単位量あたりの大きさとは?(こみぐあい)

単位量あたりの大きさとは、広さや数がちがうものを「1あたり」にそろえて公平に比べるための量のことです。小5算数のこの単元では、マットのこみぐあいを例に二重数直線を使って全体の量÷いくつ分で求める考え方をやさしく解説し、買い物でのお得さの比べ方まで身につきます。

先に答え

単位量あたりの大きさ=全体の量÷いくつ分で、広さや数がちがうものを「11 あたり」にそろえて比べるための量です。マットAが 44 枚に 66 人なら 6÷4=1.56\div4=1.5 人、Bが 55 枚に 88 人なら 8÷5=1.68\div5=1.6 人で、11 枚あたりの人数が多いBのほうがこんでいます。「11 人あたり何㎡」で比べるときは向きが逆になり、大きいほうがすいていることになるので、何を 11 にするかを先に決めます。

このページのゴール

「1あたりの量」で比べる考え方を理解し、単位量あたりの大きさを求められるようになる。

「Aのマットは4枚に6人、Bは5枚に8人。どっちがこんでいる?」——枚数も人数もちがうと、そのままでは比べられません。そこで「1枚あたり何人」にそろえます。これが単位量あたりの大きさです。

そのままでは比べられない

「6人」と「8人」だけ見るとBが多いですが、マットの枚数(広さ)がちがいます。広さがちがうと、人数だけでは混み具合を比べられないのです。

理解チェック1

1あたりにそろえる

やり方

単位量あたりの大きさ = 全体の量 ÷ いくつ分

「1枚あたり何人」なら、人数 ÷ 枚数

  • A:6÷4=1.56\div4=1.5(1枚あたり1.5人)
  • B:8÷5=1.68\div5=1.6(1枚あたり1.6人)

1枚あたりの人数が多いBのほうがこんでいるとわかります。

理解チェック2

図で見る(二重数直線)

4枚で6人 → 1枚あたり1.5人。下の図で「1(枚)」のところの人数が、1あたりの大きさです。

人数(人) マット(枚) 0 0 1.5 1 6 4
セナちゃんのアイコン
セナ

「1人あたり何枚」で比べてもいいの?

ホクト先生のアイコン
ホクト先生

いいよ! その場合は枚数÷人数で「1人あたりの広さ」。ただし広い(1人あたりの枚数が大きい)ほうがすいている、と逆になるので注意。どちらで比べるか最初に決めよう。

理解チェック3

理解チェック4

どちらを「1」にする?

コツ

1◯◯あたり△△」の◯◯を1にそろえます。
・1枚あたり何人 → 人数 ÷ 枚数
・1人あたり何㎡ → 面積 ÷ 人数
比べたい内容に合わせて、何を1にするか先に決めるのがコツ。

理解チェック5

理解チェック6

やってみよう(練習問題)

やってみよう①(基本:1あたりを出す)

「1◯◯あたり△△」を、全体 ÷ いくつ分で求めましょう。

  1. 5枚のマットに15人。1枚あたり何人?
  2. 6mで300円のリボン。1mあたり何円?
答えと解説を見る
  1. 人数 ÷ 枚数 = 15÷5=315\div5=3 人(確かめ:3×5=153\times5=15 ◎)
  2. 代金 ÷ 長さ = 300÷6=50300\div6=50 円(確かめ:50×6=30050\times6=300 ◎)

やってみよう②(標準:小数になる・こみぐあいを比べる)

わり切れないときは小数のまま。混み具合は「1あたりの人数が多い=こんでいる」です。

  1. 4㎡に10人。1㎡あたり何人?
  2. AとB、こんでいるのはどっち? A:4枚に8人、B:3枚に9人
答えと解説を見る
  1. 人数 ÷ 面積 = 10÷4=2.510\div4=2.5 人(確かめ:2.5×4=102.5\times4=10 ◎)
  2. A:8÷4=28\div4=2人、B:9÷3=39\div3=3人 → 1枚あたりの人数が多い Bのほうがこんでいる(確かめ:2×4=82\times4=83×3=93\times3=9 ◎)

やってみよう③(応用:どっちがお得か比べる)

買い物で「どっちがお得か」は、1個あたりの値段にそろえて比べます。安いほうがお得です。

  1. 同じおかしが、A店では5個で400円、B店では8個で560円。1個あたりが安いのはどっち?
  2. ジュースが、Sサイズは300mLで120円、Lサイズは500mLで180円。1mLあたりが安いのはどっち?(1mLあたりは小数でOK)
答えと解説を見る
  1. A:400÷5=80400\div5=80 円、B:560÷8=70560\div8=70 円 → 1個あたりが安い Bがお得(確かめ:80×5=40080\times5=40070×8=56070\times8=560 ◎)
  2. S:120÷300=0.4120\div300=0.4 円、L:180÷500=0.36180\div500=0.36 円 → 1mLあたりが安い Lがお得(確かめ:0.4×300=1200.4\times300=1200.36×500=1800.36\times500=180 ◎)

おうちの方へ

単位量あたりは「1あたりにそろえて比べる」という、割合・速さと共通の考え方です。つまずきは「何を1にするか」と「わる順番」。『1◯◯あたり△△』の◯◯でわる、と覚えさせてください。混み具合は「1あたりの人数が多い=こんでいる」「1人あたりの広さが大きい=すいている」の向きにも注意します。

次は、人口密度・単価・燃費など、単位量あたりの実生活での使い方です。

📌 1分まとめ(声に出して読もう)

  • 広さも数もちがうものは、1あたりにそろえて比べる。
  • 単位量あたりの大きさ = 全体の量 ÷ いくつ分
  • 「1枚あたり何人」「1人あたり何㎡」など、何を1にするか決める。
  • 割合・速さと同じ「1あたり」の考え方。

よくある質問

単位量あたりの大きさとは何ですか?

単位量あたりの大きさとは、「1枚あたり何人」「1mあたり何円」のように、1あたりにそろえて表した量のことです。枚数や広さがちがうものどうしでも、1あたりにそろえれば混み具合やお得さを比べられます。求め方は、全体の量÷いくつ分です。

こみぐあいはどうやって比べますか?

「1枚あたり何人」「1平方メートルあたり何人」のように、1あたりの人数にそろえて比べます。たとえばマット4枚に6人なら6÷4=1.5人、5枚に8人なら8÷5=1.6人で、1枚あたりの人数が多いほうがこんでいます。人数だけを見ても、広さがちがえば混み具合は比べられません。

「1枚あたり何人」と「1人あたり何枚」、どちらで比べればいいですか?

どちらでも比べられますが、向きが逆になることに注意が必要です。1あたりの人数が多いほうが「こんでいる」、1人あたりの広さが大きいほうが「すいている」となります。どちらで比べるかを最初に決めてから計算しましょう。

買い物でどちらがお得かを比べる方法はありますか?

1個あたり(1mLあたり)の値段にそろえて、安いほうがお得です。たとえば5個で400円なら400÷5=80円、8個で560円なら560÷8=70円なので、8個560円のほうがお得とわかります。量も値段もちがう商品を、公平に比べられる方法です。

なぜ「1あたり」にそろえると比べられるの?

枚数や広さ、量がちがうままでは、人数や値段だけを見ても公平にくらべられないからです。「1枚あたり何人」「1個あたり何円」のように、どれも同じ「1」を基準にそろえると、あとは数の大小を見るだけで、どちらがこんでいるか、どちらがお得かを決められます。割合や速さと共通の「1あたり」の考え方です。

この単元でつまずいたとき、家庭でできること

  1. 小数のわり算に戻る
    つまずきの原因は、たいてい1つ前の単元にあります。まずそこを確かめてください。
  2. 説明役を、外部にまかせる
    教える側が説明しきれないときは、無料体験のある外部のサービスで様子を見る方法もあります。
#単位量あたり#こみぐあい#小5算数