小学理科小学4年生地学

月と星|月の形の変化・月や星の動きをやさしく図解【小4理科】

小4理科の「月と星」を図解でやさしく。月は日によって形が変わること(新月→三日月→半月→満月)、月も太陽と同じく東からのぼり南を通って西にしずむこと、星の明るさ(1等星)と色のちがい、星のならび(星座)は形を変えず位置だけ東→南→西へ動くことまで、図と観察のコツでわかります。中学の月や天体の動きへつながります。

先に答え

月は日によって形が変わって見え(新月→三日月→半月→満月とだんだん太り、また細くなる)、月も星も東からのぼり南の高いところを通って西にしずみます。星には明るさ(11 等星・22 等星…)と色のちがいがあり、星のならび(星座)は時間がたっても形は変わらず位置だけが動きます

このページのゴール

月は日によって形が変わって見えること、月や星は東からのぼり南の高いところを通って西にしずむこと、星には明るさと色のちがいがあり、星のならび(星座)は形を変えずに位置だけ動くことを理解する。

「月って、どうして三日月になったり丸くなったりするの?」「星はどう動くの?」——夜空を見上げると、ふしぎがいっぱいです。この単元では、月の形の変化月や星の動き星の明るさや色のちがいを、図で見ながらつかんでいきます。空を見上げるのが、もっと楽しくなりますよ。

月は、日によって形が変わって見える

月の形は、毎日少しずつ変わります。見えないところ(新月)から、細い三日月、半分の半月、まんまるの満月へと、だんだん太っていきます。満月をすぎると、今度はぎゃくに細っていき、また新月にもどります。

新月に近い暗い月、右側が光る三日月、右半分が光る半月、満月を順に並べた天体写真
新月ほとんど見えない三日月半月満月まんまる

光って見える部分が、少しずつ大きくなったり小さくなったりします。形が一回りするのに、だいたい**約1か月(およそ29〜30日)**かかります。月そのものがかけているのではなく、光って見える部分の形が変わるだけ、というのがポイントです。

iメモ

三日月や半月は、太陽がしずんだ後の夕方に、西や南の空で見えることが多いです。満月は、太陽がしずむころに東からのぼり、一晩じゅう見えます。月を見るときは「何時ごろ、どの方角か」も意識すると、観察がうまくいきます。

理解チェック1

月も星も、東からのぼり、南を通って、西にしずむ

月は、太陽と同じように東からのぼり、南の高いところを通って、西にしずみます。星も同じで、東から西へと動いて見えます。これは、地面に立って空を見ているわたしたちから見た「見かけの動き」です。

同じ月が東の低い空、南の高い空、西の低い空へと弧を描いて移る様子を合成した夜空の写真
のぼるいちばん高い西しずむ

月は 東 → 南 → 西へ動いて見える

東の空からのぼった月は、時間がたつにつれて南の高いところへ上がり、やがて西の空にしずんでいきます。太陽が東→南→西へ動くのと、まったく同じ向きです。太陽と地面で学んだ太陽の動きを思い出すと、月の動きもすんなりわかります。

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セナ

月って、夜になると同じ場所にじっと止まっているのかと思ってた!

ホクト先生のアイコン
ホクト先生

ゆっくりだから止まって見えるけど、月もちゃんと動いているんだ。少し時間をおいて同じ月を見ると、さっきより西のほうへ動いているのがわかるよ。電柱や屋根を目印にして、1〜2時間ごとに月の位置をくらべると、東から西へ動いていくのがはっきりわかるよ。

理解チェック2

星には、明るさと色のちがいがある

夜空の星をよく見ると、明るい星もあれば暗い星もあります。とくに明るい星を1等星、その次を2等星…と分けます。数が大きくなるほど暗い星です。また、星には赤っぽい星青白い星など、色のちがいもあります。

オリオン座を写した天体写真。左上のベテルギウスは赤っぽく、右下のリゲルは青白く見える
ベテルギウス赤っぽい星リゲル青白い星

写真の中にも、明るい星・暗い星色のちがう星がある

たとえば、冬に見えるオリオン座には、**赤っぽい星(ベテルギウス)青白い星(リゲル)**の両方があり、色のちがいがよくわかります。明るさや色がちがうので、星にはそれぞれ名前がついているものもあります。

理解チェック3

星座は形を変えず、位置だけが動く

星をいくつか結んで、動物や道具に見立てたものを星座といいます。時間がたっても、星のならび(星座の)は変わりません。ただし、位置だけが、月や太陽と同じように東→南→西へ動いていきます。

同じ四つの星のならびが東の低い空、南の高い空、西の低い空へ移る様子を合成した星空写真
夜の早い時間数時間後西さらに時間がたつと

星の形は同じで、位置だけが 東 → 南 → 西へ動く

3つの星のならびは、どれも同じ形のままですね。形はそのままで、位置だけが東→南→西へ動いていきます。星と星のならび方(形)はくずれないので、星座の形を覚えておけば、いつでも夜空で見つけられます。

コツ

北の空だけは、少し見え方がちがいます。北の空の星は、北極星を中心にして、ぐるりと回るように動いて見えます。北極星はほとんど動かないので、北を知る目印になります。

北極星を中心に、周りの星が同心円状の軌跡を描く長時間露光の天体写真
まん中近くの北極星ほとんど動かない

ほかの星は、北極星を中心にぐるりと回って見える

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セナ

星座の形が変わらないなら、どこを見ればいいか覚えやすいね!

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ホクト先生

そのとおり! 形は変わらないから、有名な星座をいくつか覚えておくと便利だよ。北の空では、北斗七星やカシオペヤ座を目印にすると、動かない北極星が見つけられる。北極星がわかると、夜でも北の方角がわかるんだ。むかしの人は、これで旅をしたんだよ。

理解チェック4

よくある間違い

よくある間違い

まちがい

「月は西からのぼる」「星座は時間がたつとが変わる」「満月の次の日はすぐ新月になる」と思ってしまう

正しい

月も星も東からのぼり南を通って西にしずむ。星座は形は変わらず位置だけ動く。月の形は約1か月かけてゆっくり一回りする

月の動く向きは、太陽と同じ「東→南→西」。星座は「形そのまま、位置だけ移動」。月の形は1日で急に変わるのではなく、毎日少しずつ変わって約1か月で一回り——この3つをおさえれば、まちがえません。

やってみよう(練習問題)

やってみよう①(基本:月の形の順)

月の形について答えましょう。

  1. 見えない月(新月)の次に見える、細い月を何という?
  2. 新月から満月へ、形はだんだん太っていく? 細っていく?
答えと解説を見る
  1. 三日月(細い月)
  2. だんだん太っていく(新月 → 三日月 → 半月 → 満月)

満月をすぎると、今度はぎゃくに細っていき、また新月にもどります。一回りに約1か月かかります。

やってみよう②(標準:月や星の動き)

夜、東の空の低いところに月が見えました。

  1. このあと月は、どの方角の空へ動いていく?
  2. しばらくして、月はどの方角の空にしずむ?
答えと解説を見る
  1. 南の空(東→南へ、だんだん高くなる)
  2. 西の空(南を通って、西にしずむ)

月も星も、太陽と同じように「東 → 南 → 西」へ動きます。同じ向きと覚えておきましょう。

やってみよう③(応用:星と星座)

次の文が正しければ◯、まちがっていれば×をつけましょう。

  1. 「星には、明るい星と暗い星があり、いちばん明るいものを1等星という」
  2. 「星座は、時間がたつと形がくずれて、ばらばらになる」
  3. 「北の空の星は、北極星を中心にして回って見える」
答えと解説を見る
  1. …明るい順に1等星・2等星…と分けます。
  2. ×…星座の形は変わりません。位置だけが東→南→西へ動きます。
  3. …北の空の星は、ほとんど動かない北極星を中心に回って見えます。

星の「明るさ・色のちがい」と、星座は「形そのまま・位置だけ動く」がポイントです。

おうちの方へ

「月と星」のつまずきは、おもに3つです。1つは月の動く向き。「西からのぼる」と思い込む子がいますが、月も太陽と同じ「東→南→西」です。実際に夕方の月を見つけ、1〜2時間後にもう一度見ると、西へ動いているのがわかります。電柱や屋根を目印にするのがコツです。2つ目は星座の動き方。「時間がたつと形が変わる」と思いがちですが、変わるのは位置だけで形はそのまま。これも実物の星空(または星座早見ばん)で確かめると納得します。3つ目は月の形の変化が約1か月かけてゆっくり起こること。毎日少しずつ太る・細るので、何日か続けて月をスケッチすると変化が実感できます。形が変わるくわしいしくみは、中学の月の満ち欠けへつながります。まずは「見上げて気づく」習慣を、おうちでいっしょに楽しんでください。

月と星は、「月の形は約1か月で変わる」「月も星も東→南→西へ動く」「星には明るさと色のちがいがあり、星座は形を変えず位置だけ動く」——この3つが芯です。夜空を見上げる目が育つと、理科がぐっと身近になります。

📌 1分まとめ(声に出して読もう)

  • 月は日によって形が変わって見える。新月 → 三日月 → 半月 → 満月とだんだん太り、また細っていく。
  • 月も太陽と同じように 東からのぼり、南の高いところを通って、西にしずむ
  • 星には 明るさ(1等星・2等星…)色(赤っぽい・青白い)のちがいがある。
  • 星のならび(星座)は、時間がたっても形は変わらず、位置だけが東→南→西へ動く
  • 北の空の星は、北極星を中心にぐるりと回って見える。

よくある質問

月と星では、どんなことを学びますか?

月は日によって形が変わって見えること、月や星は東からのぼり南の高いところを通って西にしずむこと、星には明るさや色のちがいがあり、星のならび(星座)は形を変えず位置だけ動くことを学びます。月の形は、新月→三日月→半月→満月とだんだん太り、また細っていきます。

月は夜、同じ場所に止まっているのですか?

いいえ、月もゆっくり動いています。動きがゆっくりなので止まって見えますが、少し時間をおいて同じ月を見ると、さっきより西のほうへ動いています。電柱や屋根を目印にして1〜2時間ごとにくらべると、東から西へ動いていくのがわかります。

月は西からのぼるのですか?

いいえ、月も太陽や星と同じで、東からのぼり、南の高いところを通って、西にしずみます。「西からのぼる」と思いこみやすいですが、動く向きは太陽とまったく同じ「東→南→西」です。

なぜ北極星は北を知る目印になるのですか?

北極星はほとんど動かないからです。北の空の星は北極星を中心にしてぐるりと回るように動いて見えますが、中心の北極星だけはほとんど動きません。そのため、北極星を見つければ夜でも北の方角がわかり、むかしの船乗りや旅人は星を見て進む方角を決めました。

この単元でつまずいたとき、家庭でできること

  1. 太陽と地面(小3理科)に戻る
    つまずきの原因は、たいてい1つ前の単元にあります。まずそこを確かめてください。
  2. 説明役を、外部にまかせる
    教える側が説明しきれないときは、無料体験のある外部のサービスで様子を見る方法もあります。
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