縮尺と縮図の利用(地図・測れない長さ)
小6「拡大図と縮図」の縮尺を図でやさしく解説。縮尺の意味と表し方(1/25000など)、地図上の長さから実際の距離を求める方法、直接はかれない木の高さや川幅を縮図で求める方法まで、図と例題でわかります。
◎このページのゴール
縮尺の意味を理解し、地図上の長さから実際の距離を求めたり、縮図で測れない長さを求められるようになる。
地図は、広い土地を同じ形のまま小さくした「縮図」です。どれだけ縮めたかを表すのが「縮尺」。これを使うと、地図から実際の距離を計算したり、はかれない高さも求められます。
どこでつまずいた?
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縮尺とは
縮尺は、実際の長さをどれだけ縮めたかの割合です。「」「1:25000」「25000分の1」などと表します。 は「実際の25000を1に縮めた」という意味です。
実際の長さを求める
縮図上の長さに、縮尺の分母(何分の1の「何」)をかければ、実際の長さになります。
→やり方
実際の長さ = 縮図上の長さ × 縮尺の分母
例: の地図で、A〜Bが地図上3cm。実際は
単位をなおす(cm → m → km)
計算で出た長さは cm のことが多いので、m や km になおします。
→やり方
- 100cm = 1m
- 1000m = 1km
- (つまり 100000cm = 1km)
さっきの cm は、 → 750m。
✕よくある間違い
縮尺の計算で出るのはふつう cm。「3×25000=75000」で止めて「75000m」としないこと。まず単位をそろえる(75000cm=750m)まで忘れずに。
地図上の長さも、実際の長さも、同じ「cm」で計算するの?
そう、まずは同じ単位(cm)で「縮図上×分母」を計算して、最後に答えを m や km に直すのがコツ。とちゅうで単位をまぜると間違えやすいよ。
✓理解チェック①
測れない長さを縮図で求める
木の高さや川のはばなど、直接はかれない長さも、縮図をかけば求められます。はかれる長さ(地面のきょりなど)と角を使って小さな縮図をつくり、対応する長さを実際の大きさにもどします。
例:木から10mはなれた所で見上げ、 の縮図をかいたら、縮図での木の高さが6cmになった。実際の高さは cm = 6m(目の高さ分はここでは省略)。
✓理解チェック②
やってみよう(練習問題)
✏️ やってみよう①(基本:縮尺の意味)
縮尺の意味を確かめましょう。
- の縮尺は、何を1に縮めたという意味?
- 実際の長さは「縮図上の長さ」に何をかける?
答えと解説を見る
- 実際の50000を1に縮めた(実際は地図の50000倍)
- 縮尺の分母(この例なら50000)
✏️ やってみよう②(標準:実際の距離)
実際の長さを求め、mやkmになおしましょう。
- の地図で地図上2cm。実際は何m?
- の地図で地図上4cm。実際は何km?
答えと解説を見る
- cm = 200m
- cm = 2000m = 2km
✏️ やってみよう③(応用:縮図上の長さ・逆算)
逆に「縮図上の長さ」を求めることもできます。
- 実際300mの道を の地図にかくと、地図上は何cm?
- 実際の高さ8mの木を の縮図にかくと、縮図上は何cm?
答えと解説を見る
- 300m=30000cm。 3cm
- 8m=800cm。 8cm
家おうちの方へ
縮尺は「実際を縮めた割合」。実際の長さ=縮図上の長さ×分母、が基本式です。最大のつまずきは単位(計算で出るcmをm・kmに直し忘れる)なので、「まずcmで計算→最後に直す」を徹底させてください。 の意味(実際は地図の25000倍)を言葉で言えると確実です。木の高さなどを縮図で求める利用は、中学の相似や三角比の入り口。地図やプラモデルの縮尺表示を一緒に見ると実感がわきます。
これで「拡大図と縮図」、そして対称な図形とあわせて小6の図形がぐっと充実しました。形を「同じ大きさ(合同)」「同じ形で大小(拡大・縮図)」「折る・回す(対称)」と多角的に見る力が身についています。
📌 1分まとめ(声に出して読もう)
- 縮尺 = 実際の長さを縮めた割合(例:1/25000)。
- 実際の長さ = 縮図上の長さ × 縮尺の分母。
- 縮図上の長さ = 実際の長さ ÷ 縮尺の分母。
- 縮図を使えば、直接はかれない長さ(木の高さ・川幅など)も求められる。