くり上がりのあるたし算(さくらんぼ計算)

小1「くり上がりのあるたし算」を図でやさしく解説。9+4のように答えが10をこえるたし算を、10のまとまりをつくる「さくらんぼ計算」で解く方法を、10のまとまり図とさくらんぼ図、例題でわかります。

このページのゴール

10のまとまりをつくる「さくらんぼ計算」で、くり上がりのあるたし算ができるようになる。

「9 + 4」。ゆびでは たりなくなる… そんなときの まほうが「10のまとまりをつくる」こと。さくらんぼ計算を おぼえると、10をこえる たし算が すらすら できるようになります。1年生の いちばんの がんばりどころです。

くり上がりってなに?

9+49 + 4 のように、こたえが10をこえるたし算を「くり上がりのあるたし算」といいます。9と4を ぜんぶ かぞえても いいけれど、もっと はやくて たしかな やり方が あります。それが「10のまとまりをつくる」ことです。

なぜ10をつくるの?

わたしたちの数は、10で1つ上がるしくみ。だから「10といくつ」の形にすると、こたえが すぐ わかります。

あと19は、あと1で10のまとまり

10のまとまりの わくは、ぜんぶで10こ。9こ 入っていると、あと1こで いっぱい(10)になります。この「あと1」が、さくらんぼ計算の カギです。

さくらんぼ計算のやり方

9+49 + 4 を、さくらんぼ計算で やってみましょう。9を10にするために、4を「1と3」に わけます。

94139と1で1010と3で 13

やり方

9 + 4 のさくらんぼ計算

  1. 9は、あと 1 で10。
  2. 4を「1と3」に わける。
  3. 9 + 1 = 10
  4. のこった3と あわせて、10 + 3 = 13

ポイントは「大きいほうの数を10にする」こと。9なら あと1、8なら あと2、7なら あと3で10になります。

セナちゃんのアイコン
セナ

どうして 4を 1と3に わけるの?

ホクト先生のアイコン
ホクト先生

9を10にするには「あと1」が ほしいよね。だから 4の中から1を とってきて、9にあげるんだ。のこりは3。すると「10と3」になって、こたえは13。10のまとまりが できると、その先は かぞえなくても わかるんだよ。

理解チェック①

たす数が大きいときは、前の数を分けてもOK

3+93 + 9 のように、うしろの数が大きいときは、うしろの9を10にすると らくです。前の3を「1と2」に分けて、9に1をあげます。

コツ

3+93 + 9 → 9はあと1で10。3を「1と2」に分けて、9+1=109 + 1 = 1010+2=1210 + 2 = 12

10に近いほうの数を10にする」と、わける数が小さくてすみます。

どちらを分けても こたえは おなじ。やりやすい ほうで だいじょうぶです。

理解チェック②

やってみよう(練習問題)

✏️ やってみよう①(基本:9や8にたす)

さくらんぼ計算でときましょう。

  1. 9+39 + 3
  2. 8+48 + 4
答えと解説を見る
  1. 9はあと1で10。3を1と2に分けて、9+1=109+1=1010+2=1210+2=1212
  2. 8はあと2で10。4を2と2に分けて、8+2=108+2=1010+2=1210+2=1212

✏️ やってみよう②(標準:いろいろなたし算)

計算しましょう。

  1. 7+57 + 5
  2. 6+86 + 8
答えと解説を見る
  1. 7はあと3で10。5を3と2に分けて → 10+2=10 + 2 = 12
  2. 8を10にすると らく。6を4と2に分けて、8+2=108+2=1010+4=1410+4=1414

✏️ やってみよう③(応用:文章題)

考えて解きましょう。

  1. あめが9こ あります。7こ もらいました。ぜんぶで何こ?
  2. 5+85 + 8 をとくとき、5と8の どちらを10にすると らく?
答えと解説を見る
  1. 9+79 + 7。9はあと1で10。7を1と6に分けて、10+6=1610 + 6 = 1616こ
  2. 8を10にするとらく(8はあと2、5を2と3に分ける)。10に近いほうを10にします。

おうちの方へ

くり上がりは、小1で最大のヤマです。指で数える方法から「10のまとまりをつくる(さくらんぼ計算)」へ移行させるのが目標。鍵は2つの素地——「いくつといくつ(数の合成・分解)」と「10の補数(9なら1、8なら2…で10)」です。ここが弱いとつまずくので、10の補数を即答できるまで遊び感覚で練習を。十進法(10で位が1つ上がる)の最初の体験でもあります。ten frame(10のわく)やおはじきで「10にして、あといくつ」を見せると定着します。どちらの数を分けてもよい(10に近いほうを10にすると楽)ことも伝えてください。次はこの逆、くり下がりのひき算です。

10をつくる コツが わかったら、つぎは その ぎゃく。10からひく「くり下がりのあるひき算」に すすみましょう。

📌 1分まとめ(声に出して読もう)

  • こたえが10をこえるたし算は、まず10のまとまりをつくる。
  • さくらんぼ計算…たす数をわけて、10をつくる。
  • 9+4 → 9にあと1で10。4を1と3にわけ、10と3で13
  • 10といくつ、で こたえがすぐわかる。
#くり上がり#さくらんぼ計算#10のまとまり#小1算数