展開図と見取図・位置の表し方

小4「直方体と立方体」を図でやさしく解説。立体を斜めから見た見取図、切り開いて平らにした展開図、組み立てたときに重なる辺や向かい合う面、横・たて・高さで点の位置を表す方法まで、図と例題でわかります。

このページのゴール

見取図と展開図のちがいを理解し、展開図から立体を組み立てて考えたり、点の位置を表せるようになる。

立体は、斜めから見た「見取図」と、切り開いて平らにした「展開図」の2つの見方ができます。立体と平面を行き来できると、面や辺のつながりがよくわかります。

見取図と展開図

やり方

  • 見取図 … 立体を斜めから見た図。全体の形がわかる(見えない辺は点線でかく)。
  • 展開図 … 辺にそって切り開いて平らにのばした図。組み立てると立体になる。

立方体の展開図

立方体を切り開くと、6つの正方形がつながった展開図になります。下は「十字(じゅうじ)」の形の展開図です。これを折り曲げて組み立てると、立方体になります。

組み立てると立方体になる

コツ

立方体の展開図は、この十字のほかにもいろいろな形があります(全部で11種類)。「組み立てたとき、面が重ならず、すきまなく立方体になるか」で見分けます。

重なる辺・向かい合う面

展開図を組み立てると、はなれていた辺どうしがくっついて重なる辺になります。また、組み立てたとき向かい合う面(平行になる面)も決まります。

やり方

立方体の展開図では…

  • 組み立てると、となり合わない面どうしが向かい合う(平行になる)。
  • 切り口だった辺が、ぴったり重なる
セナちゃんのアイコン
セナ

展開図を見ただけで、どの面が向かい合うかわかるの?

ホクト先生のアイコン
ホクト先生

なれるとわかるよ。十字の展開図なら、まん中の面の上下・左右の面が「側面」、いちばんはなれた面どうしが向かい合う。頭の中で折りたたむか、実際に紙で組み立ててみると確実だよ。

理解チェック①

点の位置の表し方

平面では、点の位置は「横・たて」の2つの長さで表せます。立体(直方体)では、これに「高さ」を加えた横・たて・高さの3つの長さで、点の位置を表せます。

例:ある頂点を基準(0)にして、「横に3cm、たてに2cm、高さに4cm」のように3つの数で表します。

理解チェック②

やってみよう(練習問題)

✏️ やってみよう①(基本:見取図と展開図)

言葉の意味を答えましょう。

  1. 立体を斜めから見て、全体の形がわかるようにかいた図は?
  2. 切り開いて平らにのばした図は?
答えと解説を見る
  1. 見取図
  2. 展開図

✏️ やってみよう②(標準:面の数・組み立て)

立方体の展開図について答えましょう。

  1. 立方体の展開図は、いくつの正方形でできている?
  2. 展開図を組み立てると、何という立体になる?
答えと解説を見る
  1. 6つ(面が6つだから)
  2. 立方体

✏️ やってみよう③(応用:位置の表し方)

点の位置を3つの数で考えましょう。

  1. 平面で点の位置を表すには、いくつの数が必要?
  2. 直方体で、ある頂点から「横5cm・たて3cm・高さ2cm」の位置にある点を考える。使った数は何の長さ?
答えと解説を見る
  1. 2つ(横・たて)
  2. 横・たて・高さの3つの長さ(立体は3つの数で位置が決まる)

おうちの方へ

見取図(斜めから・見えない辺は点線)と展開図(切り開いて平ら)の区別が出発点です。展開図は、組み立てたときに「どの辺が重なるか」「どの面が向かい合うか」を考えるのがポイント。最初は紙で実際に組み立てると、頭の中で折りたたむ力(空間認識)が育ちます。位置の表し方は「平面=2つ、立体=3つの数」。中学の座標や空間図形につながる大切な見方です。立方体の展開図が11種類あることも、余裕があれば探してみると楽しめます。

これで「直方体と立方体」、そして小4の図形(角の大きさ・垂直平行と四角形・直方体と立方体)がそろいました。平面の角・四角形から立体まで、図形を見る力が大きく広がりました。

📌 1分まとめ(声に出して読もう)

  • 見取図 = 立体を斜めから見た図(見えない辺は点線)。
  • 展開図 = 辺にそって切り開き、平らにのばした図。
  • 展開図を組み立てると、重なる辺・向かい合う面ができる。
  • 点の位置は、基準から「横・たて・高さ」の3つの長さで表せる。

よくある質問

展開図とはどんな図?見取図とのちがいは?

展開図は、立体を辺にそって切り開いて平らにのばした図で、折り曲げて組み立てると立体になります。見取図は、立体を斜めから見て全体の形がわかるようにかいた図で、見えない辺は点線でかきます。「平らに開いた図が展開図、斜めから見た図が見取図」と覚えましょう。

なぜ立方体の展開図は、正方形が6つなの?

立方体には正方形の面が6つあるからです。切り開いて平らにのばしても面の数は変わらないので、展開図は必ず6つの正方形がつながった形になります。展開図は十字の形のほかにも全部で11種類あり、「組み立てたとき、面が重ならず、すきまなく立方体になるか」で見分けます。

展開図を組み立てたとき、どの面とどの面が向かい合うの?

立方体の展開図では、となり合わない面どうしが向かい合って平行になります。十字の展開図なら、まん中の面の上下・左右にある面が側面になり、いちばんはなれた面どうしが向かい合います。なれないうちは、頭の中で折りたたむか、実際に紙で組み立ててみると確実にわかります。

立体の中の点の位置は、どうやって表すの?

ある頂点を基準(0)にして、「横・たて・高さ」の3つの長さで表します。たとえば「横に3cm、たてに2cm、高さに4cm」のように3つの数で表せます。平面では横・たての2つの長さで足りますが、立体では高さが加わるので3つ必要になります。この考え方は中学の座標や空間図形につながります。

#展開図#見取図#位置の表し方#小4算数