小5「平均」をやさしく攻略

平均は「でこぼこをならして、同じ高さにそろえた大きさ」。求め方は「合計÷個数」だけ。意味を図でつかめば、平均から合計を逆算する問題もスラスラ解けます。

この単元のゴール

平均の意味を理解し、平均を求めたり、平均から合計を逆算したりできるようになる。

学ぶ順番(このとおり進めばOK)

この単元でつまずくところ

手が止まりやすい箇所と、その原因です。

文章題で何を個数にすればよいか決められない

合計は出せても、日数・人数・回数のどれでわるかで迷う状態です。「1つ分は何のことか」を先に言葉で言わせてください。1日あたりを聞かれていれば個数は日数、1人あたりなら人数です。求めたい「あたり」の言葉が、そのままわる数を決めます。

わり切れずに小数が続くと、計算の手が止まる

整数でぴったり終わる計算に慣れているのが原因です。平均はわり切れないことも多く、小数第二位より先まで続く場合があります。小数のわり算と、四捨五入してがい数にする手順に一度戻してください。どの位まで出すかを先に決めてから筆算を始めると、手が止まりにくくなります。

教えるときのポイント

  • 式より先に、でこぼこの棒を同じ高さにならす図を見せると、平均が「全部同じだったら1つ分はいくつか」を表す数だとつかめます。
  • 平均を出したら「平均×個数」でもとの合計に戻して確かめさせると、次に学ぶ合計の逆算が別の公式ではなく同じ関係の裏返しだと分かります。
  • 0の日をふくむ記録は、先に「何日ぶんの記録か」を数えさせてから合計を出す順にすると、0を個数から落とすまちがいが起きにくくなります。

家庭・指導の場での確認

同じ大きさのコップを4つ並べ、ちがう高さまで水を入れて、移し合って同じ高さにそろえてみてください。減らした分と増やした分が同じだと目で見えます。そのあと「何cmずつになった」と聞くと、平均の意味と数がつながります。

よくある質問

平均が0.5人のような数になってもいいのですか?

かまいません。平均は実際にいた1人分を指す数ではなく、全体をならすと1つ分がどれだけになるかを表した数だからです。1家庭あたりの子どもの人数が1.8人のように、現実には見あたらない値になることがあります。答えとしては正しいので、そのまま書いて大丈夫です。

平均だけでデータを比べてよいのですか?

1つだけ極端に大きい値があると、平均はそちらに引っぱられます。5人のうち4人が100円、1人が5000円なら平均は1080円で、多くの人の実感からずれます。小6の「データの調べ方」では、まん中の値(中央値)やいちばん多い値(最頻値)もあわせて見ることを学びます。

わり切れないときは、どこで四捨五入しますか?

問題に「上から2けたのがい数で」「小数第一位まで」などの指示があれば、それに従います。指示がないときは、もとの数より1けた細かいところまで出すと扱いやすくなります。整数で記録した点数なら小数第一位まで、小数第一位まではかった体温なら小数第二位まで、が目安です。

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