多角形の内角・外角の和

多角形の内角の和・外角の和とは何かを図でやさしく解説。1つの頂点から対角線を引いて三角形に分け、内角の和が180°×(n−2)になる仕組みを図で確認しながら、外角の和がいつでも360°になる理由や、正多角形の1つの内角・外角の求め方までわかります。

先に答え

多角形の内角の和は 180∘×(n−2)180^{\circ}\times(n-2)、外角の和は何角形でもいつも 360∘360^{\circ} です。五角形の内角の和は 180∘×3=540∘180^{\circ}\times3=540^{\circ}、正六角形は1つの外角が 360∘÷6=60∘360^{\circ}\div6=60^{\circ}、1つの内角が 180∘−60∘=120∘180^{\circ}-60^{\circ}=120^{\circ} になります。内角の和が (n−2) 倍なのは、1つの頂点から対角線を引くと (n−2) 個の三角形に分かれるからで、頂点の数のまま 180∘×n180^{\circ}\times n とするのはよくある間違いです。

◎このページのゴール

多角形の内角の和・外角の和を求められるようになる。

三角形の内角の和は180°。では五角形や六角形は? 実は三角形に分けるだけで、どんな多角形の内角の和も求められます。外角の和にいたっては、いつでも360°です。

三角形の内角の和は180°

どんな三角形でも、3つの角をたすと 180°。これがすべての出発点です。

✓理解チェック1

三角形の2つの内角が 65∘65^{\circ} と 80∘80^{\circ} のとき、残りの内角は?
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答え:35∘35^{\circ}

内角の和は180°。180∘−(65∘+80∘)=180∘−145∘=35∘180^{\circ}-(65^{\circ}+80^{\circ})=180^{\circ}-145^{\circ}=35^{\circ} です。

多角形の内角の和

→やり方

n角形の内角の和 = 180°×(n−2)

  • 四角形:180°×(4−2)=360°180°\times(4-2)=360°
  • 五角形:180°×(5−2)=540°180°\times(5-2)=540°
  • 六角形:180°×(6−2)=720°180°\times(6-2)=720°

✓理解チェック2

n角形の内角の和を表す式は?
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答え:180∘×(n−2)180^{\circ}\times(n-2)

n角形は1つの頂点から対角線で (n−2)(n-2) 個の三角形に分けられるので、内角の和は 180∘×(n−2)180^{\circ}\times(n-2) です。

なぜ 180×(n−2)?(三角形に分ける)

1つの頂点から対角線を引くと、n角形は (n−2)個の三角形に分かれます。三角形1つが180°だから、内角の和は 180°×(n−2)180°\times(n-2)。

①②③五角形=三角形3つ → 180°×3=540°
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セナ

なんで (n−2) なの?

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ホクト先生

1つの頂点から対角線を引くと、自分と両どなりの3頂点には引けないから、できる三角形は頂点の数より2つ少ない=(n−2)個になるんだ。五角形なら3つ、六角形なら4つだね。

✓理解チェック3

八角形(n=8)の内角の和は?
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答え:1080∘1080^{\circ}

180∘×(8−2)=180∘×6=1080∘180^{\circ}\times(8-2)=180^{\circ}\times6=1080^{\circ} です。

✓理解チェック4

七角形を1つの頂点から対角線で分けると、三角形は何個できる?
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答え:5個

自分と両どなりの3つの頂点には対角線が引けないので、三角形は 7−2=57-2=5 個。内角の和は 180∘×5=900∘180^{\circ}\times5=900^{\circ} です。

外角の和は、いつも360°

多角形の外角(各頂点で辺を延ばしてできる外側の角)の和は、何角形でも **360°**で一定です。

✓コツ

正n角形なら:
・1つの外角 = 360°÷n360°\div n
・1つの内角 = 180°−180°-(1つの外角)
例)正六角形の1つの外角は 360÷6=60°360\div6=60°、内角は 180−60=120°180-60=120°。

✓理解チェック5

正五角形の1つの外角は?
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答え:72∘72^{\circ}

外角の和は360°。正五角形は5等分なので 360÷5=72∘360\div5=72^{\circ} です。(1つの内角は 180−72=108∘180-72=108^{\circ})

✓理解チェック6

1つの外角が 40∘40^{\circ} の正多角形は、正何角形?
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答え:正九角形

外角の和はどんな多角形でも 360∘360^{\circ}。360∘÷40∘=9360^{\circ}\div40^{\circ}=9 なので正九角形です。

やってみよう(練習問題)

やってみよう①(基本:内角の和を求める)

公式 180°×(n−2)180°\times(n-2) にあてはめましょう。

  1. 六角形の内角の和は?
  2. 十角形(n=10n=10)の内角の和は?
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  1. 180°×(6−2)=180°×4=720°180°\times(6-2)=180°\times4=720°(確かめ:三角形4つ分 180°×4=720°180°\times4=720° ◎)
  2. 180°×(10−2)=180°×8=1440°180°\times(10-2)=180°\times8=1440°(確かめ:三角形8つ分 180°×8=1440°180°\times8=1440° ◎)

やってみよう②(標準:正多角形の外角・内角)

外角の和は 360°360° を使います。

  1. 正八角形の1つの外角は?
  2. 正八角形の1つの内角は?
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  1. 360°÷8=45°360°\div8=45°(確かめ:外角の和 45°×8=360°45°\times8=360° ◎)
  2. 180°−45°=135°180°-45°=135°(確かめ:内角の和 135°×8=1080°135°\times8=1080°。公式でも 180°×(8−2)=1080°180°\times(8-2)=1080° ◎)

やってみよう③(応用:何角形かを逆算する)

内角の和や1つの内角から、もとの多角形を求めます。

  1. 内角の和が 900°900° の多角形は、何角形?
  2. 1つの内角が 150°150° の正多角形は、正何角形?
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  1. 180°×(n−2)=900°180°\times(n-2)=900° → n−2=5n-2=5 → n=7n=7。七角形(確かめ:180°×(7−2)=900°180°\times(7-2)=900° ◎)
  2. 1つの外角は 180°−150°=30°180°-150°=30°。外角の和は 360°360° なので n=360°÷30°=12n=360°\div30°=12。正十二角形(確かめ:1つの内角 180°×(12−2)÷12=1800°÷12=150°180°\times(12-2)\div12=1800°\div12=150° ◎)

家おうちの方へ

内角の和は「三角形に分ける(n−2個)」で必ず導けます。公式を忘れても図で作り直せるのが強みです。外角の和が常に360°という事実は意外性があり、正多角形の角を求めるときに重宝します。「外角=360÷n」「内角=180−外角」をセットで覚えさせてください。

最後は、図形の証明の主役三角形の合同条件です。

📌 1分まとめ(声に出して読もう)

  • 三角形の内角の和は 180°。
  • n角形の内角の和 = 180°×(n−2)(1つの頂点から三角形に分ける)。
  • 多角形の外角の和は、いつも 360°。
  • 正多角形なら、1つの内角・外角も求められる。

よくある質問

多角形の内角の和を求める公式は何ですか?

n角形の内角の和=180°×(n−2) です。四角形は 180°×2=360°、五角形は 180°×3=540°、六角形は 180°×4=720°になります。出発点は「どんな三角形でも内角の和は180°」という決まりです。

なぜ内角の和は180°×(n−2)になるの?

1つの頂点から対角線を引くと、n角形が (n−2)個の三角形に分かれるからです。自分と両どなりの3つの頂点には対角線が引けないので、できる三角形は頂点の数より2つ少なくなります。三角形1つの内角の和が180°なので、五角形なら三角形3つ分で 180°×3=540°です。

多角形の外角の和はいくつですか?

何角形でも、外角の和はいつも360°で一定です。正n角形なら、1つの外角=360°÷n、1つの内角=180°−(1つの外角)で求められます。たとえば正六角形は、1つの外角が 360°÷6=60°、1つの内角が 180°−60°=120°です。

1つの内角から正何角形かを求めるには?

先に1つの外角を 180°−(1つの内角)で求め、外角の和360°をその外角でわります。たとえば1つの内角が150°なら、外角は 180°−150°=30°。360°÷30°=12 なので正十二角形です。外角の和がいつも360°であることを使うのがコツです。

この単元でつまずいたとき、家庭でできること

  1. 平行線と角に戻る
    つまずきの原因は、たいてい1つ前の単元にあります。まずそこを確かめてください。
  2. 説明役を、外部にまかせる
    教える側が説明しきれないときは、無料体験のある外部のサービスで様子を見る方法もあります。
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