約分のやり方
分数をいちばんシンプルな形にする「約分」を、図とコツでわかりやすく。最大公約数で一気にする方法も身につきます。
◎このページのゴール
分数を、それ以上われない形(いちばんシンプルな形)まで約分できるようになる。
「約分しなさい」と言われると、なんだか難しく感じますよね。でも約分は、分数を「いちばんスッキリした形」に着替えさせるだけ。大きさは1ミリも変わりません。ここでは図とコツで、ぜったいできるようにします。
どこでつまずいた?
あてはまるものをタップ。そこから読むと近道です。
約分のやり方は3ステップ
→やり方
- 分母と分子の**両方をわれる数(公約数)**を1つ見つける
- その数で、分母と分子を両方わる
- もうわれる数がなくなるまでくりかえす
たとえば なら、分母9と分子6は両方3でわれます。
はもう両方をわれる数がないので、これで完成です。
どうして約分してもいいの?
分数は、同じ大きさをいろいろな数字で表せます。下の図を見てください。色のついた部分の「長さ」は、どちらもまったく同じですね。
4/8(8個に分けて4個分)
1/2(2個に分けて1個分)
と は、見た目はちがうけれど同じ大きさ。約分は、この「同じ大きさのなかま」から、いちばんシンプルな数字を選んであげることなのです。だから大きさは変わりません。
なるほど! じゃあ分母と分子を同じ数でわるのは、ピースを「まとめて大きくしてる」感じ?
そのとおり! 小さなピースを2個ずつまとめると半分の数になる。大きさは同じまま、数字だけスッキリするんだ。
✓理解チェック①
最大公約数を使えば一気に約分できる
を約分してみましょう。少しずつでもできますが、回数が増えます。
まず2でわって 、つぎに3でわって 。…2回もやった!
正解だよ。でも18と24の最大公約数は6。最初から6でわれば1回で終わるんだ。
✓コツ
コツ: 分母と分子の九九を思い出して、「両方に出てくるいちばん大きい数」でわると速い。思いつかなければ、2 → 3 → 5 … と小さい数から順にわっていけば、必ずいちばんシンプルな形にたどりつきます。
✓理解チェック②
よくある間違い
✕よくある間違い
(分子だけ3でわった)
(分母も分子も3でわる)
片方だけわるのは禁止。 分数は分母と分子をセットで同じ数でわらないと、大きさが変わってしまいます。
✕もう一つの間違い:とちゅうでやめてしまう
を2でわって で止めてしまう人が多いです。 はまだ両方を2でわれるので、 まで進めましょう。「もうわれる数はない?」と最後に必ず確認します。
✓理解チェック③
やってみよう(練習問題)
✏️ やってみよう(練習問題)
次の分数を、それ以上われない形まで約分しましょう。
答えと解説を見る
- (両方3でわる)
- (最大公約数4でわる)
- (両方5でわる)
- (最大公約数12でわる。思いつかなければ2→2→3と順に)
家おうちの方へ
約分でつまずく一番の原因は「九九の逆(わり算)がパッと出てこない」ことです。叱らずに、まず九九表を横に置いて「両方の段に出てくる数はどれ?」と一緒にさがしてあげてください。慣れれば最大公約数も自然に見えてきます。
次は、分母のちがう分数をたしたり引いたりする準備、通分に進みましょう。約分とセットで使う、いちばん大事な技です。
📌 1分まとめ(声に出して読もう)
- 約分=分母と分子を同じ数で同時にわって、シンプルにすること。
- わっても分数の大きさは変わらない(見た目が変わるだけ)。
- 最大公約数で一回わると、一気に約分できる。
- 「もうわれる数がないか?」を最後に必ず確認する。