直列の合成抵抗:たし算でよい理由
直列は、抵抗が1本道にならんだつなぎ方です。
電流はすべての抵抗を順番に通るので、通り道が長くなった分だけ流れにくくなります。
→直列の手順
① 抵抗の値を全部たす(R = R₁ + R₂ + …)
② 答えは、どの抵抗より大きいはず。小さくなったら計算ミス
並列の合成抵抗:どの抵抗より小さくなる
並列は、電流の通り道が枝分かれしたつなぎ方です。
道がふえる分だけ電流は流れやすくなるので、合成抵抗はどの1本の抵抗よりも小さくなります。
→並列の手順
① それぞれの抵抗の逆数をたす(1/R = 1/R₁ + 1/R₂)
② 出た値の逆数をとる(分数をひっくり返す)
③ 答えは、どの抵抗より小さいはず。大きくなったら直列の計算をしている
抵抗が2つだけなら、「積÷和」の近道が使えます。
20Ωと30Ωなら、20×30÷(20+30) = 600÷50 = 12Ω。
同じ抵抗が2つなら、ちょうど半分です。
オームの法則:V = R × I
電圧 V(ボルト)、抵抗 R(オーム)、電流 I(アンペア)の関係が V = R × I です。
求めたいものを左にして、R = V ÷ I、I = V ÷ R と使い分けます。
合成抵抗が出せると、回路全体に流れる電流も出せます。
6Vの電源に合成抵抗12Ωなら、I = 6 ÷ 12 = 0.5A(500mA)です。
✕ありがちな間違い
❌ 20Ωと20Ωの並列を 20+20=40Ω とする → ⭕ 並列は逆数のたし算で 10Ω。たし算は直列のときだけ。
❌ 並列で 1/R = 1/20 + 1/30 = 5/60 まで出して、そのまま 5/60Ω と答える → ⭕ 最後に逆数をとって 60/5 = 12Ω。
❌ 300mAを 300A として計算する → ⭕ 1000でわって 0.3A。単位をAにそろえてからオームの法則に入れる。
例題(計算機で検算してみよう)
- 10Ωと40Ωを直列につないだ合成抵抗は?(答え:50Ω)
- 10Ωと40Ωを並列につないだ合成抵抗は?(答え:8Ω。積÷和 = 400÷50)
- 30Ωを3つ並列につないだ合成抵抗は?(答え:10Ω。同じ抵抗3つなので÷3)
- 合成抵抗8Ωの回路に4Vをかけたときの電流は?(答え:0.5A)