからです。電気を通すもの・通さないものは、こうやって役わりに合わせて使い分けられています。
あれ? アルミのかんやスチールかんは、絵がぬってあるところだと豆電球がつかなかったよ。金属なのに通さないの?
よく気づいたね! かんの表面には色(とりょう)やビニールがぬってあって、それが電気を通さないんだ。だから金属そのものにつなぐには、紙やすりで表面を少しけずって、中の金属を出してからつなぐといいよ。中身が金属なら、ちゃんと電気を通すんだ。
✓理解チェック③
✓理解チェック④
よくある間違い
✕よくある間違い
「部品がそろっていれば光る」「片方つなげば光る」と思う/つかないとき、すぐ「電池切れ」や「豆電球がこわれた」と決めつける
光るのは通り道がわのとき。+側と−側の両方をつなぐ。つかないときは、まずどこかで切れていないか(ゆるみ・はずれ・絵のついた金属)を通り道ぜんぶでたしかめる
つかないときは、いきなり「こわれた」と思わず、通り道を+極から−極まで指でなぞって、ひとつながりになっているかを順に調べましょう。多くの場合、どこかがゆるんでいるか、絵のぬってある金属につないでいるだけです。
やってみよう(練習問題)
✏️ やってみよう①(基本:つく・つかないを見分ける)
かん電池・豆電球・どう線を、次のようにつなぎました。豆電球はつきますか、つきませんか。
- +極から豆電球を通って−極まで、どう線がひとつながりのわになっている。
- どう線が、−極のところではずれている。
答えと解説を見る
- つく…通り道がわになっていて、電気が流れるから。
- つかない…−極のところで切れているので、通り道がわにならず、電気が流れない。
「ひとつながりの輪になっているか」が、つく・つかないの分かれ目です。
✏️ やってみよう②(標準:電気を通すもの)
回路のとちゅうに、次のものをはさみました。豆電球がつくのはどれですか。すべて選びましょう。
- 鉄のくぎ
- 消しゴム
- アルミニウムはく(アルミホイル)
- プラスチックの定規
答えと解説を見る
つくのは 1(鉄のくぎ) と 3(アルミニウムはく) です。
鉄もアルミニウムも金属なので電気を通します。消しゴム(ゴム)とプラスチックの定規は通さないので、はさむと通り道が切れて、つきません。
✏️ やってみよう③(応用:つかない理由をさがす)
豆電球がつかないとき、原因として考えられるものに◯、考えにくいものに×をつけましょう。
- どう線が−極のところでゆるんで、はずれかけている。
- 通り道のとちゅうに、消しゴムをはさんでいる。
- +極と−極を、両方ともしっかりつないでいて、どこも切れていない。
- ジュースのかんの、絵がぬってあるところにどう線をつないでいる。
答えと解説を見る
- ◯…ゆるんで切れていると、通り道がわにならず、つかない。
- ◯…消しゴム(ゴム)は電気を通さないので、そこで通り道が切れる。
- ×…これは「つく」じょうたい。切れていないので、ふつうは光る。
- ◯…かんの絵(とりょう)は電気を通さない。けずって金属を出さないと、つかない。
つかないときは「通り道のどこかが切れていないか」を、+極から−極まで順に調べるのがコツです。
家おうちの方へ
「電気の通り道」のつまずきは、ほぼ2つです。1つは「わ(回路)になっていないとつかない」がイメージできないこと。豆電球・かん電池・どう線で実際にひとつながりの輪を作り、どこか1か所を外すと消えることを見せると、「ひとつながり」が体でわかります。+側と−側の両方をつなぐ必要がある点も、ここで確かめてください。もう1つは電気を通すもの・通さないもののあいまいさ。家にある金属(スプーン・鉄のクリップ)とゴム・木・ガラスを回路にはさんで「予想→確かめ」をすると盛り上がります。空きかんは絵がぬってあると通さないので、けずると通る、という発見が学びになります。安全のため、かん電池と豆電球だけで実験し、コンセントの電気では絶対に試さないでください。この回路の考え方は、中学のオームの法則や電力に直結します。
電気の通り道は、「わ(ひとつながり)になっているとつく」「金属は通す・ゴムなどは通さない」——この2つが芯です。つかないときは、どこで切れているかを順にさがす。この見方が、中学の電気の学習へとそのままつながっていきます。
📌 1分まとめ(声に出して読もう)
- 豆電球がつくのは、電気の通り道が 「わ(ひとつながり)」になっているとき。
- 乾電池の+極 → 豆電球 → −極 と、とちゅうで切れずにつながると電気が流れて光る。
- 通り道が とちゅうで切れていると、電気は流れず消える。片方だけつないでもつかない。
- 鉄・銅などの金属は電気を通す。ゴム・プラスチック・木・紙・ガラスは通さない。
- この「わになった通り道」の考え方は、中学の回路・電流へとつながる。
よくある質問
回路(電気の通り道)とは何ですか?
回路とは、かん電池・豆電球・どう線がぐるりとひとつながりの「わ」になった電気の通り道のことです。電気はかん電池の+極から出て、どう線と豆電球を通り、−極へもどります。この通り道がとちゅうで切れずにつながっていると、電気が流れて豆電球が光ります。
なぜ通り道がとちゅうで切れていると、豆電球はつかないのですか?
電気は「わ(ひとつながりの輪)」になってはじめて流れるからです。+極から出た電気が、豆電球を通って−極までもどってくる道がそろって、はじめて回路ができます。だから、どう線を1本だけつないだり、片方の極だけにつないだりしても豆電球はつきません。
電気を通すもの・通さないものには、何がありますか?
電気を通すのは、鉄・銅・アルミニウムなどの金属です。ゴム・プラスチック・木・紙・ガラスは電気を通しません。どう線の中の線が銅なのは電気をよく通すからで、外がわをゴムやビニールでつつんでいるのは、電気を通さない材料で電気がもれないようにするためです。
ちゃんとつないだつもりなのに豆電球がつかないときは、どうすればいいですか?
すぐに電池切れや故障と決めつけず、まず通り道を+極から−極まで指でなぞって、どこかで切れていないかを順に調べましょう。多くの場合、どう線がゆるんでいるか、絵(とりょう)のぬってあるかんの表面につないでいることが原因です。かんの表面のとりょうは電気を通さないので、紙やすりで少しけずって中の金属を出してからつなぐと、つくようになります。