くり上がりのあるたし算の文章題|式の立て方をやさしく【小1】
小1の「くり上がりのあるたし算の文章題」を図でやさしく解説。あわせて・ふえると・みんなで、ということばからたし算の式を立てる読み取り方を、合わせる絵図と増えるやじるし図で見せ、さくらんぼ計算で答えを出すまでを練習します。単位(まい・こ・人)の書き方も。
◎このページのゴール
文章を読んでたし算の式を立て、くり上がりのある答えを正しく求められるようになる。
「あかい きんぎょが 8ひき、あおい きんぎょが 5ひき。あわせて なんびき?」。計算はできるのに、文章になると「たし算かな?ひき算かな?」とまよう子はとても多いです。だいじょうぶ。ことばの合いことばを見つければ、式はすぐ立てられます。
文章からたし算の式を立てる3ステップ
文章題は、つぎのじゅんばんで考えると、まよわず式が立てられます。
→やり方
- 合いことばをさがす…「あわせて」「みんなで」「ふえると」「ぜんぶで」があれば、たし算。
- 数を でつなぐ…文章に出てくる2つの数を、 のように式にする。
- さくらんぼ計算で答えを出す…10のまとまりをつくって計算し、答えにたんいをつける。
計算のやり方(10のまとまり・さくらんぼ計算)はくり上がりのあるたし算(さくらんぼ計算)でくわしく説明しています。このページは「文章から式を立てる」ところが主役です。
どうしてたし算になるの?
たし算になる文章には、じつは2つのタイプがあります。図で見ると、どちらも「ふえて、全体が大きくなる」のがわかります。
① あわせて型(2つを合わせる)
「あかい きんぎょ 8ひきと、あおい きんぎょ 5ひき。あわせて?」のように、べつべつの2つのグループを1つにするタイプ。
② ふえると型(あとからふえる)
「いけに きんぎょが 8ひき。あとから 5ひき 入れると ぜんぶで?」のように、はじめの数に、あとから数がふえるタイプ。やじるしで「ふえていく」ようすを見てみましょう。
どちらのタイプも、全体は大きくなるので、式は のたし算になります。「あわせて」「みんなで」「ふえると」「ぜんぶで」は、ぜんぶ「ふえる・大きくなる」を表すことばなのです。
「ふえると」と「あわせて」って、見た目がちがうのに、どっちもたし算なの?
そうだよ。「あわせて」は2つの山を1つにする、「ふえると」は1つの山にあとからたす。やり方の見た目はちがうけど、どっちも数が前より多くなるよね。多くなるならたし算。この「多くなる?へる?」で見分けるのがコツだよ。
✓理解チェック①
答えのたんい(まい・こ・人)を忘れずに
文章題の答えは、数字だけだとバツになることがあります。「13」ではなく「13ひき」「13まい」のように、文章に出てきたものと同じたんいをつけましょう。
紙なら「まい」、あめやみかんなら「こ」、人なら「人」。たんいは、問題の文をよく見て、おなじことばをまねするだけです。
✓理解チェック②
よくある間違い
✕よくある間違い
「8ひきと 5ひき、ちがいは?」を、 とたし算にしてしまう。
「ちがいは」「のこりは」はひき算。たし算の合いことばは「あわせて・みんなで・ふえると・ぜんぶで」。
合いことばを見つけたら、「これは多くなる話かな?へる話かな?」ともう一度たしかめると、たし算・ひき算をまちがえません。
やってみよう(練習問題)
✏️ やってみよう①(基本:あわせて型)
式を立てて、答えを出しましょう。
- あかい おりがみが 7まい、あおい おりがみが 6まい。あわせて なんまい?
- 男の子が 8人、女の子が 9人。みんなで なん人?
答えと解説を見る
- 式 。7にあと3で10(6を3と3にわける)→10と3で 13まい。
- 式 。8にあと2で10(9を2と7にわける)→10と7で 17人。
「あわせて」「みんなで」は、2つを合わせるたし算です。
✏️ やってみよう②(標準:ふえると型)
式を立てて、答えを出しましょう。
- バスに 6人 のっていました。あとから 7人 のってきました。ぜんぶで なん人?
- あめを 9こ もっています。お母さんから 5こ もらいました。みんなで なんこ?
答えと解説を見る
- 式 。6にあと4で10(7を4と3にわける)→10と3で 13人。
- 式 。9にあと1で10(5を1と4にわける)→10と4で 14こ。
「あとから〜きた/もらった」は、ふえるたし算です。
✏️ やってみよう③(応用・どっちの数が先か考える)
式を立てて、答えを出しましょう。
- シールを 5まい もっていました。お姉さんから 8まい もらいました。ぜんぶで なんまい?
- 公園に はとが 9わ いました。そこへ 8わ とんできました。みんなで なんわ?
答えと解説を見る
- 式 ( でも答えは同じ)。5にあと5で10(8を5と3にわける)→10と3で 13まい。たし算は、どちらを先に書いても答えは同じです。
- 式 。9にあと1で10(8を1と7にわける)→10と7で 17わ。鳥は「わ」と数えます。たんいに気をつけましょう。
家おうちの方へ
文章題でつまずく原因は、計算力ではなく「たし算かひき算か」の判断であることがほとんどです。お子さんには、まず問題文の中の合いことば(あわせて・みんなで・ふえると・ぜんぶで)に線を引かせてから式を立てさせると、迷いが減ります。それでも判断にまよったら「これは数が多くなる話?へる話?」と声かけしてあげてください。計算そのものがあやしいときは、くり上がりのあるたし算(さくらんぼ計算)に戻ると安心です。答えに「まい・こ・人」などのたんいを書く習慣も、低学年のうちに身につけておくと、これからの文章題でずっと役立ちます。
ことばから式へ、式から答えへ。「あわせて・みんなで・ふえると・ぜんぶで」を見つけたら、たし算の式を立てて、さくらんぼ計算で答えを出す。たんいを忘れずに書けば、くり上がりの文章題はもうこわくありません。
📌 1分まとめ(声に出して読もう)
- 「あわせて」「みんなで」は、2つを合わせるたし算。
- 「ふえると」「ぜんぶで」は、あとからふえる たし算。
- 文章の数を でつないで式にする。 のように。
- 答えには、文章とおなじたんい(まい・こ・人)をつける。
よくある質問
たし算の文章題は、どうやって式を立てますか?
まず「あわせて」「みんなで」「ふえると」「ぜんぶで」という合いことばをさがし、あれば文章の2つの数を+でつないで式にします。たとえば「8ひきと5ひき、あわせて?」なら8+5=13。答えを出したら、文章と同じたんい(まい・こ・人など)をつけて答えます。
なぜ「あわせて」も「ふえると」も、どちらもたし算になるの?
どちらも「数が前より多くなる」話だからです。「あわせて」はべつべつの2つのグループを1つにするタイプ、「ふえると」ははじめの数にあとからふえるタイプで、見た目はちがいますが、どちらも全体は大きくなります。だから式はどちらも8+5=13のようなたし算になります。
たし算かひき算か、子どもが見分けられません。どうすればいいですか?
まず問題文の合いことばに線を引かせるのがおすすめです。「あわせて・みんなで・ふえると・ぜんぶで」ならたし算、「ちがいは・のこりは」ならひき算です。それでも迷ったら「これは数が多くなる話?へる話?」と声かけすると、たし算とひき算を取りちがえにくくなります。
文章題の答えに、たんいは必要ですか?
必要です。数字だけの「13」ではなく、「13ひき」「13まい」のように、文章に出てきたものと同じたんいをつけて答えます。紙なら「まい」、あめなら「こ」、人なら「人」、鳥なら「わ」。問題の文をよく見て、同じことばをまねして書けば大丈夫です。