平均の利用(合計を求める)
平均から合計を逆算する方法を図でわかりやすく解説。「合計=平均×個数」の考え方を使って、テストであと1教科に必要な点数のような残りの1つを求める問題や、目標の平均にするための計算、人数のちがうグループの平均を単純に平均してはいけない注意点まで身につきます。
平均の利用では、合計=平均×個数で合計を逆算できます( 教科の平均が 点なら合計は 点)。「あと1教科で何点必要?」は、目標の合計からわかっている分の合計を引いて 点のように求めます。人数のちがうグループは平均どうしを平均してはいけません( 人平均 点と 人平均 点は 点で、 点は誤り)。
◎このページのゴール
「合計=平均×個数」を使って、合計や残りの値を求められるようになる。
平均がわかると、逆に合計を求めることができます。「合計=平均×個数」。これを使えば、「残りの1教科は何点必要?」のような問題も解けます。
どこでつまずいた?
あてはまるものをタップ。そこから読むと近道です。
合計=平均×個数
平均は「合計÷個数」でした。これを逆にすると、
→やり方
合計 = 平均 × 個数
例:5教科の平均が70点 → 合計は 点。
✓理解チェック1
図で見る
平均70が5個分そろっている、と考えると、合計はその全部=。
✓理解チェック2
残りの1つを求める
「全体の合計」から「わかっている分の合計」を引けば、残りが出ます。
例:5教科の平均を70点にしたい。4教科で 72・68・75・60 点。あと1教科は何点必要?
- 目標の合計:
- 4教科の合計:
- あと1教科: 点
平均を出すだけじゃなくて、逆向きにも使えるんだね。
そう。「合計=平均×個数」で目標の合計を出して、わかっている分を引く。これで“あと何点必要か”が分かる。テストの目標設定にも使えるよ。
✓理解チェック3
✓理解チェック4
平均の平均に注意
✕よくある間違い
人数のちがう2クラスの平均を、単純に「平均どうしの平均」で求めるのはまちがい。
(例:30人で平均60点、20人で平均70点 → 全体は 点 ではない)
正しくは、合計を出してから全体の人数でわる:点。
✓理解チェック5
✓理解チェック6
やってみよう(練習問題)
やってみよう①(基本:合計=平均×個数)
平均と個数から合計を求めましょう。
- 6個の平均が50。合計は?
- 平均25kg の荷物が4個。合計の重さは?
答えと解説を見る
- 合計 = 平均 × 個数 = (確かめ: ◎)
- 合計 = kg(確かめ: ◎)
やってみよう②(標準:残りの1つ・いくつ分を求める)
逆算を使いましょう。
- 5教科の平均を80点にしたい。4教科で 78・82・75・85 点。あと1教科は何点必要?
- 合計360点、平均が72点のとき、何教科ぶん?
答えと解説を見る
- 目標の合計 、4教科の合計 → あと 点(確かめ:合計 、 ◎)
- 個数 = 合計 ÷ 平均 = 教科(確かめ: ◎)
やってみよう③(応用:身近な場面で逆算する)
文章をよく読み、合計に直してから考えましょう。
- 1日平均8000歩を1週間(7日)続けると、合計で何歩あるくことになりますか。
- あるクラスのテストで、男子18人の平均は60点、女子12人の平均は70点でした。クラス全体(30人)の平均は何点ですか。(平均どうしを平均してはいけません)
答えと解説を見る
- 合計 = 平均 × 日数 = 歩(確かめ: ◎)
- まず合計に直す。男子 点、女子 点 → 全体の合計 点。全体30人でわって 点(確かめ: ◎。 とはちがうことに注意)
家おうちの方へ
「合計=平均×個数」を軸に、平均・合計・個数のどれでも求められます。残りの1つは「目標の合計−わかっている合計」。つまずきやすいのは「平均の平均」——人数がちがうときは必ず合計に戻してから全体でわる、と確認させてください。単位量あたり・速さと同じ「1あたり×いくつ分=全体」の仲間です。
これで小5「平均」は完全攻略です! 平均はデータの代表値として、中学・高校のデータ分析でもずっと使う基本です。
📌 1分まとめ(声に出して読もう)
- 合計 = 平均 × 個数(平均の逆算)。
- 個数 = 合計 ÷ 平均。
- 残りの1つ = 全体の合計 − わかっている分の合計。
- 人数(個数)がちがうグループは、単純に平均どうしを平均できない。
よくある質問
平均から合計を求めるには、どう計算するの?
合計=平均×個数で求めます。たとえば5教科の平均が70点なら、合計は 70×5=350点です。平均=合計÷個数の逆算で、個数を求めたいときは 個数=合計÷平均 とできます。
どうして平均×個数で合計が出るの?
平均は、全部をならして同じ大きさにそろえた数だからです。平均70点の5教科は「70が5個分そろっている」のと同じなので、合計はその全部で 70×5=350点。もともと平均は合計÷個数で出しているので、逆にかければ合計にもどります。
「あと1教科で何点必要?」は、どうやって求めるの?
目標の合計から、わかっている分の合計を引きます。たとえば5教科の平均を70点にしたいなら、目標の合計は 70×5=350点。4教科の合計が 72+68+75+60=275点なら、あと1教科は 350−275=75点必要です。
2つのグループの平均は、平均どうしを平均すればいいの?
人数(個数)がちがうときは、それではいけません。必ず合計にもどしてから、全体の人数でわります。たとえば30人で平均60点、20人で平均70点なら、(60×30+70×20)÷50=64点。(60+70)÷2=65点としてしまうのは、よくあるまちがいです。
この単元でつまずいたとき、家庭でできること
- 平均とは(合計÷個数)に戻るつまずきの原因は、たいてい1つ前の単元にあります。まずそこを確かめてください。
- 説明役を、外部にまかせる教える側が説明しきれないときは、無料体験のある外部のサービスで様子を見る方法もあります。