小学理科小学5年生生物
メダカのたんじょう|おす・めすの見分けと受精・卵の育ち【小5理科】
小5理科「メダカのたんじょう」を図解でやさしく。おす・めすを背びれ・しりびれの形で見分ける方法、めすの卵におすの精子が結びつく「受精」、受精卵が目や心臓をつくりながら約11日でかえるまで、図と例題でわかります。人のたんじょうへもつながります。
メダカのおす・めすは背びれとしりびれで見分けます。おすは背びれに切れこみがあり、しりびれは平行四辺形に近い形、めすは背びれに切れこみがなく、しりびれは三角形に近い形です。めすの卵におすの精子が結びつくことを受精といい、受精卵は水温 ℃くらいで約 日かけて育ち、子メダカがかえります。
◎このページのゴール
メダカのおす・めすをひれの形で見分け、受精(卵+精子)から受精卵が育ってかえるまでの順序を理解し、人のたんじょうとのちがいまで説明できるようになる。
「メダカのおすとめすって、どこを見れば分かるの?」「小さな卵から、どうやって子メダカが生まれるの?」——その答えは、ひれの形と、**受精(卵+精子)**にあります。図で順番に見ていけば、メダカのたんじょうのしくみがすっとつながります。
どこでつまずいた?
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おす・めすは「ひれの形」で見分ける
メダカのおすとめすは、背びれとしりびれの形を見ると見分けられます。色や大きさではなく、ひれの形がポイントです。
→やり方
- おす…背びれに切れこみがある。しりびれが大きく、平行四辺形に近い形。
- めす…背びれに切れこみがない。しりびれが小さく、後ろがせまい三角形に近い形。
見分けのコツは、背びれの切れこみとしりびれの形の2か所。おすは背びれに切れこみがあって、しりびれが四角っぽい(平行四辺形に近い)。めすは背びれがなめらかで、しりびれが後ろにすぼまる三角形に近い形です。
✓理解チェック1
受精とは「卵+精子」が結びつくこと
めすは卵を産みます。でも、卵だけでは子メダカは育ちません。おすが出す精子が卵と結びついて、はじめて育ちはじめます。この「卵と精子が結びつくこと」を受精といい、受精した卵を受精卵といいます。
ポイントは、受精しない卵は育たないということ。めすが卵を産むだけではなく、おすの精子と結びついた受精卵だけが、子メダカへと育っていきます。
卵を産んだら、そのまま子メダカになるんじゃないの?
そう思いやすいよね。でも、めすが産むのは「卵」だけ。そこに、おすが出した精子がくっついて(=受精して)、はじめて育ちはじめるんだ。受精した卵を受精卵っていうよ。卵+精子で、新しい命のスタート。受精しなかった卵は、そのままでは育たないんだ。
✓理解チェック2
受精卵の中の育ち(約11日でかえる)
受精卵は、日がたつにつれて中身が変化します。はじめは丸いつぶですが、やがて目ができ、心臓が動きはじめ、血液が流れるようになり、約11日で**かえって(ふ化して)**子メダカになります。
育つ順番は、目 → 心臓・血液 → 体ぜんたい。心臓が動いて血液が流れるようすは、けんび鏡やかいぼうけんび鏡で観察できます。だいたい約11日でかえりますが、水温が高いと早く、低いとゆっくりになります。
✓理解チェック3
かえったばかりの子メダカ(腹の養分の袋)
かえったばかりの子メダカの腹には、養分の入ったふくろがついています。生まれてすぐは、この養分で育つので、しばらくはエサをとらなくても大丈夫です。ふくろの養分がなくなるころから、自分で小さなエサを食べはじめます。
人がべんとうを持って出かけるように、子メダカは生まれたときに「養分のおべんとう」を持っているのです。このしくみのおかげで、生まれてすぐエサがなくても、しばらく生きていけます。
✓理解チェック4
よくある間違い
✕よくある間違い
めすが卵を産めば、そのまま子メダカになる/おす・めすは体の色や大きさで見分ける
卵におすの精子が結びついた受精卵だけが育つ。おす・めすは背びれの切れこみとしりびれの形で見分ける
もう一つ注意。「生まれてすぐエサをあげなきゃ」と思いがちですが、かえったばかりの子メダカは腹の養分のふくろでしばらく育ちます。すぐにエサをやりすぎると、水がよごれてしまうこともあります。
やってみよう(練習問題)
やってみよう①(基本:おす・めすの見分け)
メダカを横から観察しました。
- 背びれに切れこみがあり、しりびれが平行四辺形に近いのは、おす・めすのどちら?
- 背びれに切れこみがなく、しりびれが三角形に近いのは、おす・めすのどちら?
答えと解説を見る
- おす(背びれに切れこみあり・しりびれが平行四辺形に近い)
- めす(背びれに切れこみなし・しりびれが三角形に近い)
色や大きさではなく、背びれの切れこみとしりびれの形で見分けます。
やってみよう②(標準:受精と育ちの順序)
次の文を、メダカのたんじょうの順番に並べかえましょう。
- ア.卵の中に目や心臓ができる
- イ.めすが卵を産み、おすの精子が結びつく(受精)
- ウ.約11日でかえって、子メダカになる
答えと解説を見る
イ → ア → ウ の順。
まず受精(卵+精子)が起こり、受精卵の中で目や心臓ができ、約11日でかえって子メダカになります。
やってみよう③(応用:水温と養分)
メダカの卵の育ち方について考えます。
- 同じ日に受精した卵を、水温25℃の水そうと、水温18℃の水そうで育てました。先にかえるのはどちらですか。
- 受精卵が育つのに必要な養分は、どこにありますか。
答えと解説を見る
- 水温25℃のほう。水温が高いほど早く、低いほどゆっくりかえります(約11日はおよその目安)。
- 卵の中(卵がはじめから養分をもっている)。だから水そうに親がいなくても、卵だけで育ちます。
なお、人の赤ちゃんは養分のもらい方がまったくちがいます(→人のたんじょう)。
家おうちの方へ
メダカのたんじょうのつまずきは、たいてい2か所です。1つは**「卵を産めば子になる」という思い込み**。ここは「卵+精子で受精してはじめて育つ」「受精した卵を受精卵という」と、言葉とセットで押さえると定着します。もう1つはおす・めすの見分け。色や大きさで分けようとしがちですが、背びれの切れこみとしりびれの形の2か所だけを見ればよい、と図で確認してください。受精卵が目→心臓・血液→体の順に育ち、約11日でかえること、かえった子メダカが腹の養分のふくろでしばらく育つことは、実物やかいぼうけんび鏡の観察があると一気に納得します。同じ「動物の誕生」の人編は人のたんじょうにまとめてあるので、続けて読むと命のつながりが大きく見えてきます(遺伝・細胞は中学範囲なので、興味が出たら少しずつで十分です)。
メダカのたんじょうは、「ひれの形でおす・めすを見分ける」「卵+精子で受精し、受精卵が育つ」「約11日でかえって、腹の養分で育つ」——この3つでつながります。小さな卵の中の命のドラマを、図といっしょに観察してみてください。
📌 1分まとめ(声に出して読もう)
- メダカは背びれ・しりびれの形でおす・めすを見分ける。
- おす…背びれに切れこみあり、しりびれは平行四辺形に近い。
- めす…背びれに切れこみなし、しりびれは三角形に近い。
- めすの卵に、おすの精子が結びつくことを受精といい、できた卵を受精卵という。
- 受精卵は、日がたつと目・心臓・血液ができ、約11日でかえる。かえった子メダカは、腹の養分の入った袋でしばらく育つ。
よくある質問
メダカの受精とは何ですか?
受精とは、めすが産んだ卵に、おすが出した精子が結びつくことです。受精した卵を受精卵といい、この受精卵だけが子メダカへと育っていきます。めすが卵を産むだけでは、子メダカにはなりません。
なぜ卵を産んだだけでは子メダカにならないのですか?
受精していない卵は、そのままでは育たないからです。めすが産むのは卵だけで、そこにおすの精子が結びついて(受精して)はじめて、卵は育ちはじめます。だから、子メダカが生まれるには、めすの卵とおすの精子の両方が必要です。
メダカのおすとめすは、どこで見分けますか?
背びれとしりびれの形で見分けます。おすは背びれに切れこみがあり、しりびれが大きく平行四辺形に近い形です。めすは背びれに切れこみがなく、しりびれが小さく三角形に近い形です。体の色や大きさではなく、この2か所のひれの形がポイントです。
かえったばかりの子メダカに、すぐエサをあげなくてよいのはなぜですか?
かえったばかりの子メダカの腹には、養分の入ったふくろがついていて、しばらくはその養分で育つからです。ふくろの養分がなくなるころから、自分で小さなエサを食べはじめます。生まれてすぐにエサをやりすぎると、かえって水がよごれてしまうこともあります。
この単元でつまずいたとき、家庭でできること
- メダカや池の生き物(小3理科)に戻るつまずきの原因は、たいてい1つ前の単元にあります。まずそこを確かめてください。
- 説明役を、外部にまかせる教える側が説明しきれないときは、無料体験のある外部のサービスで様子を見る方法もあります。