整数問題の解き方|約数・倍数・余り

公務員試験 数的推理の整数問題は、見た目はバラバラでも土台は2つだけ——素因数分解最大公約数・最小公倍数。約数の個数も、余りの条件も、不定方程式も、ここに帰着します。型で押さえましょう。

約数の個数:指数に1を足してかける

約数の個数は、数えあげなくても素因数分解の指数から一発で出ます。

36 = 22 × 32 2を 0〜2個(3通り)× 3を 0〜2個(3通り) 約数の個数 = (2+1) × (2+1) = 9個

「指数+1」をかけるのは、それぞれの素数を0個から指数個まで選べるからです。36の約数は 1,2,3,4,6,9,12,18,36 のちょうど9個。素因数分解の計算機で確かめられます。

余りの問題:一方の条件で並べ、もう一方で絞る

例題:7で割ると3余り、5で割ると2余る2けたの整数は?

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セナ

条件が2つもあると、どこから手をつければ……。

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ホクト先生

片方ずつ攻めよう。まず「7で割って3余る数」を小さい順に:3, 10, 17, 24, 31…。この中から「5で割って2余る」ものを探すと、17が最初に見つかる。あとは7と5の最小公倍数35ごとにくり返すから、17, 52, 87…。2けたなら17, 52, 87だね。

整数問題の解き方(3ステップ)

① まず素因数分解するか、条件の数を小さい順に書き出す

② 約数・倍数なら公式(指数+1)、余りなら最小公倍数の周期を見つける

③ 範囲(2けた・3けたなど)でしぼって答えを確定

不定方程式:1つ見つけて、規則的にずらす

「ax+by=c を満たす自然数 x, y」は、解を1組見つけてから等間隔でずらすのが定石です。

例題:3x+5y=30 の自然数解(0以上)。
→ y=0のとき x=10、y=3のとき x=5、y=6のとき x=0。x が5減るとy が3増える(係数を入れかえた分だけ動く)規則になっているので、(10,0)(5,3)(0,6)の3組。表で書き出すと見落としません。

公務員試験で狙われる定番ミス

❌ 約数の個数で「指数をそのままかける」(必ず指数+1
❌ 余りの問題で周期(最小公倍数)を使わず、片方だけで答える
❌ 不定方程式で「自然数(または0以上)」の範囲を外れた解まで数える

例題(手を動かして解こう)

  1. 72の約数は何個?(答え:72=2³×3² → (3+1)×(2+1)=12個)
  2. 4で割ると1余り、6で割ると3余る2けたの最小の数は?(答え:9…は1けた、次は21。4で割ると1余り6で割ると3余る=最小公倍数12周期で 9,21,33… 2けた最小は21)
  3. 2x+3y=12 の自然数解(0以上)は?(答え:(0,4)(3,2)(6,0))

FAQよくある質問

約数の個数の求め方は?

素因数分解して、各指数に1を足してかけ算します。たとえば 36=2²×3² なら、(2+1)×(2+1)=9個。指数に1を足すのは「その素数を0個〜指数個まで選べる」からです。

「7で割ると3余り、5で割ると2余る数」はどう求める?

まず一方の条件を満たす数を小さい順に書き(7で割って3余る=3, 10, 17, 24…)、その中からもう一方も満たす数を探します(17は5で割ると2余る)。あとは7と5の最小公倍数35ごとにくり返すので、17, 52, 87…が答えです。

不定方程式(ax+by=c)の自然数解の求め方は?

解を1つ見つけてから、規則的にずらします。たとえば 3x+5y=30 なら、x=5,y=3が1つの解。x を5増やすとy が3減る(係数を入れかえた分だけ動く)ので、(0,6)(5,3)(10,0)が自然数解です。

整数問題が苦手です。何から固めるべき?

素因数分解と、最大公約数・最小公倍数です。約数・倍数・余りの問題は、ほぼこの2つに帰着します。計算ツールの素因数分解・GCD/LCM計算機で手を動かして感覚をつかむのが近道です。

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