小学理科小学3年生地学
太陽とかげ|かげは太陽の反対・時刻で向きと長さが変わる【小3理科】
小3理科の「太陽と地面のようす」を図解でやさしく。かげは太陽の反対側にできること、太陽が東→南→西と動くとかげも向きと長さを変えること、日なたと日かげの地面の温度のちがい、太陽は遮光板で見る安全のきまりまで、図と実験例でわかります。中学の「天体の動き」へつながります。
◎このページのゴール
「かげは太陽の反対側にできること」「太陽が東→南→西と動くとかげの向きと長さが変わること」「日なたと日かげの地面の温度のちがい」を理解し、太陽は遮光板で安全に見ることを身につける。
晴れた日に外に出ると、足もとに「かげ」ができます。このかげ、じつは太陽の動きと深くつながっています。この単元では、「かげは太陽の反対側にできること」「太陽が動くとかげも動くこと」「日なたと日かげの地面のちがい」を、図で確かめます。ここがわかると、中学の「天体の動き」もスッと入ってきます。
どこでつまずいた?
あてはまるものをタップ。そこから読むと近道です。
かげは「太陽の反対側」にできる
外で自分のかげを見てみましょう。かげは、いつも太陽の反対側にできます。光がものに当たると、その後ろに光がとどかない場所ができ、そこがかげになるからです。
太陽が右上にあると、かげは左下にのびます。太陽とかげは、いつも反対向き。だから、かげの向きを見れば、太陽がどちらにあるかもわかります。
✓理解チェック①
太陽が動くと、かげも動く(朝夕は長く・昼は短い)
太陽は1日のうちに空を動きます。東からのぼり、昼ごろに南の空で高くなり、西へしずみます。太陽が動くので、かげの向きも長さも変わります。
太陽が低い朝と夕方は、かげが長くのびます。太陽が高い昼は、かげが短くなります。そして太陽が東→南→西と動くので、かげは反対に西→北→東と向きを変えていきます。
✓コツ
太陽が「低い」とかげが長く、「高い」とかげが短い——これは、ななめから光が当たるほど、ものの後ろのかげが長くのびるからです。夕方に自分のかげが長くのびるのは、太陽が低いところにあるからです。
太陽って、ほんとうに動いてるの? なんだか自分が動いてないのにふしぎ。
いい気づきだね。じつは太陽が動いているように見えるのは、地球がゆっくり回っているからなんだ。でも、地面に立っている私たちからは「太陽が東から西へ動く」ように見える。だから、かげも反対向きにゆっくり動いていくんだよ。このしくみは、中学の天体の動きでくわしく学ぶよ。小3では、まず「太陽が動くと、かげも動く」を目で確かめよう。
✓理解チェック②
日なたと日かげ・地面の温度
太陽の光が当たる日なたと、当たらない日かげでは、地面のようすがちがいます。
→やり方
- 日なた…太陽の光が当たる。地面は明るく・あたたかく・かわきやすい。
- 日かげ…太陽の光が当たらない。地面は暗く・冷たく・しめっている。
- 日なたの地面があたたかいのは、太陽の光が地面をあたためるから。
晴れた昼に地面の温度をはかると、日なたのほうが日かげより高くなります(数字は一例です)。日なたは太陽の光であたためられ、日かげは光が当たらないので、つめたいままなのです。
✓理解チェック③
太陽の安全な見方(しゃこう板を使う)
太陽はとても強い光を出しています。ぜったいに目で直接見てはいけません。目をいためてしまうからです。太陽のようすを見るときは、**遮光板(しゃこう板)**という、太陽を見るための専用の板を使います。
ふつうのサングラスや、すすをつけたガラスでは、強すぎる光を防ぎきれず目をいためる危険があります。太陽は、かならず理科で使う遮光板を通して見ましょう。
✓理解チェック④
よくある間違い
✕よくある間違い
「かげは太陽と同じ向きにできる」「太陽は動かない(または止まって見えるからかげも動かない)」「日なたも日かげも地面の温度は同じ」
かげは太陽の反対側にできる。太陽は東→南→西と動き、それにつれてかげも向きと長さが変わる。日なたのほうが地面の温度は高い
迷ったら「太陽の反対がかげ」と声に出して確認。そして「太陽が低い朝夕はかげが長い、太陽が高い昼はかげが短い」と覚えましょう。そして太陽はぜったいに直接見ない——これは安全のいちばん大事なきまりです。
やってみよう(練習問題)
✏️ やってみよう①(基本:かげの向き)
晴れた朝、運動場で東のほうに太陽が見えました。
- 立っている人のかげは、東・西のどちら側にのびる?
- その理由を、ひとことで言うと?
答えと解説を見る
- 西にのびる。
- かげは、太陽の反対側にできるから。太陽が東にあるので、かげは反対の西へのびます。
太陽とかげは、いつも反対向きです。
✏️ やってみよう②(標準:かげの長さと時刻)
地面に立てた同じぼうのかげを、朝・昼・夕方にくらべます。
- かげがいちばん長いのは、いつといつ?
- かげがいちばん短いのは、いつ?
- それは、太陽の高さがどうなっているから?
答えと解説を見る
- 朝と夕方(太陽が低いとき)。
- 昼ごろ(太陽が南で高いとき)。
- 太陽が低いとかげは長く、太陽が高いとかげは短くなるから。
太陽の高さが変わると、かげの長さも変わります。
✏️ やってみよう③(応用:日なたと日かげ・安全)
つぎの文が正しければ◯、まちがっていれば×をつけましょう。
- 「晴れた昼、日なたの地面は日かげの地面よりあたたかい」
- 「太陽が東から西へ動くと、かげも同じ向き(東から西へ)に動く」
- 「太陽は、サングラスをかければ目で直接見てよい」
答えと解説を見る
- ◯…日なたは太陽の光であたためられるので、地面の温度が高い。
- ×…太陽が東→西へ動くと、かげは反対に西→東へと向きを変える(太陽の反対側だから)。
- ×…サングラスでは強い光を防ぎきれず、目をいためる。かならず遮光板を使う。
「太陽の反対がかげ」「日なたはあたたかい」「太陽は直接見ない」——この3つをおさえましょう。
家おうちの方へ
「太陽とかげ」のつまずきは、おもに3つです。1つはかげの向き。「かげは太陽の反対側」を、晴れた日に外で自分のかげと太陽の位置を一緒に確かめると、すぐ納得します。2つめは太陽が動くとかげも動くこと。地面にぼうを立て、朝・昼・夕方に同じ紙へかげをなぞって記録すると、向きと長さの変化が一目でわかります(昼に短く、朝夕に長い)。3つめは日なた・日かげの温度。晴れた昼に温度計で地面をはかると、日なたのほうが高いことが体感できます。そして何より大切なのが安全——太陽はぜったいに目で直接見ず、観察には理科の遮光板を使うことを、必ず先に伝えてください。太陽が東→南→西と動く理由は、中学の天体の動きでくわしく学びます。
太陽とかげは、「かげは太陽の反対側」「太陽が動くとかげも動く(朝夕は長く・昼は短い)」「日なたはあたたかい」——この3つが芯です。そして太陽は遮光板で安全に見る。この見方が、中学の天体の動きへの土台になります。
📌 1分まとめ(声に出して読もう)
- かげは、太陽の反対側にできる。太陽が右にあれば、かげは左にのびる。
- 太陽は東からのぼり、昼に南で高くなり、西にしずむ。それにつれてかげも向きを変える。
- かげは朝と夕方は長く、昼(太陽が高いとき)は短い。
- 日なたは明るくあたたかく、日かげは暗く冷たい。日なたは太陽の光で地面があたためられる。
- 太陽はまぶしくて目をいためるので、ぜったいに目で直接見ず、遮光板(しゃこう板)を使う。
よくある質問
かげは、どちら側にできますか?
かげは、いつも太陽の反対側にできます。光がものに当たると、その後ろに光がとどかない場所ができ、そこがかげになるからです。太陽が右上にあればかげは左下に、太陽が東にあればかげは反対の西へのびます。かげの向きを見れば、太陽がどちらにあるかもわかります。
なぜ朝や夕方のかげは長く、昼のかげは短いの?
太陽の高さが変わるからです。太陽が低い朝や夕方は、光がななめから当たるので、ものの後ろのかげが長くのびます。太陽が高い昼ごろは、光が上から当たるので、かげが短くなります。太陽は東からのぼり、昼に南で高くなり、西にしずむので、かげも一日のうちに向きと長さを変えます。
日なたと日かげでは、地面のようすはどうちがうの?
日なたは太陽の光が当たるので、地面が明るく・あたたかく・かわきやすくなります。日かげは光が当たらないので、暗く・つめたく・しめっています。晴れた昼に地面の温度をはかると、日なたのほうが日かげより高くなります。日なたの地面があたたかいのは、太陽の光が地面をあたためるからです。
太陽は目で直接見てもいいですか?
いけません。太陽はとても強い光を出していて、目で直接見ると目をいためてしまうからです。太陽のようすを見るときは、かならず理科で使う遮光板(しゃこう板)を通して見ます。ふつうのサングラスやすすをつけたガラスでは強い光を防ぎきれないので、使ってはいけません。