気体の性質一覧表と穴うめプリント

酸素・二酸化炭素・水素・アンモニアなど7種類の気体を、1枚の表にまとめました。
重さ・とけ方・集め方・発生方法・確かめ方がひと目で見比べられます。
印刷して、定期テスト前の確認にお使いください。

先に答え

気体の集め方は、水にとけにくければ水上置換、水にとけやすければ空気より軽いときは上方置換、重いときは下方置換です。

酸素・水素・窒素は水上置換、アンモニアは上方置換、塩素・塩化水素は下方置換、二酸化炭素は水上置換でも下方置換でも集められます。

確かめ方は、酸素=線香が炎を上げて燃える、二酸化炭素=石灰水が白くにごる、水素=ポンと音を立てて燃える、アンモニア=赤色リトマス紙が青になるです。

一覧表気体の性質一覧表(7種類)

集め方の列は、水上置換=青、上方置換=緑、下方置換=黄で色分けしています。
「一覧表を印刷する」を押すと、A4の紙1枚(横)に7種類がすべて入ります。

気体の性質一覧表(中1理科)

算数・数学・理科ラボ|manabikoya.com

空気と比べた重さは、空気を1としたおよその倍率です。

気体 色 におい 空気と比べた重さ 水へのとけ方 水溶液の性質 集め方 おもな発生方法 性質・確かめ方
酸素 無色 なし 少し重い(約1.1倍) とけにくい — 水上置換 二酸化マンガンに、うすい過酸化水素水(オキシドール)を加える ものを燃やすはたらき(助燃性)。火のついた線香を入れると炎を上げて燃える。自分は燃えない
二酸化炭素 無色 なし 重い(約1.5倍) 少しとける 酸性(炭酸水) 水上置換・下方置換 石灰石(貝がら・卵のから)にうすい塩酸を加える。炭酸水素ナトリウムを加熱 石灰水を白くにごらせる。燃えない・ものを燃やさない
水素 無色 なし 最も軽い(約0.07倍) とけにくい — 水上置換 亜鉛・鉄・アルミニウムなどに、うすい塩酸を加える 火を近づけるとポンと音を立てて燃え、水ができる
アンモニア 無色 刺激臭 軽い(約0.6倍) 非常によくとける アルカリ性 上方置換 塩化アンモニウムと水酸化カルシウムの混合物を加熱 水でぬらした赤色リトマス紙を青にする。有毒。噴水の実験で使われる
窒素 無色 なし 少し軽い(約0.97倍) とけにくい — 水上置換 (空気の約78%をしめる) 燃えない・ものを燃やさない。ほかの物質と反応しにくい
塩素 黄緑色 刺激臭 重い(約2.5倍) とけやすい 酸性 下方置換 塩酸の電気分解(陽極側に発生) 漂白作用・殺菌作用がある。有毒
塩化水素 無色 刺激臭 重い(約1.3倍) 非常によくとける 酸性(塩酸) 下方置換 塩化ナトリウムに濃硫酸を加えて加熱(高校の範囲) 水溶液が塩酸。アンモニアと出合うと白いけむり(塩化アンモニウム)ができる

集め方の決め方:まず「水にとけるか」、次に「重さ」

集め方は丸暗記しなくても、2つの質問で決まります。

水にとけやすい? とけにくい 水上置換 酸素・水素・窒素・(二酸化炭素) とけやすい 空気より軽い?重い? 軽い→上方置換 重い→下方置換 アンモニア 塩素・塩化水素

→集め方を決める2ステップ

① 水にとけにくい気体なら 水上置換(水とおきかえて集める。空気がまざらず、集まった量も見える)

② 水にとけやすい気体は、空気より軽ければ上方置換(容器の口を下に)、重ければ下方置換(容器の口を上に)

二酸化炭素は「少しとける」ので、どちらでも集められます。
純粋な気体がほしいときは水上置換、手早く集めたいときは下方置換と使い分けます。

気体の見分け方(確かめ方)

テストの「この気体は何か」は、確かめ方と気体をセットで覚えれば解けます。

  • 酸素…火のついた線香を入れると、炎を上げて激しく燃える(自分は燃えない)
  • 二酸化炭素…石灰水を白くにごらせる
  • 水素…マッチの火を近づけるとポンと音を立てて燃え、水ができる
  • アンモニア…水でぬらした赤色リトマス紙が青になる(アルカリ性)。刺激臭
  • 塩素…黄緑色で、色のついた花や布を漂白する

よくある間違い

✕よくある間違い

❌ 酸素を「よく燃える気体」と答える
⭕ 酸素は自分では燃えません。ものを燃やすはたらき(助燃性)です。自分が燃えるのは水素。

❌ 水素を下方置換で集める
⭕ 水素は最も軽い気体で水にとけにくいので水上置換。下方置換では上へにげてしまいます。

❌ アンモニアを水上置換で集める
⭕ アンモニアは水に非常によくとけるので、水上置換では集まりません。空気より軽いので上方置換。

❌ 二酸化炭素の発生に「二酸化マンガンと過酸化水素水」を選ぶ
⭕ それは酸素の発生方法。二酸化炭素は石灰石にうすい塩酸です。

家おうちの方へ

この単元は「発生方法」「集め方」「確かめ方」を気体ごとに覚えるので、表で横に見比べるのがいちばん効率的です。

一覧表を印刷して、集め方の列を自分で色分けさせると、「とけ方→重さ」の流れが手に残ります。

しくみから確かめたいときは気体の発生と性質(中1理科)のレッスンへ。小学校の水溶液の性質一覧表とあわせて見ると、「気体がとけた水溶液」がつながります。

プリント気体の性質 穴うめプリント(解答つき)

空気と比べた重さ・水へのとけ方・集め方・確かめ方の4つが空らんです。
一覧表を見ないで書きこみ、下の解答で答え合わせをしてください。

気体の性質 穴うめプリント

算数・数学・理科ラボ|manabikoya.com
名前 ________ 日付 __ / __ 点数 __ / 28

重さは「空気より軽い・重い」、とけ方は「とけにくい・少しとける・非常によくとける」、集め方は「水上置換・上方置換・下方置換」から選んで書きましょう。

気体 色・におい 空気と比べた重さ 水へのとけ方 集め方 性質・確かめ方
1. 酸素 無色・においなし
2. 二酸化炭素 無色・においなし
3. 水素 無色・においなし
4. アンモニア 無色・刺激臭
5. 窒素 無色・においなし
6. 塩素 黄緑色・刺激臭
7. 塩化水素 無色・刺激臭

解答(重さ/とけ方/集め方/確かめ方)

(1) 少し重い/とけにくい/水上置換/ものを燃やすはたらき(助燃性)(2) 重い/少しとける/水上置換・下方置換/石灰水を白くにごらせる(3) 最も軽い/とけにくい/水上置換/火を近づけるとポンと音を立てて燃え、水ができる(4) 軽い/非常によくとける/上方置換/水でぬらした赤色リトマス紙を青にする(5) 少し軽い/とけにくい/水上置換/燃えない・ものを燃やさない(6) 重い/とけやすい/下方置換/漂白作用・殺菌作用がある(7) 重い/非常によくとける/下方置換/水溶液が塩酸

FAQよくある質問

気体の集め方は、どうやって決めますか?

まず水にとけやすいかを見ます。
とけにくければ水上置換です。
水にとけやすいときは空気と比べた重さで決め、空気より軽ければ上方置換、重ければ下方置換です。
酸素・水素・窒素は水上置換、アンモニアは上方置換、塩素・塩化水素は下方置換になります。

二酸化炭素は水上置換と下方置換のどちらで集めますか?

どちらでも集められます。
二酸化炭素は水に少しとけますが、とける量が少ないので水上置換が使えます。
空気より重いので下方置換でも集まります。
純粋な気体を集めたいときは水上置換が向いています。

酸素と水素の見分け方は?

火のついた線香を入れて炎を上げて燃えれば酸素、マッチの火を近づけてポンと音を立てて燃えれば水素です。
酸素は自分では燃えず、ものを燃やすはたらきをします。
水素は自分が燃えて水ができます。

二酸化炭素の確かめ方は?

石灰水に通すと白くにごります。
これは二酸化炭素だけに見られる反応なので、気体を見分ける問題では「石灰水が白くにごる=二酸化炭素」と覚えておけば確実です。

アンモニアはなぜ上方置換で集めるのですか?

アンモニアは水に非常によくとけるので、水上置換では水にとけてしまい集められません。
空気より軽いので、口を下に向けた容器の上のほうにたまります。
だから上方置換です。

この一覧表やプリントは学校や塾で配ってもいいですか?

はい、印刷して配布していただけます。
枚数や人数の制限はなく、事前の連絡も不要です。
Google Classroom やロイロノートで、このページのURLを共有していただくのも歓迎です。
紹介していただく場合は、このページへのリンクを添えていただけると助かります。

学ぶしくみから理解するレッスン