小学理科小学5年生地学
天気の変化|雲は西から東へ・台風のしくみをやさしく【小5理科】
小5理科「天気の変化」を図解でやさしく。雲の量や動きで天気が決まること、雲も天気もおよそ西から東へ動くから西の空を見ると予想できること、気象衛星やアメダスのデータで天気を予想するしくみ、夏から秋に南の海から日本へ近づく台風まで、図と例題でわかります。
◎このページのゴール
雲の量や動きで天気が決まり変わること、雲も天気もおよそ西から東へ動くこと、気象衛星やアメダスのデータで天気を予想できること、台風は南の海で発生し夏から秋に日本へ近づくことを理解する。
「あしたの天気って、どうやってわかるの?」——じつは、空の雲を見るだけで、かなり予想できます。雲はだいたい西から東へ動くので、西の空を見れば「これからどんな天気になるか」が見えてくるのです。この単元では、天気が変わるしくみと、台風のことを図でつかんでいきましょう。
どこでつまずいた?
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雲の量と動きで天気が決まる
空をおおう雲の量で、その日の天気が決まります。空全体を10としたとき、雲の量が 0〜8 なら「晴れ」、9〜10 なら「くもり」、雨がふっていれば「雨」です(雲の量が0〜1の、とくに雲が少ない晴れを「快晴」ということもあります)。
そして、その雲はじっとしていません。時間がたつと動いて、形も量も変わります。だから天気も、時間とともに変わっていくのです。雲がふえてくれば「これからくもりや雨になりそう」、雲が減っていけば「これから晴れそう」と予想できます。
✓理解チェック①
雲も天気も、およそ西から東へ動く
日本では、雲はおよそ西から東へ動きます。雲が西から東へ動くので、天気も西から東へ変わっていきます。
つまり、西の空にいまある天気が、しばらくすると自分のところにやってくるということ。だから、これからの天気を知りたいときは西の空を見るのがコツです。西から黒い雲が近づいてきたら、もうすぐ雨が来るサインです。
どうして「東の空」じゃなくて「西の空」を見るの?
雲が西から東へ動くからだよ。いま西にある雲は、これから東のほう——つまり自分のいる場所にやってくる。だから西の空を見れば「このあと雲が来るか・晴れたままか」が予想できるんだ。逆に東の空にある雲は、もう自分の上を通りすぎて遠ざかっていく雲。だから「これから」を知りたいなら、東ではなく西を見るのがいいんだよ。
✓理解チェック②
気象衛星やアメダスのデータで天気を予想する
自分の目で見える空は、せまい範囲だけ。広い範囲の天気を知るために、いろいろな道具でデータを集めています。
→やり方
- 気象衛星…宇宙から地球を見て、**雲のようす(雲画像)**をうつす。どこに雲があり、どっちへ動いているかがわかる。
- アメダス…日本中にたくさんある観測そうち。気温・雨の量・風などを自動ではかり、各地のデータを集める。
- 集めたデータを合わせて、「雲がこう動くから、あしたはここが雨」と天気を予想する。
気象衛星の雲画像を続けて見ると、雲が西から東へ動いていくのがはっきりわかります。その動きと、アメダスの気温・雨量を合わせて、「あしたの天気」を予想しているのです。テレビやスマホの天気予報は、こうして作られています。
✓理解チェック③
台風はどこから来る?いつ多い?
夏から秋にかけて、日本に近づいてくるのが台風です。台風は、南のあたたかい海の上で発生し、北のほうへ動いて、**夏から秋(とくに夏の終わりから秋)**に日本へ近づきます。
台風が近づくと、強い風と大雨をもたらします。ふだんの天気とちがって、雨や風がとても強くなるので注意が必要です。台風のときは、川や海に近づかない、外出を控えるなど、安全を第一に行動します。台風も雲のかたまりなので、気象衛星の雲画像で「いまどこにあって、これからどう動くか」を見ながら備えます。
台風って、雲が西から東へ動くのと、進む向きがちがう気がする…
よく気づいたね! ふだんの雲は西から東へ動くけれど、台風は南の海から北のほうへやってきて、日本の近くで向きを東っぽく変えることが多いんだ。だから台風だけは「南から来る」と覚えておくといいよ。そして台風は、ただの雨ではなく強い風と大雨をいっしょに連れてくる。夏から秋にニュースで台風と言ったら、早めに備えるのが大事だよ。
✓理解チェック④
よくある間違い
✕よくある間違い
天気は東から西へ変わる/これからの天気は東の空を見ればわかる/台風は北や西から来て、雨だけふる
ふだんの雲も天気も西から東へ変わる。これからの天気は西の空を見る。台風は南の海で発生し、夏から秋に近づき、強い風と大雨をもたらす
向きをまちがえやすいので、「ふだんの天気=西から東」「台風=南から」と、2つに分けて覚えましょう。天気予報の雲画像をいちど続けて見れば、雲が西から東へ動くのがはっきりわかります。
やってみよう(練習問題)
✏️ やってみよう①(基本:雲の量と天気)
雲の量と天気の関係を考えましょう。空全体を10とします。
- 雲の量が3のとき、天気は「晴れ」「くもり」のどっち?
- 雲の量が10で、空が雲でいっぱいのとき、天気は「晴れ」「くもり」のどっち?
答えと解説を見る
- 晴れ(雲の量が0〜8なら晴れ)
- くもり(雲の量が9〜10ならくもり)
雨つぶがふっていれば、雲の量に関係なく「雨」です。
✏️ やってみよう②(標準:雲の動きと予想)
ある日、自分のいる町から見て、西の空に黒い雨雲が見えました。
- このあと、自分の町の天気はどうなると予想できますか。
- なぜそう予想できるのか、雲の動く向きをつかって説明しましょう。
答えと解説を見る
- これから雨(くもり)になりそう。
- 雲は西から東へ動くので、いま西にある雨雲が、これから自分の町(東のほう)に近づいてくるから。
だから、これからの天気を知りたいときは西の空を見るのがコツでしたね。
✏️ やってみよう③(応用:台風と予報のデータ)
次の文が正しければ◯、まちがっていれば×をつけましょう。
- 「台風は北の海で発生し、冬に日本へ近づくことが多い」
- 「気象衛星は宇宙から雲のようすや動きをうつす」
- 「アメダスは、各地の気温や雨の量をはかる観測そうちである」
答えと解説を見る
- ×…台風は南のあたたかい海で発生し、夏から秋に近づく。
- ◯…気象衛星は宇宙から雲をうつす。
- ◯…アメダスは各地の気温・雨量・風などをはかる。
雲画像(気象衛星)とアメダスのデータを合わせて、天気を予想します。
家おうちの方へ
「天気の変化」のつまずきは、ほぼ向きにあります。「ふだんの雲・天気は西から東」「これからの天気は西の空を見る」「台風は南から、夏〜秋」——この3つを分けて整理してあげると混乱しません。いちばん効くのは、テレビやアプリの雲画像(気象衛星)を一緒に数時間〜1日続けて見ることです。雲が西から東へ動くのが目で見てわかり、「だから西を見るんだ」が腑に落ちます。朝に西の空を見て「今日は雨が来そう?」と予想し、夕方に答え合わせをする遊びもおすすめです。台風のときは、こわがらせるのではなく「早めに備えれば安全」という前向きな防災の姿勢を一緒に身につけてください。ここでの観察と予想の経験は、中学の前線や湿度へまっすぐつながります。
「雲の量と動きで天気が決まる」「雲も天気も西から東へ変わる」「データで予想する」「台風は南から夏〜秋に来る」——この4つがつながると、毎日の空が少し読めるようになります。明日、西の空を見上げてみてください。
📌 1分まとめ(声に出して読もう)
- 空をおおう雲の量で、晴れ・くもり・雨が決まる。
- 雲はおよそ西から東へ動く。だから天気もおよそ西から東へ変わる。
- 西の空を見ると、これからの天気が予想できる。
- 気象衛星の雲画像やアメダスの気温・雨量のデータで天気を予想する。
- 台風は南の海で発生し、夏から秋に日本へ近づき、強い風と大雨をもたらす。
よくある質問
天気(晴れ・くもり)は、何で決まりますか?
空をおおう雲の量で決まります。空全体を10としたとき、雲の量が0〜8なら「晴れ」、9〜10なら「くもり」です。雨つぶがふっていれば、雲の量に関係なく「雨」になります。
なぜこれからの天気を知るには、西の空を見るとよいのですか?
日本では、雲がおよそ西から東へ動くからです。いま西にある雲は、これから東のほう(自分のいる場所)に近づいてきます。だから西の空を見れば「このあと雲や雨が来るか、晴れたままか」が予想できます。東の空の雲は、もう通りすぎて遠ざかっていく雲です。
台風はどこで発生し、いつ日本に近づきますか?
台風は、南のあたたかい海の上で発生します。そして北のほうへ動き、夏から秋(とくに夏の終わりから秋)に日本へ近づきます。近づくと強い風と大雨をもたらすので、川や海に近づかないなど、早めの備えが大切です。
気象衛星とアメダスは、何がちがいますか?
気象衛星は、宇宙から地球を見て雲のようす(雲画像)をうつす道具で、どこに雲があってどっちへ動いているかがわかります。アメダスは、日本中にたくさんある観測そうちで、気温・雨の量・風などを地上ではかります。この2つのデータを合わせて、天気を予想します。