〜引き・〜増しの文章題(割引・割増)
「2割引き」「3割増し」の意味と計算を、図でわかりやすく。割引後のねだんや割増後の量を、もとの量の何倍かで一発で求めるコツが身につきます。
◎このページのゴール
割引・割増の文章題を、「もとの量の何倍になるか」を使って解けるようになる。
「1000円の品物が2割引き!」——いくらになる? 割引や割増は、買い物・ニュースで毎日のように出てきます。コツは、引いたあと・増えたあとが「もとの何倍か」を先に出すこと。これで計算が一気に短くなります。
どこでつまずいた?
あてはまるものをタップ。そこから読むと近道です。
〜引き(割引)の考え方
「2割引き」は、もとから2割(0.2)を引いた残りを買う、ということ。残りは全体(1)から0.2を引いて 0.8。
→やり方
- もとを 1 とみる
- 引く割合をひく → 残りの倍率(例:2割引き → )
- もとの量 × 残りの倍率 で、引いたあとの量を出す
例:1000円の2割引きは?
図で見ると、もと(1000円=1)から2割(0.2)を取り去った残り0.8が払うねだん。だから「0.8倍」で一発です。
わざわざ「引いた残り」を出すの? ふつうに200円引いちゃダメ?
それでもOK! を引いて800円。でも「0.8倍」で出すと1回の計算で終わるから速いし、ミスも減るんだ。両方できると強いよ。
✓理解チェック①
〜増し(割増)の考え方
「3割増し」は、もとに3割(0.3)を足した合計。倍率は 。
例:500mLの3割増しは?
✓コツ
まとめ: 〜引きは 割合、〜増しは 割合 が「もとの何倍か」。
あとは もとの量 × その倍率 をかけるだけ。
✓理解チェック②
よくある間違い
✕よくある間違い
1000円の2割引き → 円と答える
200円は「引く金額」。買うねだんは残りの 円
「割引の額」と「割引後のねだん」をとりちがえやすいです。問題が聞いているのはどっち? を必ず確認しましょう。
発展:もとのねだんを逆算する
例:2割引きで800円でした。もとのねだんは?
800円は、もとの 倍にあたります。もとを□とすると なので、
「くらべる量 ÷ 割合 = もとにする量」の考え方(前のレッスン)がそのまま使えます。
✓理解チェック③
やってみよう(練習問題)
✏️ やってみよう①(基本:割引・割増を計算する)
〜引きは 割合、〜増しは 割合 の倍率を、もとの量にかけます。
- 1500円の2割引きは何円?
- 200gの15%増しは何g?
答えと解説を見る
- 2割引き=倍。1200円(確かめ:引く分円、円 ◎)
- 15%増し=倍。230g(確かめ:増える分g、g ◎)
✏️ やってみよう②(標準:もとのねだんを逆算する)
割引後のねだんは「もとの○倍」。倍率割引後 から、もとを求めます。
- 4割引きで1200円。もとのねだんは?
- 3割引きで2100円。もとのねだんは?
答えと解説を見る
- 4割引き=0.6倍。 なので 2000円(確かめ:円 ◎)
- 3割引き=0.7倍。 なので 3000円(確かめ:円 ◎)
✏️ やってみよう③(応用:2段階の割引・消費税)
割引やクーポン、消費税が重なる問題。順番に計算しましょう。
- 定価2000円を「20%引き」で買い、さらに100円引きクーポンを使うと?
- 本体価格500円のおかしに、消費税10%がかかります。支払う金額は?
答えと解説を見る
- 20%引き=0.8倍。円。そこから100円引いて 1500円(確かめ:引いた額は円+クーポン100円=500円、円 ◎)
- 消費税10%は「1割増し」と同じで 倍。550円(確かめ:税円、円 ◎)
家おうちの方へ
割引・割増は、実際の買い物で一緒に計算してみるのがいちばんの教材です。「これ2割引きだといくら?」とレジ前で聞くだけで、生きた練習になります。「引く額」か「払う額」か、どちらを聞かれているかを意識させると、文章題のミスが減ります。
これで小5「割合」は完全攻略です! 割合は中学の「比」「一次関数」、理科や社会のグラフ読み取りにも直結する、一生使う力。わからなくなったら、いつでもこのページ群に戻ってきてくださいね。
📌 1分まとめ(声に出して読もう)
- 2割引き = もとの (1−0.2)=0.8 倍。
- 3割増し = もとの (1+0.3)=1.3 倍。
- 「引いた残り」「増えた合計」を、もとの量×倍率で一発で出せる。
- %は小数に直してから計算する。
よくある質問
2割引きのねだんは、どうやって計算するの?
もとのねだんに(1−0.2)=0.8 をかけて、1回の計算で求められます。たとえば1000円の2割引きは 1000×0.8=800円です。「引く分(1000×0.2=200円)を出してから引く」方法でも同じ答えになりますが、0.8倍なら一発で速く、ミスも減ります。
なぜ2割引きが「0.8倍」になるの?
もとのねだんを1とみると、2割引きは全体1から0.2を取り去った残りを買うことだからです。残りは 1−0.2=0.8 なので、払うねだんは もとの量×0.8 で求められます。反対に3割増しなら、1に0.3を足した 1+0.3=1.3倍 です。
割引の問題でよくあるまちがいは?
「引く金額」と「割引後のねだん」のとりちがえです。1000円の2割引きで 1000×0.2=200円 と答えてしまうミスがよくありますが、200円は引く金額で、実際に払うのは残りの 1000−200=800円。問題が聞いているのはどちらなのかを必ず確認しましょう。
割引後のねだんから、もとのねだんを求めるには?
割引後のねだんを倍率でわって逆算します。2割引きで800円なら、800円はもとのねだんの0.8倍にあたるので、800÷0.8=1000円 がもとのねだんです。「くらべる量÷割合=もとにする量」の考え方がそのまま使えます。