くり上がりのあるたし算の文章題|式の立て方をやさしく【小1】

小1の「くり上がりのあるたし算の文章題」を図でやさしく解説。あわせて・ふえると・みんなで、ということばからたし算の式を立てる読み取り方を、合わせる絵図と増えるやじるし図で見せ、さくらんぼ計算で答えを出すまでを練習します。単位(まい・こ・人)の書き方も。

このページのゴール

文章を読んでたし算の式を立て、くり上がりのある答えを正しく求められるようになる。

「あかい きんぎょが 8ひき、あおい きんぎょが 5ひき。あわせて なんびき?」。計算はできるのに、文章になると「たし算かな?ひき算かな?」とまよう子はとても多いです。だいじょうぶ。ことばの合いことばを見つければ、式はすぐ立てられます。

文章からたし算の式を立てる3ステップ

文章題は、つぎのじゅんばんで考えると、まよわず式が立てられます。

やり方

  1. 合いことばをさがす…「あわせて」「みんなで」「ふえると」「ぜんぶで」があれば、たし算。
  2. 数を ++ でつなぐ…文章に出てくる2つの数を、8+58 + 5 のように式にする。
  3. さくらんぼ計算で答えを出す…10のまとまりをつくって計算し、答えにたんいをつける。

計算のやり方(10のまとまり・さくらんぼ計算)はくり上がりのあるたし算(さくらんぼ計算)でくわしく説明しています。このページは「文章から式を立てる」ところが主役です。

どうしてたし算になるの?

たし算になる文章には、じつは2つのタイプがあります。図で見ると、どちらも「ふえて、全体が大きくなる」のがわかります。

① あわせて型(2つを合わせる)

「あかい きんぎょ 8ひきと、あおい きんぎょ 5ひき。あわせて?」のように、べつべつの2つのグループを1つにするタイプ。

あか 8ひきあお 5ひきあわせて 13ひき

② ふえると型(あとからふえる)

「いけに きんぎょが 8ひき。あとから 5ひき 入れると ぜんぶで?」のように、はじめの数に、あとから数がふえるタイプ。やじるしで「ふえていく」ようすを見てみましょう。

はじめ 88+5ぜんぶで13

どちらのタイプも、全体は大きくなるので、式は 8+5=138 + 5 = 13 のたし算になります。「あわせて」「みんなで」「ふえると」「ぜんぶで」は、ぜんぶ「ふえる・大きくなる」を表すことばなのです。

セナちゃんのアイコン
セナ

「ふえると」と「あわせて」って、見た目がちがうのに、どっちもたし算なの?

ホクト先生のアイコン
ホクト先生

そうだよ。「あわせて」は2つの山を1つにする、「ふえると」は1つの山にあとからたす。やり方の見た目はちがうけど、どっちも数が前より多くなるよね。多くなるならたし算。この「多くなる?へる?」で見分けるのがコツだよ。

理解チェック①

答えのたんい(まい・こ・人)を忘れずに

文章題の答えは、数字だけだとバツになることがあります。「13」ではなく「13ひき」「13まい」のように、文章に出てきたものと同じたんいをつけましょう。

文章のものこたえおりがみ13まいあめ13ここども13人

紙なら「まい」、あめやみかんなら「こ」、人なら「人」。たんいは、問題の文をよく見て、おなじことばをまねするだけです。

理解チェック②

よくある間違い

よくある間違い

まちがい

「8ひきと 5ひき、ちがいは?」を、8+5=138 + 5 = 13 とたし算にしてしまう。

正しい

「ちがいは」「のこりは」はひき算。たし算の合いことばは「あわせて・みんなで・ふえると・ぜんぶで」。

合いことばを見つけたら、「これは多くなる話かな?へる話かな?」ともう一度たしかめると、たし算・ひき算をまちがえません。

やってみよう(練習問題)

✏️ やってみよう①(基本:あわせて型)

式を立てて、答えを出しましょう。

  1. あかい おりがみが 7まい、あおい おりがみが 6まい。あわせて なんまい?
  2. 男の子が 8人、女の子が 9人。みんなで なん人?
答えと解説を見る
  1. 7+6=137 + 6 = 13。7にあと3で10(6を3と3にわける)→10と3で 13まい
  2. 8+9=178 + 9 = 17。8にあと2で10(9を2と7にわける)→10と7で 17人

「あわせて」「みんなで」は、2つを合わせるたし算です。

✏️ やってみよう②(標準:ふえると型)

式を立てて、答えを出しましょう。

  1. バスに 6人 のっていました。あとから 7人 のってきました。ぜんぶで なん人?
  2. あめを 9こ もっています。お母さんから 5こ もらいました。みんなで なんこ?
答えと解説を見る
  1. 6+7=136 + 7 = 13。6にあと4で10(7を4と3にわける)→10と3で 13人
  2. 9+5=149 + 5 = 14。9にあと1で10(5を1と4にわける)→10と4で 14こ

「あとから〜きた/もらった」は、ふえるたし算です。

✏️ やってみよう③(応用・どっちの数が先か考える)

式を立てて、答えを出しましょう。

  1. シールを 5まい もっていました。お姉さんから 8まい もらいました。ぜんぶで なんまい?
  2. 公園に はとが 9わ いました。そこへ 8わ とんできました。みんなで なんわ?
答えと解説を見る
  1. 5+8=135 + 8 = 138+58 + 5 でも答えは同じ)。5にあと5で10(8を5と3にわける)→10と3で 13まい。たし算は、どちらを先に書いても答えは同じです。
  2. 9+8=179 + 8 = 17。9にあと1で10(8を1と7にわける)→10と7で 17わ。鳥は「わ」と数えます。たんいに気をつけましょう。

おうちの方へ

文章題でつまずく原因は、計算力ではなく「たし算かひき算か」の判断であることがほとんどです。お子さんには、まず問題文の中の合いことば(あわせて・みんなで・ふえると・ぜんぶで)に線を引かせてから式を立てさせると、迷いが減ります。それでも判断にまよったら「これは数が多くなる話?へる話?」と声かけしてあげてください。計算そのものがあやしいときは、くり上がりのあるたし算(さくらんぼ計算)に戻ると安心です。答えに「まい・こ・人」などのたんいを書く習慣も、低学年のうちに身につけておくと、これからの文章題でずっと役立ちます。

ことばから式へ、式から答えへ。「あわせて・みんなで・ふえると・ぜんぶで」を見つけたら、たし算の式を立てて、さくらんぼ計算で答えを出す。たんいを忘れずに書けば、くり上がりの文章題はもうこわくありません。

📌 1分まとめ(声に出して読もう)

  • あわせて」「みんなで」は、2つを合わせるたし算。
  • ふえると」「ぜんぶで」は、あとからふえる たし算。
  • 文章の数を ++ でつないで式にする。8+5=138 + 5 = 13 のように。
  • 答えには、文章とおなじたんい(まい・こ・人)をつける。

よくある質問

たし算の文章題は、どうやって式を立てますか?

まず「あわせて」「みんなで」「ふえると」「ぜんぶで」という合いことばをさがし、あれば文章の2つの数を+でつないで式にします。たとえば「8ひきと5ひき、あわせて?」なら8+5=13。答えを出したら、文章と同じたんい(まい・こ・人など)をつけて答えます。

なぜ「あわせて」も「ふえると」も、どちらもたし算になるの?

どちらも「数が前より多くなる」話だからです。「あわせて」はべつべつの2つのグループを1つにするタイプ、「ふえると」ははじめの数にあとからふえるタイプで、見た目はちがいますが、どちらも全体は大きくなります。だから式はどちらも8+5=13のようなたし算になります。

たし算かひき算か、子どもが見分けられません。どうすればいいですか?

まず問題文の合いことばに線を引かせるのがおすすめです。「あわせて・みんなで・ふえると・ぜんぶで」ならたし算、「ちがいは・のこりは」ならひき算です。それでも迷ったら「これは数が多くなる話?へる話?」と声かけすると、たし算とひき算を取りちがえにくくなります。

文章題の答えに、たんいは必要ですか?

必要です。数字だけの「13」ではなく、「13ひき」「13まい」のように、文章に出てきたものと同じたんいをつけて答えます。紙なら「まい」、あめなら「こ」、人なら「人」、鳥なら「わ」。問題の文をよく見て、同じことばをまねして書けば大丈夫です。

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