酸性・中性・アルカリ性の見分け方
水溶液は見た目ではほとんど区別がつきません。
そこで、色が変わる「試験紙」や「試験液」を使って見分けます。
→見分ける手順(3ステップ)
① ガラス棒で水溶液を少しとり、青色と赤色のリトマス紙の両方につける
② 青→赤なら酸性、赤→青ならアルカリ性、どちらも変わらないなら中性
③ BTB液があれば、黄=酸性、緑=中性、青=アルカリ性で確かめる
覚え方は「酸性は赤くなる(青→赤)」です。
酸性のレモンや梅ぼしの赤い色と結びつけると、どちらが赤かで迷いません。
固体がとけた水溶液と、気体がとけた水溶液
食塩水やさとう水は、固体がとけた水溶液です。
でも、水溶液には気体がとけたものもあります。
- 炭酸水…二酸化炭素がとけている。あわの正体は二酸化炭素
- うすい塩酸…塩化水素がとけている。つんとしたにおい
- アンモニア水…アンモニアがとけている。つんとしたにおい
この2種類は、蒸発させたときの結果でも見分けられます。
固体がとけた水溶液は白い固体が残り、気体がとけた水溶液は気体がにげて何も残りません。
うすい塩酸に鉄やアルミニウムを入れると
うすい塩酸に鉄やアルミニウムを入れると、あわを出しながらとけていきます。
このあわは水素です。炭酸水のあわ(二酸化炭素)とはちがいます。
とけた金属は、別のものに変わっています。
液を蒸発させると固体は残りますが、もとの金属とちがって色つやがなく、もう一度塩酸に入れてもあわは出ません。
水酸化ナトリウム水溶液も、アルミニウムをとかしてあわ(水素)を出します。
ただし鉄はとかしません。ここはテストで問われやすい差です。
よくある間違い
✕よくある間違い
❌ 塩酸にアルミニウムを入れたときのあわを「二酸化炭素」と答える
⭕ 水素。炭酸水のあわが二酸化炭素なので取りちがえやすいところです。火を近づけるとポンと燃えるのが水素、石灰水を白くにごらせるのが二酸化炭素。
❌ ミョウバン水を蒸発させると「何も残らない」と答える
⭕ ミョウバンは固体なので、白い固体が残ります。何も残らないのは、気体がとけた炭酸水・塩酸・アンモニア水だけです。
❌ 青色リトマス紙を赤に変えるのを「アルカリ性」と答える
⭕ 酸性。「酸性は赤くなる」と覚えます。アルカリ性は赤色リトマス紙を青に変えます。
❌ 塩酸にとけた鉄は、蒸発させれば「もとの鉄にもどる」と思う
⭕ もどりません。別のものに変わっています。食塩が水にとける(蒸発でもどる)のとは、ちがう変化です。
家おうちの方へ
この単元は「色の変化」「とけているものの種類」「金属の変化」の3つを一度に覚えるので、表にして見比べるのがいちばん近道です。
一覧表を印刷して、酸性の行だけ黄色、アルカリ性の行だけ青色にぬってみると、BTB液の色と結びついて覚えやすくなります。
しくみから確かめたいときは、水溶液の性質(小6理科)のレッスンへ。中学では酸とアルカリ(中3理科)でイオンの考え方につながります。