偶数と奇数(2でわり切れる/わり切れない)

偶数と奇数の意味を、図でやさしく解説。2でわり切れるのが偶数、わり切れないのが奇数。大きい数でも「一の位だけ」を見れば見分けられること、0が偶数であることまで、つまずきやすいところをしっかりカバーします。

このページのゴール

偶数と奇数の意味を理解し、一の位を見て見分けられるようになる。0が偶数であることも分かる。

整数は、ぜんぶ「偶数」か「奇数」のどちらかに分けられます。2でわり切れるのが偶数、わり切れないのが奇数です。むずかしそうに見えても、見分け方はとてもかんたん。じつは一の位だけを見ればよいのです。大きい数でも、一の位を見るだけで一瞬で分かります。ここをしっかり身につけましょう。

偶数と奇数って何?

**偶数(ぐうすう)**は、2でわり切れる整数のことです。0,2,4,6,8,10,0,2,4,6,8,10,\dots と続きます。 **奇数(きすう)**は、2でわり切れない整数のことです。1,3,5,7,9,11,1,3,5,7,9,11,\dots と続きます。

整数を小さい順にならべると、偶数と奇数が1つおきにこうたいであらわれます。

やり方

  1. その数を、22 でわってみる。
  2. わり切れたら(あまり 00)→ 偶数
  3. わり切れなかったら(あまり 11)→ 奇数

見分け方は「一の位だけ」

毎回2でわるのは大変です。でも、じつは一の位(いちばん右のけた)だけを見れば、すぐに分かります。

コツ

一の位が 0,2,4,6,80,2,4,6,8 → 偶数
一の位が 1,3,5,7,91,3,5,7,9 → 奇数

百のけたや千のけたは見なくてOK。右はしの1つだけを見ればいいのです。

たとえば 12381238 は、一の位が 88 なので 偶数457457 は、一の位が 77 なので 奇数。どんなに大きい数でも、このルールで一瞬です。

0 は偶数

00 は何にもないから、どっちでもないのでは?」と迷う人がとても多いところです。でも、00 は偶数です。0÷2=00\div2=0 できれいにわり切れる(あまりが 00)からです。一の位が 00 なので、見分け方のルールでもちゃんと偶数になります。

なぜ「2つずつのペア」で決まるの?

偶数か奇数かは、おはじきを2個ずつペアにできるかで考えると、絵で見てよく分かります。2個ずつ組にしていって、

  • ぴったりペアになり、あまりが 00 → 偶数
  • 1個だけあまる → 奇数
6個 → ぴったりペア(あまり0)= 偶数あまり 07個 → 1個あまる = 奇数1個あまる偶数 = 2 ×(整数) 奇数 = 2 ×(整数)+ 1例)6 = 2 × 3  7 = 2 × 3 + 1

つまり、偶数は 2×2\times(整数)奇数は 2×2\times(整数)+1+1 と書けます。ペアを作ったとき、ちょうど分かれるのが偶数、1個はみ出すのが奇数、ということです。この考え方は、中学でもそのまま使います。

いっしょに解こう

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セナ

38523852 みたいな大きい数って、2でわるの大変じゃない? 偶数か奇数か、どうやって決めるの?

ホクト先生のアイコン
ホクト先生

そこがポイント。一の位だけを見ればいいんだ。38523852 なら一の位は 2222 は偶数のなかま(0,2,4,6,80,2,4,6,8)だから、38523852 は偶数。千のけたや百のけたは見なくていいんだよ。

セナちゃんのアイコン
セナ

ほんとだ、ラクちん! でも、なんで一の位だけでいいの?

ホクト先生のアイコン
ホクト先生

101010010010001000 は、ぜんぶ 22 でわり切れる偶数だよね。だから一の位より上のけたは、いつも2でちょうど分けられる。あまるかどうかは、一の位だけで決まるんだ。だから一の位を見れば十分なんだよ。

理解チェック①

理解チェック②

よくある間違い

つまずきやすい3つを先回りします。

457457 を見て「百のけたが 44 だから偶数」 → 上のけたを見てしまった。⭕ 一の位 77 を見て奇数

❌ 「00 は奇数」「00 はどちらでもない」 → 0÷2=00\div2=0 でわり切れるので、00 は偶数

12381238 を「奇数」と判定 → 一の位 88 を見落とした。⭕ 一の位 88 は偶数のなかま

やってみよう(練習問題)

✏️ やってみよう①(基本:偶数か奇数か見分ける)

一の位だけを見て、偶数か奇数かを答えましょう。

  1. 2424
  2. 3535
  3. 7070
答えと解説を見る
  1. 一の位が 44偶数(確かめ:24÷2=1224\div2=12 でわり切れる ◎)
  2. 一の位が 55奇数(確かめ:35÷2=1735\div2=17 あまり 11 ◎)
  3. 一の位が 00偶数(確かめ:70÷2=3570\div2=35 でわり切れる ◎)

✏️ やってみよう②(標準:大きい数で判定する)

けたが多くても、見るのは一の位だけです。

  1. 12381238
  2. 457457
  3. 50005000
答えと解説を見る
  1. 一の位が 88偶数880,2,4,6,80,2,4,6,8 のなかま ◎)
  2. 一の位が 77奇数771,3,5,7,91,3,5,7,9 のなかま ◎)
  3. 一の位が 00偶数00 は偶数。上のけたは見なくてよい ◎)

✏️ やってみよう③(応用:仲間分けをする)

00 から 99 までの数を、偶数だけ・奇数だけに分けましょう。00 をわすれずに。

  1. 0,1,2,3,4,5,6,7,8,90,1,2,3,4,5,6,7,8,9 のうち、偶数を全部書きましょう。
  2. 同じ数のうち、奇数を全部書きましょう。
答えと解説を見る
  1. 偶数 → 0,2,4,6,80,2,4,6,800 も偶数。一の位が 0,2,4,6,80,2,4,6,8 の数 ◎)
  2. 奇数 → 1,3,5,7,91,3,5,7,9(一の位が 1,3,5,7,91,3,5,7,9 の数 ◎)

偶数が5個、奇数が5個。整数はかならず偶数か奇数のどちらかになります。

おうちの方へ

偶数・奇数のつまずきは、ほとんどが「00 の扱い」と「上のけたを見てしまう」の2つです。00 は偶数であること、判定は一の位だけでよいこと、この2点を押さえれば安定します。おはじきや家族の人数で「2人組にできる?」と実際にペアを作ってみせると、「あまるかどうか」が体でつかめて定着しやすくなります。

偶数・奇数が見分けられるようになったら、次は「ある数を何倍かした数」=倍数へ進みましょう。

📌 1分まとめ(声に出して読もう)

  • 偶数=2でわり切れる整数(0,2,4,6,8,0,2,4,6,8,\dots)。
  • 奇数=2でわり切れない整数(1,3,5,7,9,1,3,5,7,9,\dots)。
  • 見分け方は一の位だけ。一の位が 0,2,4,6,80,2,4,6,8 なら偶数、1,3,5,7,91,3,5,7,9 なら奇数。
  • 大きい数も一の位で判定。12381238 は偶数、457457 は奇数。
  • 00 は偶数。どんな整数も、偶数か奇数のどちらか。
#倍数と約数#偶数と奇数#小5算数