なぜ元金がなかなか減らないのか
リボ払いの毎月の支払いは、先に手数料が引かれ、残りだけが元金の返済に回ります。残高30万円・実質年率15%・月1万円の例で見てみましょう。
この条件で完済までシミュレーションすると、38回(約3年2か月)・手数料の合計は約7.8万円。30万円の買い物に約37.8万円払う計算です。残高が大きいほど・支払額が小さいほど、この差は急激に広がります。
?複利が「敵」に回るのがリボ払い
払いきれなかった手数料は残高に組み込まれ、翌月はその残高に手数料がつきます。つまり複利の雪だるまが、増やすときとは逆向きに働きます。「複利は味方にも敵にもなる」の代表例です。
「支払額が少なすぎる」と永遠に終わらない
毎月の支払額が月々の手数料以下だと、元金が1円も減らず、理論上いつまでも完済できません。残高30万円・年率15%なら、月の手数料は3,750円。もし月3,000円しか払わなければ、差額750円ずつ残高がむしろ増えていきます。計算機はこのケースを自動で警告します。
→リボを早く終わらせる3つの方法
① 毎月の支払額を増やす:月1万→2万円にすると、期間も手数料もほぼ半分以下になる(計算機で比べてみてください)
② 繰り上げ返済:ボーナスなどで元金を直接減らす。翌月からの手数料が即座に減る
③ 新規利用を止める:残高が増えると手数料も増え、出口が遠のく
✕ありがちな勘違い
❌「月1万円ずつ返しているから、30万円なら30回で終わる」
⭕ 1万円のうち元金に回るのは6千円ほど。実際は38回(約3年2か月)かかり、手数料が約7.8万円上乗せされます。「支払額=減る額」ではないのがリボの落とし穴です。
例題(計算機で確かめてみよう)
- 残高20万円・年率15%・月1万円 → 完済まで何回?(答え:24回(2年)・手数料約3.2万円)
- 同じ条件で月2万円にすると?(答え:11回・手数料約1.5万円。期間も手数料も半分以下)
- 残高30万円・年率15%・月3,000円だと?(答え:手数料3,750円を下回るため完済できない)
iこのページについて
本ページは元利定額方式を簡易化した教育用シミュレーションです。実際の支払回数・手数料は各カード会社の方式(残高スライド・締め日・端数処理など)によって異なります。特定の金融商品をすすめる・否定するものではなく、契約内容は必ずご自身の明細・規約でご確認ください。