小1「たし算」をやさしく攻略
たし算は「あわせて」「ふえると」のときに使う計算です。意味をしっかりつかんで、+と=の式が書けるようになりましょう。すべての計算の出発点です。
◎この単元のゴール
「あわせていくつ」「ふえるといくつ」をたし算ととらえ、+の式で表して答えを出せるようになる。
学ぶ順番(このとおり進めばOK)
この単元でつまずくところ
手が止まりやすい箇所と、その原因です。
✕数えれば答えは出るのに、+の式には書けない
おはじきを合わせて5と言えるのに式が書けないのは、動作と記号がまだ結びついていないからです。ものを寄せる動きが+、寄せたあとの数と同じだと示すのが=です。合わせる動作をしながら、大人が横で3+2=5と書き取る場面を何度か見せてください。
✕「あわせて」は解けるが「ふえると」で止まる
合わせる場面は2つのまとまりが同時に見えますが、ふえる場面ははじめの数とあとから来た数が同時に見えません。鳥が4羽いて2羽飛んできた話では、最初の4羽を指で押さえたまま2羽を足させてください。はじめの数が残ると分かれば、式の左に書く数が決まります。
教えるときのポイント
- 先に「あわせて」の場面を扱い、2つのまとまりが目に見える状態で+の意味をつかんでから、はじめの数が見えにくい「ふえると」へ進めます。
- 式を書かせる前に、大人が手を動かしながら実況して書いて見せると、+が寄せる動きを表す記号だと伝わります。
- 「ぜんぶで」などの言葉は手がかりになりますが、言葉のない絵でも式を作らせておくと、場面そのものから式を決められます。
家家庭・指導の場での確認
おやつや洗濯ばさみなど家にある物で「これとこれで全部でいくつ」と聞き、答えたあとに指で式の形を空書きさせてください。声だけで終わらせないので、+と=をどこに置くかを手で確かめる回数が増えます。
よくある質問
指を使って計算するのは、やめさせるべきですか。
小1の段階で止める必要はありません。指は数のまとまりを目で確かめる道具で、5や10のかたまりを扱う助けになります。ただ1ずつ数え足す使い方だけが続く場合は、いくつといくつの分け方を先に練習しておくと、指から離れる時期が自然にやってきます。
たし算のカードは、いつから使うとよいですか。
場面の意味が分かってからで十分です。3+2の場面を絵や実物で説明できるようになってからカードに移ると、答えだけ覚えて場面と切り離れる状態を避けられます。答えが10までのカードから始め、間違えたものだけ手元に残していく使い方が扱いやすいです。
たし算とひき算は、どちらから固めるとよいですか。
教科書はたし算を先に扱い、そのあとひき算に進みます。ひき算の「ちがいはいくつ」は、2つの数を見くらべる分だけ考えることが増えます。まず「あわせて」「ふえると」を式に書けるようにしてから進むと、ひき算の場面もとらえやすくなります。
つまずいたら、ここに戻ろう
- 数のかぞえ方 — 小学1年生
- このあと:小1「くり上がりのあるたし算」(10をこえるたし算へ)