くり上がりのあるたし算(さくらんぼ計算)
くり上がりのあるたし算とは、9+4のように答えが10をこえるたし算のこと。小1算数のこの単元では、10のまとまりをつくる「さくらんぼ計算」のやり方を、10のまとまり図とさくらんぼ図でやさしく解説し、大きい数のたし算もすらすら暗算できる力が身につきます。
くり上がりのあるたし算は、10のまとまりをつくる「さくらんぼ計算」でときます。 なら、9はあと1で10なので4を1と3に分けて 、 です。「9はあと1で10」のような10の分け方がすぐ言えないとつまずくので、まずそこを固めましょう。
◎このページのゴール
10のまとまりをつくる「さくらんぼ計算」で、くり上がりのあるたし算ができるようになる。
「9 + 4」。ゆびでは たりなくなる… そんなときの まほうが「10のまとまりをつくる」こと。さくらんぼ計算を おぼえると、10をこえる たし算が すらすら できるようになります。1年生の いちばんの がんばりどころです。
どこでつまずいた?
あてはまるものをタップ。そこから読むと近道です。
くり上がりってなに?
のように、こたえが10をこえるたし算を「くり上がりのあるたし算」といいます。9と4を ぜんぶ かぞえても いいけれど、もっと はやくて たしかな やり方が あります。それが「10のまとまりをつくる」ことです。
✓理解チェック1
なぜ10をつくるの?
わたしたちの数は、10で1つ上がるしくみ。だから「10といくつ」の形にすると、こたえが すぐ わかります。
10のまとまりの わくは、ぜんぶで10こ。9こ 入っていると、あと1こで いっぱい(10)になります。この「あと1」が、さくらんぼ計算の カギです。
✓理解チェック2
さくらんぼ計算のやり方
を、さくらんぼ計算で やってみましょう。9を10にするために、4を「1と3」に わけます。
→やり方
9 + 4 のさくらんぼ計算
- 9は、あと 1 で10。
- 4を「1と3」に わける。
- 9 + 1 = 10。
- のこった3と あわせて、10 + 3 = 13。
ポイントは「大きいほうの数を10にする」こと。9なら あと1、8なら あと2、7なら あと3で10になります。
どうして 4を 1と3に わけるの?
9を10にするには「あと1」が ほしいよね。だから 4の中から1を とってきて、9にあげるんだ。のこりは3。すると「10と3」になって、こたえは13。10のまとまりが できると、その先は かぞえなくても わかるんだよ。
✓理解チェック3
✓理解チェック4
たす数が大きいときは、前の数を分けてもOK
のように、うしろの数が大きいときは、うしろの9を10にすると らくです。前の3を「1と2」に分けて、9に1をあげます。
✓コツ
→ 9はあと1で10。3を「1と2」に分けて、、。
「10に近いほうの数を10にする」と、わける数が小さくてすみます。
どちらを分けても こたえは おなじ。やりやすい ほうで だいじょうぶです。
✓理解チェック5
✓理解チェック6
やってみよう(練習問題)
やってみよう①(基本:9や8にたす)
さくらんぼ計算でときましょう。
答えと解説を見る
- 9はあと1で10。3を1と2に分けて、、 → 12
- 8はあと2で10。4を2と2に分けて、、 → 12
やってみよう②(標準:いろいろなたし算)
計算しましょう。
答えと解説を見る
- 7はあと3で10。5を3と2に分けて → 12
- 8を10にすると らく。6を4と2に分けて、、 → 14
やってみよう③(応用:文章題)
考えて解きましょう。
- あめが9こ あります。7こ もらいました。ぜんぶで何こ?
- をとくとき、5と8の どちらを10にすると らく?
答えと解説を見る
- 式 。9はあと1で10。7を1と6に分けて、 → 16こ
- 8を10にするとらく(8はあと2、5を2と3に分ける)。10に近いほうを10にします。
家おうちの方へ
くり上がりは、小1で最大のヤマです。指で数える方法から「10のまとまりをつくる(さくらんぼ計算)」へ移行させるのが目標。鍵は2つの素地——「いくつといくつ(数の合成・分解)」と「10の補数(9なら1、8なら2…で10)」です。ここが弱いとつまずくので、10の補数を即答できるまで遊び感覚で練習を。十進法(10で位が1つ上がる)の最初の体験でもあります。ten frame(10のわく)やおはじきで「10にして、あといくつ」を見せると定着します。どちらの数を分けてもよい(10に近いほうを10にすると楽)ことも伝えてください。次はこの逆、くり下がりのひき算です。
10をつくる コツが わかったら、つぎは その ぎゃく。10からひく「くり下がりのあるひき算」に すすみましょう。
📌 1分まとめ(声に出して読もう)
- こたえが10をこえるたし算は、まず10のまとまりをつくる。
- さくらんぼ計算…たす数をわけて、10をつくる。
- 9+4 → 9にあと1で10。4を1と3にわけ、10と3で13。
- 10といくつ、で こたえがすぐわかる。
よくある質問
くり上がりのあるたし算は、どうやって計算しますか?
10のまとまりをつくる「さくらんぼ計算」で解きます。9+4なら、9はあと1で10なので、4を「1と3」に分けて、9+1=10、10+3=13。「大きいほうの数を10にする」のがポイントで、9ならあと1、8ならあと2、7ならあと3で10になります。
さくらんぼ計算では、なぜ先に10をつくるの?
わたしたちの数は「10で1つ上がる」しくみだからです。「10といくつ」の形にすると、10と3で13のように、その先はかぞえなくても答えがすぐわかります。だから4の中から1をとって9にあげ、まず10のまとまりを完成させるのです。
3+9のように、うしろの数が大きいときはどうするの?
うしろの9を10にすると楽です。前の3を「1と2」に分けて、9+1=10、10+2=12。どちらの数を分けても答えは同じなので、「10に近いほうの数を10にする」と、分ける数が小さくてすみます。
さくらんぼ計算が苦手な子は、何から練習すればいいですか?
土台になる2つ、「いくつといくつ(数の合成・分解)」と「10の補数(9なら1、8なら2で10)」の練習がおすすめです。ここが弱いとさくらんぼ計算でつまずくので、10の補数を即答できるまで遊び感覚で練習を。10のわく(ten frame)やおはじきで「10にして、あといくつ」を見せると定着します。
この単元でつまずいたとき、家庭でできること
- たし算に戻るつまずきの原因は、たいてい1つ前の単元にあります。まずそこを確かめてください。
- 印刷して、手を動かす読んでわかっても、手が動くとは限りません。無料のプリントを刷って、量をこなしてください。
- 説明役を、外部にまかせる教える側が説明しきれないときは、無料体験のある外部のサービスで様子を見る方法もあります。